丸尾末広先生にはまりそう
お久しぶりです。もふもふです。
留学の時からYouTubeを漁りまくり、友人には勝手にYouTuberソムリエをしている私ですが、最近、素敵なYoutuber様をみつけました。
好事家ジュネ 様です。
主に、アングラ文化(漫画・映画・文学・部隊)や球体関節人形を紹介していらっしゃるYoutuber様ですが、説明が本当にお上手なのと、徹底的に作品を調べ上げてらっしゃるため、どの動画もとても興味深いです。
アングラなものに対しては全く存じ上げなかったのですが、偶然おすすめに上がっていて、見たらはまってしまってほぼすべての動画をみております(笑)
そのジュネ様の動画で漫画家:丸尾末広先生について説明された動画があります。
漫画好きなら『少女椿』を小耳にはさんだことがあるかもしれないですね。私も昔pixivで見かけて、なんだこの漫画は~~~~!!と思った覚えがあります。
繊細な美しい絵に反して、強烈なエログロ描写!
映画化やアニメ化、舞台化とメディアミックスもされている作品なので、知っている方も多いかもしれないですね。
私自身は怖いと思わなかったのですが、エログロ体制がない人にはきついかもしれないです。あと、ハッピーエンドじゃなきゃ嫌な人にも辛い展開だと思います。
『少女椿』のパイロット版(と思われる)は下記、『薔薇色ノ怪物』で読むことができます。
こっちのほうが何倍もきょーれつでした(笑)!!!
短編集だと思って軽い気持ちで読んだのですが、デビュー作も含め、割と尖った作品が多いです。これを読むと、最近の『トミノの地獄』とかって、まだマイルドだなと思うので感覚が狂いますね。
一コマ、明らかにバルテュスの「ギターのレッスン(公共の場では閲覧注意な絵です)」をモチーフとしたであろう絵があるのですが、当時の日本でどうやってバルテュスに巡り合ったのだろうか…流行っていたのでしょうか…
ちなみに、母は丸尾末広先生を昔から知っておりました。私の部屋にある『少女椿』を見たとたんに、「どっっっかでみたぞ……」とずっとぶつぶつ言っていて、「そんなわけないだろう」と思っていたのですが、彼女の感はあっていました。
叔父が買った『ギチギチくん』が祖母の家にあったからです。
『少女椿』を見た時に、どこかで見たことがあると言っていたのですが、まさかのギチギチ君(笑)
『少女椿』のようなエログロを前面に押し出した作品ではないですが、ところどころ「せっ、性癖が歪みそう…」というシーンがあるので、小さなお子さんにはなかなか読ませられないかもです。
ちなみに、同じくアングラ界では超有名であろう『ライチ★光クラブ』も読んでみました。
エロ!BL!グログログログロ……
うん、いいですね。
しかし、私がこの本を読んで一番思ったのが
私……成長してしまったな……
でした。
キャラもお話もとても魅力的なのですが、大人に向けられた嫌悪感に対して「あ~、中二病っぽい……」とどこか冷めた目で読んでしまったのです。
自分が中学生や高校生の時には、素直にハマることが出来たであろう作品だと思うと、自分の成長がとても哀しかったです。
こちら↓の本も読みました。これを読むと、キャラたちへの愛着がより深まりそう。
ここまで書くと、「もふもふさんはアングラというか、元からエログロ好きなん?」って思われそうですが、最近まで全くダメでした。
平気になったのはここ、2、3年です。
何でかって言うと近年、歳を取ったのもあるのか「やっぱり生きている人間が一番怖いよね」と悟ったのが一番大きいですね。
ここ最近、特にね…コロコロより、それにかかってしまった人間を差別する人間のほうが怖い…と思う派です。
もし、歳を取ってからホラーやエログロ漫画が読めるようになった方がおりましたら是非コメントくださいませ。
※Amazonのアソシエイトとして、もふもふは適格販売により収入を得ています。