さて、本ブログは前回更新してから5ヶ月近くあいてしまいました。たかだかブログ、特に拙文の様に何かの役に立つ情報を流す訳でもなく、美しい文章という訳でもないブログなど、放っておいても誰も困らないだろうと暢気に構えていますが、されどブログもブログなりに付き合いの生じるもので、5ヶ月近く1本の記事も書いていないにもかかわらず、今日に至るまで毎日毎日50〜170のアクセスをいただいて感謝の言葉を述べすにはいられないと思い、筆をとる事にしました。
本当にありがとうございました。
更新があいた理由として、現在は仕事で忙しい事もあるのですが、この5ヶ月間、歴史とは何か、という問題と格闘してきました。クローチェの『歴史の理論と歴史』の思索の徹底ぶりに嘆息し、岡田英弘『歴史とはなにか』に眼を開かされ、マイネッケの『近代史における国家理性の理念』に思想史とは問題史であることを確認し、マルクスの『ブリュメール18日』にマルクスの視野の狭さを見、トゥキュディデスの『歴史』に現代のどんな国際政治学者も及ばない国際政治のリアリズムを看取することはできましたが、歴史について自分なりの考えをまとめることはできずに時が流れるばかりでした。
先は長いと思いますが、そして脇道にそれることもあるかもしれませんが、何卒御了承ください。
まだまだ暑い日が続きます。くれぐれもご自愛ください。
秀雄(野口忠彦)