私が小学5年生の時に家で犬 を飼うことになりました。
白い毛がフワフワしていて黒い丸い目がカワイイ、スピッツ
でした。(女の子)名前は「ルル」と付けました。
私はその頃、「名犬ラッド」と言う小説 にハマっていて
何度も読み返していました。
小説の主人公はコリー犬で「ラッド」と言う名前のとても
賢い犬でした。
立派な大人の男の人がご主人でラッドは色々、名犬ぶりを
発揮する楽しいお話でした。
私はラッドの飼い主のような立派なご主人になりたいと思って
いました。
犬はリーダ-が必要なので私も新しく我が家の犬になった
「ルル」のご主人(リーダー)になりたかったのです。
ルルの世話を一生懸命やりました。
朝夕 のご飯も散歩もシャンプーも頑張りました。
狂犬病の予防接種 にも私がルルを連れてバス に乗って動物病院へ連れて行きました。
毎日色々頑張っていましたが、ルルは私をご主人と認めてくれていないかも…と思うことが時々、ありました。
そして、ある日、母 に言われてしまいました。
「ルルは、ゆみちゃんのことを大好きな友だちだと思って
いるねぇ」…
私は末っ子で家では一番チビだったので、ルルは私をリーダー
と認めていなかったのです。
ルルのリーダーは、母でした。
母の言うことは、よく聞きました。
私はショックでがっかりして、しばらく落ち込んで、
いました。
でもルルのことは好きだったので、また仲良くして、お世話
もしました。
私はご主人になれなかったけど、「ルル」は賢くて優しい
犬でした。
何だか」、暑い。
コッキー&チビコより。
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