ポンドは利下げ期待高まる、米雇用指標を受けドル安進行 | 浪風谷本

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谷本 憲彦
商品アナリスト・東京商品取引所認定(貴金属、石油、ゴム、農産物、オプション)、証券一種外務員

 

おはようございます。

 

▼注目経済指標

・中国貿易収支723.5億ドル(予想810.0億ドル  前回585.5億ドル)
・英中銀政策金利5.25%(予想5.25%  前回5.25%)
・米新規失業保険申請件数23.1万件(予想21.2万件  前回20.9万件)
・メキシコ中銀政策金利11.00%(予想11.00%  前回11.00%)

 

▼ニュース、要人発言

FRBのバランスシート圧縮ペース減速は賢明-NY連銀ペルリ氏
ニューヨーク連銀のロベルト・ペルリ氏は8日、連邦準備制度がバランスシート圧縮のペース緩和を決めたことにより、政策当局者は市場環境の変化を評価する時間的余裕を持てるほか、銀行システム内で流動性が再分配される機会が得られると指摘した(ブルームバーグ)
ブラジル中銀、0.25ポイント利下げ-金融緩和のペース落とす
ブラジル中央銀行は8日、政策金利(SELIC)を10.75%から10.5%に引き下げることを決めたと発表した、経済と財政の不確実性が高まる中で、昨年8月以降続けてきた金融緩和ペースの調整に動いた(ブルームバーグ)
米下院、ジョンソン議長の解任動議却下 共和党保守強硬派が提出
米下院は8日、共和党保守強硬派のマージョリー・テイラー・グリーン議員によるマイク・ジョンソン下院議長(共和党)の解任動議案の採決要求を却下した、動議の審議打ち切りを賛成359、反対43の大差で可決した(ロイター)
イスラエル、ハマス受諾の休戦案拒否 米国に伝達
イスラエルのネタニヤフ首相は8日、同国でバーンズ米中央情報局(CIA)長官と会談し、イスラム組織ハマスが受け入れたパレスチナ自治区ガザ休戦案を拒否すると伝えた、イスラエルが拒む「戦闘終結」が明記され「越えてはならない全てのレッドラインを越えている」と強調した、地元メディアが報じた、休戦や人質を巡る間接交渉の行方は不透明さを増した(日本経済新聞)
バイデン大統領、イスラエルへの兵器供与さらに停止へ-ラファ侵攻なら
バイデン米大統領は8日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザ南部ラファの地上侵攻に踏み切った場合、同国への攻撃用兵器の供与をさらに停止する方針を表明した、そうした侵攻が行われれば民間人の犠牲者が生じる恐れがあり、「全くの誤りだ」と指摘した(ブルームバーグ)
ブラックストーン社長、インフレ根強く米利下げ遅れる-景気減速
米投資会社ブラックストーンのジョン・グレイ社長は、根強いインフレが米金融当局の利下げに踏み切る力を圧迫するため、経済成長は減速するとの見通しを示した(ブルームバーグ)
為替介入「いつでもやる用意ある」、介入報道は否定-神田財務官
神田真人財務官は9日午前、足元で円安が進んでいることを受け、いつでも為替介入を実施する用意があると市場をけん制した、政府関係者が為替介入の事実を認めたとの一部報道は否定した、同省内で記者団に語った(ブルームバーグ)
円安で基調物価上振れ続けば正常化ペース「速まる」=4月日銀意見
日銀が4月25-26日に開いた金融政策決定会合で、円安によって基調的な物価上昇の上振れが続けば「正常化のペースが速まる可能性は十分にある」との意見が出ていたことが分かった、国債買い入れについて、現状の毎月6兆円から減らすことも選択肢だとの指摘が出されたほか、日銀が保有する上場投資信託(ETF)の取り扱いを巡り「具体的な議論ができる環境になりつつある」との発言もあった(ロイター)
外貨準備高、4月末は1兆2789億ドル 「外貨証券」が減少
財務省は4月末の外貨準備高が1兆2789億ドル(約198兆円、155円換算)だったと9日、発表した、外貨準備のうち「外貨証券」が減少するなどし、前月末から116億ドル(約1兆8000億円)減った(ロイター)
為替が国民生活に与える影響分析し適切に対応=鈴木財務相
鈴木俊一財務相は9日の参院財政金融委員会で、円安のマイナス面に懸念を持っており、為替相場が国民生活に与える影響を分析して適切な対応を行うと述べた、柴慎一委員(立憲)への答弁(ロイター)
円安、輸入価格上昇通じて実質所得下げる影響=植田日銀総裁
日銀の植田和男総裁は9日の参院財政金融委員会で、円安は輸入価格の上昇を通じて実質所得を下げる影響もあると指摘、為替変動が基調的な物価に影響するリスクが高まる場合は政策対応が必要になるとも述べた、堂込麻紀子委員(無)への答弁(ロイター)
中国不動産の碧桂園、利払いを期限までに履行できず-保証付き社債で
中国の不動産開発大手、碧桂園は9日、人民元建て債の利払いを履行できない見通しだと発表した、この社債は政府系プログラムの債券信用補完機関から保証を受けており、不動産開発企業が発行した同債券で当初の支払い期限が履行されないのは初めて(ブルームバーグ)
中国輸出、4月前年比+1.5% 輸入と共にプラス転換
中国の4月の輸出と輸入はともに前年比プラスに転じた、一連の政策支援の効果が表れ始めた可能性がある、税関総署が9日発表した4月の貿易統計によると、輸出は前年比1.5%増で市場予想と一致した、輸入は8.4%増で、市場予想の4.8%を上回った、3月は輸出が7.5%減、輸入が1.9%減だった(ロイター)
米国、ドイツ最大の貿易相手国に 中国抜く
ドイツ連邦統計庁の公式データに基づいてロイターが算出したところによると、今年第1・四半期は米国が中国を抜いてドイツ最大の貿易相手国となった、ドイツと米国の貿易総額(輸出入額の合計)は第1・四半期に630億ユーロ(680億ドル)となり、中国の600億ユーロ弱を上回った(ロイター)
マレーシア中銀、政策金利を3%に据え置き-引き続き景気を下支え
マレーシア中央銀行は9日、翌日物の政策金利を3%と、新型コロナウイルス禍後の最高水準に据え置いた、ブルームバーグ調査で24人のエコノミスト全員が予想した通りとなった(ブルームバーグ)
上海株大引け 反発、8カ月ぶり高値 貿易統計や追加政策好感
9日の中国・上海株式相場は反発した、上海総合指数の終値は前日比25.8403ポイント(0.82%)高の3154.3201だった、約8カ月ぶりの高値、同日発表の4月の中国貿易統計でドル換算の輸出入が前年同月比でともに増加し、市場予想も上回った、不動産分野などの中国当局の追加政策も好感され、買いが入った(日本経済新聞)
英中銀が金利据え置き、総裁「状況は正しい方向」 利下げ近づく
イングランド銀行(英中央銀行)は9日、政策金利を6会合連続で5.25%据え置いた、ベイリー総裁は「状況が正しい方向に進んでいると楽観している」と表明、利下げ票を投じた委員も2人に増え、2020年3月以来の利下げに一歩近づいた、据え置きは7対2で決定、前回利下げ票を投じたディングラ委員に加え、ラムスデン副総裁も0.25%ポイント利下げ支持に回った(ロイター)
米新規失業保険申請23.1万件、予想以上に増加 約8カ月ぶり高水準
米労働省が9日発表した4日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比2万2000件増の23万1000件だった、市場予想の21万5000件を超え、昨年8月終盤以来約8カ月ぶりの高水準となり、労働市場が減速しつつある兆候を改めて示した(ロイター)
将来の利下げ回数、賃金など次第 FRBに左右されず=ECB副総裁
欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は9日、ECBによる将来の利下げ回数について、ユーロ圏域内の賃金動向や金融市場の反応など一連の要因次第という認識を示した、同時に、米連邦準備理事会(FRB)の金利決定がドルや為替レート、世界経済に影響を及ぼすものの、ECBの金融政策はFRBの行動に左右されないと言明した(ロイター)
英中銀、近いうちに利下げとの自信高まる=ピル氏
イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ピル氏は9日、金融政策委員会(MPC)のメンバーらはさらなる証拠が必要なものの近いうちに利下げできるとの自信を深めていると述べた(ロイター)
ディスインフレ進行中、「相当な」不確実性が存在=SF連銀総裁
米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は9日、今後数カ月の米インフレの動向について「相当な」不確実性があるとしながらも、依然として物価圧力は緩和し続けているとの認識を示した(ロイター)
メキシコ政策金利据え置き 4月のインフレ率4.65%
メキシコ銀行(中央銀行)は9日開いた金融政策決定会合で、政策金利を11.00%に据え置いた、3月の会合で3年ぶりの利下げに踏み切っていたが、インフレの収束には時間がかかるとみて追加緩和を見送った(日本経済新聞)
ファストリ柳井氏が同社株売却 保有比率1%減
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が9日までに同社の株式を市場内で売却していたことが分かった、保有比率は18.20%から約1%低下して17.19%になった、9日に関東財務局に提出した変更報告書で明らかになった(日本経済新聞)

 

東京前営業日比

 

05/09 15:15

05/10 06:00

円換算

ドル円

155.73

155.51

-0.22

NY金

2,323.50

2,353.10

128

NY白金

991.85

993.00

-1

(時間は東京タイム)

 

注目の英中銀政策金利を受けポンドが下落、利下げ支持が二人に増えたことによります。
ポンドドルは一時1.2446まで下落、ドル高が進みました。
しかし英政策金利発表から1時間半後に公表された米雇用指標により、今度はドル安が進行。
一時155円95銭まで上昇したドル円は現在155円中盤へ下落、ユーロドルは1.078台へ上昇しています。

 

▼株式

ダウ:39,387.76ドル(+331.37)

ナス:16,346.27(+43.51)

 

 

ドル安が株式市場を支え、ダウは7日続伸です。

 

▼債券

米10年債利回り:4.266%(-0.037)

実質金利:1.942%(-0.041)

期待インフレ率:2.324%(+0.001)

 

Date

NY金($)

実質金利(%)

05/07

2,324.20

2.141

05/08

2,322.30

2.164

05/09

2,340.30

2.114

(過去3営業日)

 

 

右軸:実質金利(上下逆注意)

 

左軸:NY金(ドル)  右軸:期待インフレ率(%)

 

米雇用指標の鈍化を受け、米債利回りは低下しています。

 

▼原油

NY原油6月物は、0.27ドル高の79.26ドルにて終了。

 

 

イスラエル軍によるラファ侵攻が懸念され、NY原油は続伸です。

 

▼金

NY金6月物は、18.00ドル高の2,340.30ドルにて終了。

今朝の国内金は、109円高の11,719円で終了しています。

 

 

米雇用指標の失速を受けNY金は反発、時間外では2,350ドルを超えています。

 

 

SPDR:830.47トン(変わらず)

 

▼白金

NY白金7月物は、6.20ドル高の990.80ドルにて終了。

今朝の国内白金は、6円高の4,910円で終了しています。

 

 

NYは1,000ドル越えを前に上昇鈍化、国内は金白金価格差縮小が一服しています。

 

本日もよろしくお願いいたします。

 

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