救急車で運ばれた父。
新型コロナで入院となりました。
救急外来での処置が終わり、父が乗ったストレッチャーと共にエレベーターに乗り込み、病棟へと向かいました。
その道中で、酸素マスクを付けた父が少し笑みを浮かべて、
「俺、コロナだと」と言いました。
私は、「しゃべって、苦しくないの??」と。
病棟のエレベーターホールで、父とはお別れです。
父は、病室へと入っていきました。
その後、夜勤の看護師さんから、いろいろ説明を受けたり、書類を書いたりして、家に帰ってきたのは、夜中の3時過ぎだったかと思います。お腹がすいていたので、母とカップスープを飲みました。
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さて、私と母は救急車には同乗せずに、私の車で後から病院に行くという選択をしました。それは何故かというと、救急車はスピードを出すので結構揺れるんだそう。それで酔っちゃうらしいのです。まず、それが嫌だったのと、あと、帰りの足がなくなるのも嫌だったからなんです。
でも、それが許されない場合もあります。誰か一人だけでも同乗してください、と言われることもありますから。
話がズレました。
翌日、父の下着など入院に必要な物品を届けるために、再び病院へ。看護師さんの話によると、何度も吐いて、何度も着替えさせているから、病衣のレンタルの契約をしてほしいとのことでした。それは、いいのですが。。。
次の日の夕方、父の主治医から電話があり、病状の説明がありました。何と、コロナの肺炎じゃなくて、誤嚥性肺炎になっていると。。私は、吐いたものが肺に入ったのか、コロナのせいで嚥下力が弱ったからなのか?ネットで調べると、高齢者がコロナになると、非常に高い確率で誤嚥性肺炎になるんだとか。父も御多分に漏れずなってしまった。。。
誤嚥性肺炎になると、治療のために絶食を指示する先生が多いところ、この先生は食事を摂らせてくれました。食事が摂れたせいもあり、父は、どんどん回復してくれました。
入院期間は10日間。ほぼ毎日私は、病院に通いました。
父から電話で、あれ持ってきて、これ持ってきて、と催促されたからです。
あの時は大変だったけど、今は亡き父のためにできたことなので良かったなと、今となっては大切な父との想い出となっています。