今回は、少し前のニュースになりますが、レオパレス21の建築基準法違反事件にてついてです。

 

ガイアの夜明け(5月29日放送)を見て驚きました。

 

(出典 テレ東プラス スクープ!レオパレス21”違法建築”疑惑が発覚:ガイアの夜明け)

http://www.tv-tokyo.co.jp/plus/business/entry/2018/017205.html

※ここから引用

スクープ!レオパレス21”違法建築”疑惑が発覚:ガイアの夜明け

”現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側に密着するドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」。5月29日(火)の放送は、シリーズ「マネーの魔力」の第2弾。賃貸アパート大手・レオパレス21の物件に隠された、安心・安全を脅かす"違法建築"疑惑のスクープを伝える。”

※引用終わり

 

1994年から販売され、全国に約1000棟建設された人気シリーズ「ゴールドネイル」シリーズには本来あるべき防火壁が無く、かつ販売当初からこの問題を認識していたが、20年間この問題を放置してきたという内容でした。

 

建築基準法違反の重大問題を認識しながら、実に20年間違法建築を続け、その数がなんと約1000棟に達するというのです。

 

これにより来年6月までに全3万7853棟を調査し、不備のある物件を改修するとのことです。

これは社会的に責任ある企業として、当然の対応であるとは思いますが、工事監理不足、さらに問題を隠ぺいしてきた代償はあまりにも大きいと思います。

損失は22億円以上と言われているようです。

またレオパレス21側はこの件について、天井に不燃材が使われており「安全性はある」とコメントしているようです。

これは、準不燃材、あるいは難燃材で良いところ、あえて不燃材を使用したという意味だと思われますが、建築基準法を無視して勝手な解釈で施工方法を変えたとすれば、単なる工事監理不足ではなく、法令軽視と捉えられかねず、この言い訳は余計にイメージダウンに繋がってしまった気がします。

 

今回問題が発覚したのはテレビ局のスクープによるものです。

このような大企業を相手に勇気を持って告発したテレビ東京の姿勢は称賛に値すると思いますが、レオパレス21側が、もっと早く発表していれば、経済損失、信用失墜のダメージも少なく済んでいたはずです。

前回放送分「マネーの魔力」によれば、レオパレス21さんは他の件でも集団訴訟をかかえており、まだまだ問題はありそうです。

 

心当たりのある、ハウスメーカーさん、工務店さん、明日は我が身。

過ちを認め、正すのに遅すぎるということはありません。それは今ですよ。

 

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