その良い医者は、後にネットで調べたところ、何と! とある大学の助教でした。いろいろな病院で診療を行っているらしく、この病院には火曜日にしか来ないみたいでした。それは、それは奇遇なことに大学の先生に診てもらえて超ラッキーでした。
同じ医療費を払うにしても、診てもらった先生・看護師諸々の対応によって、その価値が変わってきますよね!!
さて、実際に診察を受ける前に私は、予約を入れた循環器内科の先生をネットで調べようと思いました。するとっ! 何と循環器内科のトップで、名誉理事長なる肩書が付いていました。ネット上の画像から、良さそうな先生だなという感じがしました。予約も空きが少なく、11時45分の枠にねじ込んでもらったような感じでした。
ようやく、診察の順番が回ってきました。
その先生は、患者さんを電光掲示板知らせるのではなく、自らドアを開けて「〇〇さん、どうぞ」って呼んでいらっしゃいました。その先生のやり方なんでしょうね。
開口一番、先生が
「胸が痛いんだって?」と。
「それもあるのですが、先日、意識が飛んだんです。」
「そっちのほうが大変だね。胸は、どのように痛かったの? ドキドキなのか、チクチクなのか、キューっと締め付けられる感じなのか」
母は、うーん、っと考えて、「どういうふうか、わからない」と答えました。
先生が、母の胸に聴診器を当て心音を聞くとすぐに、
「乱れておる」とおっしゃいました。
それから、ベッドに横になって血圧を測り、お腹の辺りの触診を行っていました。
先日の心電図の期外収縮は、1日に10000回までは大丈夫とのこと。ネットで調べたところ、人間は1日に心臓の鼓動が10万回なのだそう。なので、10分の1までなら大丈夫ということね。そして、その期外収縮を動悸と感じちゃう人と、何とも感じない人と、まちまちなんだそう。
そこで、それを調べるために24時間ホルター心電図をすることになりました。あと心臓の状態を診るために、心臓エコー検査をすることになりました。
先生が、血液検査の結果を見て
「うーん。心臓がちょっと疲れてる」と。
それは、心不全の指標となるBNPの値が60を超えていたからです。100を超えると治療対象となるみたいです。
こんなに丁寧に診察してくださるなんて、今回も、また、良い先生に巡り合えたような気がします。検査結果次第では、長い付き合いになりそうです。