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父が運ばれた救急外来。

「現在重傷者治療中」との看板が掲げられた。

 

だいぶ待って、やっと呼ばれ、診察室の中へ。

先生が、「ぶっちゃけ、お父さん、コロナだったんですよ

」と。熱もあるし、喉が痛いと言ってるしと。で、サチュレーション(血中酸素濃度)も80台だというのです。

当初思っていた、脳の異常ではなかった。。。

 

そ・し・て、先生が妙なことを言いました。

「入院になるか、微妙なとこ」だと。

はぁ~??  微妙って何だよっ!

こちらとしても、こんな状態の父を家に連れて帰れと言われても、それは無理だぞ。

 

確かコロナの入院基準は、高齢者で基礎疾患(父は糖尿病)があり、サチュレーションが低い場合となっていたはず。

なのに、なんで入院の決定がすぐできないのか。

看護師の妹によると、入院させる必要がない人を入院させると、上の先生からとやかく言われるからなんだそう。

でも、その逆は命に係わることもあるから、ゾッとしますよね。

 

で、あろうことか、病院に行くというのに保険証を持ってくるのを忘れた私は、「保険証、持ってくるの忘れたから、入院のほうがいい」と言ってしまいました。

すると、「そんなんで入院はさせられない」と。

先生と、そんなこんな言い合っていると、その先生の先輩らしき人が、急に診察室に入ってきて、「やっぱり入院しましょう」と。私は、「本当ですか!」と嬉しくなったのを覚えています。そして、入院できることになって、ホッとしました。

 

あの時、もし入院させてもらえていなかったら。。。

想像しただけでも、そら恐ろしいです!!!

 

ところで、グーグルマップ上の病院の口コミを読むと、まあ、悪い口コミばかりです。それは、大概、救急外来にかかって、ひどい目に遭った人たちです。

 

救急外来に期待してはいけません。

特に深夜は研修医か、ぺいぺいの医者が診ることが多いそうです。なので、よく間違える。入院か否かの判断も、なかなかすぐにはできない。重症の人でも、平気で帰宅させる。その結果、悪化して死に至ってしまったという、医療事故も起きてますからね。

 

次の診療時間まで我慢できそうなら、そうしたほうが絶対良いです。