ローマピッツァの名店「イル・ペンティート」にて期間限定の三浦半島早春キャベツのピッツァをいただく | じきの食歴

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JR代々木駅から徒歩8分。1998年に本格的ローマピッツァの店としてオープンした「イル・ペンティート」。
オーナーシェフの生田悟志さんは、国内におけるローマピッツァの第一人者で、元々はアパレル業界にいらした方で西宮の苦楽園出身の関西人。
美味しいものを提供したいという熱意と食材へのこだわりに、関西人らしいトークの軽妙さもあって、ラベットラダオチアイの落合シェフからも「いつも陽気で、イタリアーナな好い男」と評されている。
食べログ百名店にも連続して選出されており、現在は生田さんと仲良くならないと予約が取れず、しばらく先まで予約が埋まっている人気店。
訪問当日は建物の外装工事中だったが、中に入るとアーチ型の天井にイタリアの新聞の切り貼り等がされており、異国情緒が漂っている。
そして厨房にはイタリアのローマの名門パンコッティ社から窯職人を呼び寄せて造ってもらったという大きな薪窯が備え付けられている。
これは、イタリアでは唯一イル・ペンティートに備え付けられているらしい。
その釜で焼き上げられるピッツァは生地は1枚辺り80gで、それを薄く30センチほどの大きさに延ばされ、焼き上がりはクリスピーに仕上げられる。

前菜
・オリーブ
・淡路島玉葱と白インゲンのブルスケッタ
・トマトのズッパ、宮城の森林鶏のミートボール
・三浦半島早春キャベツのコールスロー
・水牛モッツァレラと鱈のキャビア、シェフによる自家栽培のバジル
・4種のフリット
 ・フリット・ディ・プロヴォローネ(イタリア北部バダーナ特産のチーズ・プロヴォローネのフライ、中にチーズ)
 ・オリーブアスコラーナ(グリーンオリーブの中にプロシュットをミンチにして詰めたもの)
 ・黒毛和牛のメンチカツ
 ・カレイ・フィレのフライ カットレモンとともに
・ミックスリーフのサラダ(オーストリアのモルタデッラとミラノサラミ、パルミジャーノレッジャーノ振りかけて)


そしてピザを6種類
・ピオーネスペリオーレ
 淡路島の玉ねぎとプロードで煮込んだプチオニオンの2種類の玉ねぎを使ったピッツァ。
・アル・カーヴォロ
 1か月ぐらいしか流通しないという、この時期にした食べられない三浦半島早春キャベツに魚醤のコラトゥーラをあわせたピッツァ。
・ジェノベーゼ
(キタアカリ、ローストした松の実)
キタアカリのポテサラ、ローストした松の実のジェノベーゼピッツァ。
・ペンティート
 生田さんがローマで衝撃を受けた店のレシピを再現したという、マスカルポーネ、グリーンペッパー、モッツァレラ、プロシュートのピッツァ。
・チンクエフォルマッジ
 モッツレラ・ゴルゴンゾーラ・スカモルツア・パルミジャーノ・レッドチェダの5種類のチーズを使ったピッツァ。
・フンギ スペリオーレ
 刻んだマッシュルームに白トリュフオイル、中央には半熟たまごが乗ったピッツァ。

 

 

 

ピッツェリア・ロマーナ・イル・ペンティートピザ / 南新宿駅参宮橋駅代々木駅
夜総合点★★★★ 4.5