世界の文明が地球を一巡する――エジプト、メソポタミア、中国、インド、古代文明が栄えたところは何故か逆戻りもせず新しい文明地を求めて、地上の繁栄を均衡するかのように巡ってきたのには意味があると推察する。そして20世紀には新大陸の強力な経済発展を元に、世界を牽引する軍産大国が出現した。その間に2度の大戦を経過して、ファイブアイズのアングロサクソン系が優位に政治経済を取り仕切ってきた。と思ったら、21世紀には築き上げた自らの覇権を崩壊させる憂き目に遭っている。このように人智では解せない地球規模の変動は、どうして起きているのか?
仏教的に見ると、無常が支配している宇宙観から、地球も絶えず変遷する秩序の中に取り込まれているので、造物の人間界にも等しく変化が表れる、と言えようか。科学的素養がなくとも肌で感じる世界観と名打てば、宇宙観も万人に許容された哲学となる。たかだか100年の人命であるにも拘わらず、目まぐるしく地球を取り巻く環境の変化が、厳然として眼前に表れるのを見ていると、人間の業のなせる帰結なのだとつくづく思わせる。だからウクライナの問題もパレスチナの人間浄化ジェノサイドも、人間完成度の低い指導者が秩序を乱している事によって起こっている現象なのだ。
仏教的に見ると、無常が支配している宇宙観から、地球も絶えず変遷する秩序の中に取り込まれているので、造物の人間界にも等しく変化が表れる、と言えようか。科学的素養がなくとも肌で感じる世界観と名打てば、宇宙観も万人に許容された哲学となる。たかだか100年の人命であるにも拘わらず、目まぐるしく地球を取り巻く環境の変化が、厳然として眼前に表れるのを見ていると、人間の業のなせる帰結なのだとつくづく思わせる。だからウクライナの問題もパレスチナの人間浄化ジェノサイドも、人間完成度の低い指導者が秩序を乱している事によって起こっている現象なのだ。