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何年か前、認知症患者が徘徊途中で線路に入り込み、列車にひかれ死亡した事故がありました。

 

JRは遺族に対して、監督責任があったとして、損害賠償請求訴訟を起こしました。

 

2016年、最高裁で遺族に監督責任なし

 

との判決が出ました。

 

認知症患者を持つ家族にとっては、良い判決が出て、胸を撫で下ろした方も多かったと思います。

 

実際、私もこの裁判に注目していて、良かったと思った内の一人です。

 

はっきり言って、ずっと見張っておくのは無理だし、遺族に監督責任まで押し付けられたら、介護だけでも大変なのに、介護殺人や介護心中を助長しかねませんよね。

 

子育てが終わるころ、介護が始まる

 

とよく言います。

 

今は、他人事かもしれないけれども、いつ、自分の事になるかもわかりません。

 

超高齢化社会が進んでいるこの日本、将来、認知症患者が増えることが予想されています。

 

今は目の当たりにしない認知症患者さんが、将来は、当たり前のように町を歩いて(徘徊して)いるようになってしまうのかな。。。