主人公の一平は、大学受験の日に人を助けて受験できず、浪人生活を送っている。


ある日、バイト先の同僚・葛城が倒れて自宅まで送っていく。

その潰れそうなアパートで晴子、夏樹、多恵という女性3人と小学生の冬馬と出会い、 

4人の様子に違和感を持ちながらも、徐々に4人と親しくなっていく。


一方、政治家の息子・恭一は、何者からか送られてくる写真に脅威を感じていた。 

それは誰にも知られたくない過去を示唆するものだったから。

そんな中、一平の前から晴子たちが姿を消す。 

一体、何がどうなっているのか……。 


というお話。 

2つの話が並行して描かれていて、 

一平のターンはちょっとホッコリして楽しいシーンもあったりするんだけど、 

恭一だけでなく彼女たちにもウラがあって。 


 彼女たちには幸せになってほしいな。


転職してから本を読む時間が減って、

やっと読んでもブログを書く余裕がなくて💦

働きだして2週間経ってちょっと余裕ができそうな予感。

ということで、久しぶりに書きまーす。


本好きの憧れ(わたしだけ?笑)書店員が主人公の物語です。 


副店長の理子と若手社員の亜紀は

お互いに「好き勝手言うだけ」「頭が固い」と反目しあっている。

何かというとぶつかっているのだが、

ある時、理子が店長に昇進することになる。

理子は長年の努力が認められたと感じて喜び、

亜紀は今まで以上にやりにくくなると感じていた。 


が、それどころではない大きな危機が訪れる。

諦めかけた理子を奮い立たせたのは、なんと亜紀だった。

2人は危機を乗り越えることができるのか。


というお話。


2人がモメてたり、亜紀が恋愛絡みでバイトたちに意地悪されたりってシーンが長すぎて、

マイナスオーラの連続みたいで、

実はちょっと途中で疲れた。笑

でも危機が訪れてからは
お仕事ドラマ感がアップして楽しかった。


最後はちょっと上手く行きすぎな感じもするけど、

そういうのも嫌いじゃない。

現実はそうそう上手くいかんからこそ、

本の世界ではこういうのもええやんと思うので。


理子と亜紀は、真逆なようですごく似てる。

どっちも書店を愛してて、書店員に誇りを持ってる。

その気持ちの持って行き方や表現の仕方が違うだけ。 

あと、自分本位というか相手の気持ちを想像しないところも似てる。笑

そこをお互いに認め合えば、いい関係になれるよね。


めっちゃシリーズで出てるらしくて、
この2人の続きを読んでみたいなと思いました。


大学病院を舞台にした医療ミステリー。


愛情を感じられずに反発しつつも父と同じ医師の道を歩む主人公・裕也。

教授選を控えた父・真也の手術に立ち会うが、

簡単な手術のはずが、真也は亡くなってしまう。 

同じく教授選を控えていた医師も亡くなっていることを知り、 

父の死に疑問を感じた裕也は調べ始める。 


そんな中、調査をやめるように謎の電話が掛かってきたり、 

裕也自身も暴漢に襲われたりする。 

やはりこの一連の事件には何かある。 

確信した裕也は危険を承知で調べを進めていくが……


というお話。 


壮絶な過去と悲壮な覚悟で起こった事件には家族への想いが詰まっていて、
切なくて悲しい。 


なんだけど…… 


結局、裕也も同じことしてるやんって思った。 

裕也は諸々の事情を聞かされてなかったことを詳しく悲しく思ったのに。 

妹が真実を知った時、どう思うやろ。 

でも間違いなく、裕也は妹のことを想ってやったことやもんね。 


 人が人を想って何かをする時、 

こういう微妙なズレが生まれがちよね。 

なかなか難しい問題だ。