紫外線アレルギーのスポーツ選手
紫外線アレルギーは珍しい病気ではなく、多くの方が苦しんでいます。
記憶に新しい話だと、昨年の高校球児にも紫外線アレルギーでありながらも頑張っている選手がいました。
福井県の北陸の1番打者、水野伸星(しんせい)選手。
暑い夏も長袖長ズボンで頑張り、UVクリームを白くなるまで塗って頑張ったという記事を読みました。
紫外線に当たれない病気の方にとっては、髪の毛も少しUV対策に必要な要素。
そういった事情を理解してくれる仲間に恵まれたと話していますが、紫外線アレルギーは人によって重度も違うため理解を得ることが難しいのも辛いところです。
また、プロとして続けていくことが難しいと断念したゴルファーもおられます。
黄金世代と言われていた時代に活躍されていた三浦桃香さんは、今は方向転換をして、ティーチングプロとして活躍されています。
ゴルフは特に炎天下で長時間行うスポーツなので、紫外線アレルギーは致命的。
しかし、小さい頃から頑張ってきたゴルフは続けたいと、かなり葛藤し、苦しみ、考え抜いて出した三浦さんの答えが、ティーチングプロになるという選択でした。
もちろんティーチングプロも簡単になれるものではありません。
彼女の想いの強さ、努力が実って難しいティーチングプロという道が開けました。
女子プロ黄金世代の三浦桃香が、ティーチングプロの道を選んだ理由 | GOETHE (goetheweb.jp)
室内スポーツのプロですが、宇野昌磨さんも紫外線アレルギーとのこと。
他にも、紫外線アレルギーと闘いながら頑張っておられるスポーツ選手は多くいらっしゃいます。
スポーツパフォーマンスをキープするために必要な紫外線対策
実は紫外線によるスポーツへの影響はアレルギーの方だけではありません。
紫外線を浴びることで、身体の疲れが増幅することがわかっており、2020年の東京オリンピックの際も、2020 年東京夏季オリンピックの個人金メダリストの潜在的な皮膚がんリスクの論文があります。
また、メジャーリーグの大谷選手がパフォーマンスをキープするために紫外線対策を積極的に行っていることは有名な話ですが、最近では、結果を残すためにも紫外線対策の必要性が認知されています。
しかし、スポーツウエアはそれぞれのスポーツに特化した機能性を優先のため、一般的なUVカットウエアを着用することが難しいこともあります。
そんな中、最近は眼の紫外線対策の認知も上がり、サングラスや帽子を着用する方が増え続けています。
マスクが取れて、サングラスもかけやすくなりましたね。
確かに、眼は紫外線に弱く、紫外線を浴び続けることで、老眼や白内障を早く発症しやすくなるうえ、瞼裂斑、翼状片(よくじょうへん)など様々な眼病の発症リスクが高まります。
現代人の目は、スマホなどによりかなりダメージを受けやすい状態とも言えます。
先日の箱根駅伝でもサングラスをかけて走る選手が多くみられましたが、ジョギングやアップなどの時にサングラスやキャップは有効な紫外線対策ですね。
また、気を付けなくてはいけないのが、スポーツ選手だけではなく、選手のために働いているスタッフさんや応援団の方々。選手のプレーに夢中になっ、長い時間炎天下で過ごすことになるので、選手と共に紫外線対策を心掛けるようにしましょう。