親御様のブログなり、Xのつぶやきなり、拝見して…
「この参考書で勧められたことをやったけど、ダメで、別のものをやることにした」
というものもあれば、もっと拡大して、
「この塾はダメだったから、別の塾に~~」
などのものも。
この種のもの、中学受験において、ものすごく、おきがち。
大学受験とかであれば、
センターレベル(あ、すでに死語と化した表現か…)、私大上位中位下位のどれか、とか
レベルわけがなされているわけせすが。
中学受験、その種のレベル分けが存在せず。
あいや、塾が~~という話であれば、
その塾のボリューム層?
どのレベルの学校に合格が多いか、御三家の合格者どんなもんか、
などである程度計れる要素があります。
ほならば、参考書は?
…これがもう、魑魅魍魎?百鬼夜行?(は、違うか)、多種多様な感じ。
この職についているので、
それなりに、国語の参考書の類は目を通しました。
親御様に、
「これ、いいですよ!」って、オススメしたのが、すでに絶版なんてこと、
なんどもあって、困ったこともありましたが…。。。
指導者側が、そのお子様におススメするのは、
そのお子様のレベルに合っているもの、という大前提がありますが、
親御様が手に取って、お子様に渡すもの、
失礼ながら、レベルの乖離が激しいケースが多々あります。
例として、
親御様判断が「これ、カンタンすぎだろ」というものが、
実はお子様には難しい、というレベルだったり、
「これの強化が必要だから、この参考書をやれば…!!」というものが、
実はまったく別の方向性から攻めた方がよかったり、と…。。。
…と、ここまでだと、あまり有益なことではないので、ちゃんとそうなるようにしますが。
いくつか、塾の方はさておき、参考書のほうへの、アドバイス?を。
① 親御様が「これ、カンタン」というもの、やらせて損はない
一応、私の経験上、と限定しますが、
「うちの子はこれができている」
と、親御様ができているとみなしたもので、
私ができていると、判断したケース、ないです。
これは、できているかどうかのジャッジの基準が異なる、ということもそうですが、
これができるのであれば、これもできてしかるべき、というもののラインまで、
親御様が確認していない、ということも。
範囲も異なれば、基準もことなるので、差異があるのは当然ですが。
② 親御様が「この分野はいらないな」というもの、なんともかんとも
先に挙げたものと比べて、やったほうがいい、とは申しません。
これは、私が観測した範囲ではその正誤、半々くらいの割合?
故に、なんとも、強く申せず。
③ ①の亜種、親御様が「これ、ちょうどいいかも」というもの、下げた方がいいやも?
①の裏返し?
カンタンだと断じたものが、実は必要、ということであれば、
あえてレベルを下げる必要、あるかと。
ただ、お子様のメンタルに依存する面も。
ちょっと間違いが多くても、わからない部分があっても食らいつける、というのであれば、
とめはしません。
以上です。
念のために述べますが、
あくまで、レベルの誤認はあり、と。
分野はなんとも。
また、現時点では、これいらない、と判断したもの、
あくまで、現時点では、なので、
数か月おいてから、また手に取るのもいいのでは、と…。。。