おはようございます晴れ

 

 

あっという間に4月。

新年度が始まって3週間目となりました。

 

 

第34回試験に向けて

動き出している方もおられると思います。

 

 

これから試験勉強を

スタートしようと思っている人が

一番最初にやることは、

実は「教材選び」ではないんですよね。

 

 

合格者に聞いておいたほうがいい

もっと大事なことがあるんです。

そのあたり、手探りな方も多いと思います。

 

 

第33回試験の合格者の中で、

104点から111点までの7名の方が

独学で合格をつかむために

実践されていたことについて

インタビューにご協力くださいました。

 

 

4つのポイントに絞って

お伝えしますので、

ご活用いただけたら嬉しいです。

 

 

では、早速。

 

 

最初のポイントは、

相談援助の理論と方法(配点21点)で

18点以上を死守する

です。

 

 

この試験は

「総合点として6割以上を取って、

さらに1つも0点科目がなければOK」

という基準がありますので、

「相談援助の理論と方法の場合は

6割だと14点か…」と

思っておられる方も多いかもしれません。

 

 

間違いではないんですけどね、

試験対策の現実としては

14点では足りないですえーん

 

 

この科目で7点失点するということは

1科目分の差がつくということですよ。

なかなか恐ろしいと思いませんか?

 

 

例外として、

14点を安全ラインにしていい人は、

他の17科目(18教科)で

まんべんなく6割以上を取れる

自信のある人です。

 

 

「苦手」という声が多い科目を挙げてみると

 

 

・福祉行財政と福祉計画

・社会保障制度

・障害者に対する支援と障害者自立支援制度

・権利擁護と成年後見制度

・福祉サービスの組織と経営

・児童や家庭に対する支援と児童・家庭支援制度

これらの科目では4〜6点。

 

 

・現代社会と福祉

・高齢者に対する支援と介護保険制度

これらの科目では6〜8点。

 

 

これらすべてで

安定した得点が取れる自信があるよという方は、

相談援助の理論と方法も6割ラインでOKです。

 

 

ただ、このルートは相当厳しいです。

正直おすすめしません。

 

 

なぜかと言うと、

上に挙げた科目のうち、

確実にどれかは難化します。

 

 

今どんな仕事に就いているかや

何時間勉強したかに関係なく

試験全体の難易度調整として

難しい問題も含まれるため、

解けないものは解けません。

 

 

なので、改めて言います。

相談援助の理論と方法は

6割の14点で安心はできないんです。

 

 

18点は死守。

20点を目指すつもりで、

この科目で点数の貯金を作りましょう。

 

 

合格された人たちは

こんなことをおっしゃっていました。

 

 

「今回で○回目の

チャレンジだったんですけど、

落ちた回の点数を振り返ったら

この科目が○点(14点以下)でした」

↑共通した意見が多数ありました。

 

 

「勉強した分だけ

点数に結びつきやすい科目です」

↑おっしゃる通り!

 

 

「○○アプローチ、○○モデル、

スーパービジョン、個人情報など

単元ごとに勉強していました」

↑さすがです!単元ごとの学習が有効!

 

 

「4月から知識の習得。

(暗記と復習の繰り返し)

夏を過ぎてから過去問と模擬問。

(3社の教材に絞って3年分を3周ずつ。

模擬試験も同様)」

↑かなり入念に学習されてますね。

わたしも自分が受験生のときは

ここまでできませんでした。尊敬です。

 

 

「満点を狙う気持ちで勉強して、

結果は20点でした」

↑2年前ぐらいから

満点は狙いづらくなりましたね。

20点は素晴らしいです!!

 

 

「過去問3年分を3回やれば

出題のイメージはだいたいつかめた。

解説の情報が足りないところは

ワークブックや用語集などで

カバーしていた。」

↑解説を読んでもよくわからない部分は

誰にでもあります。

それを「わかったつもり」にしないのが

合格されている方の共通点ですね。

 

 

このポイントについては

7人全員が18点以上をクリアされていました。

 

 

今回初めて受験される方も、

2回目以上の方も、

まず最初に勉強してほしいのは

相談援助の理論と方法です。

 

 

最初のあたりはちょっと

とっつきにくい内容もありますが、

(システム理論、人と環境の相互作用、

○○モデル、○○アプローチあたり)

そのあとは見慣れた用語や内容が

多く出てくると思います。

 

 

そういえば、

たまに聞く声として

「自分は社会人で実務経験があるから

この科目は勉強しなくていい」

っていうのがあります。

 

 

まあ、

そう信じていらっしゃるのであれば

わたしから申し上げることは

特にありませんが。

 

 

社会福祉士試験は、

この科目の土台力

試験の結果を左右するといっても

過言ではありませんので、

この科目をなんとなく解く人は

他の科目もなんとなく解くんでしょうね。

 

 

どちらを選ぶかは、あなた次第です。

 

 

早速勉強を始めようと思っているあなたへ。

 

 

この科目については新しい教材を

買い足す必要はありません。

 

 

すでにお持ちの過去問題集があれば

それを使って勉強すれば十分です。

 

 

過去問題集を今年購入する方や、

第35回試験に向けて準備している方は、

すぐに教材を購入せずに

次の方法をやってみてほしいです。

 

 

試験センターのHPには、

過去3年分の試験問題と答えが出ているので、

まずは1年分の1科目分でいいです。

それを印刷して、実際に解いてみましょう。

 

 

答え合わせをするだけで

「やっぱりそうだよね」と思う問題もあれば

「これはなんで3番が答えなの?」

みたいなものもあると思います。

 

 

その「なんで?」の感覚を持って、

各社から出ている過去問題集の

解説を読み比べてみてほしいんです。

 

 

あなたが読みやすいなと思った解説が

書いてある過去問題集を選んだほうが

試験まで安心して使えます。

 

 

「みんながなんとなくいいっていうもの」が

あなたに合うとは限りません。

それを鵜呑みにしてしまって、

秋や冬になっても

「いい教材ありませんか?」って

同じことを言い続けている人を毎年見ています。

 

 

大手の本屋さんが近くになくて

比較検討ができない場合は、

まず自分で、過去問題集を出している

出版社を調べましょう。

 

 

A社の過去問題集の良いところは

それを使った人、

B社の過去問題集の良いところは

それを使った人に聞けばいいんです。

 

 

「近くに大きな書店がない」とか

環境が整ってないのを

合格できない言い訳にする人は、

何年経っても

ずっと同じことを言い続けます。

 

 

あなたがそうなりたいのなら

どうぞそうしてください。

 

 

今年こそ変わりたいと思うなら、

選ぶ行動を変えていきましょう。

 

 

わたしは、

「今年合格すると決めた人」を

応援します。

 

 

下のリンクは、

わたしが解説執筆させていただいている

株式会社テコム 福祉教育カレッジ

過去問題集です。

 

 

※最新版の発売日が決まりましたら

またお知らせします。

もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。

(こちらは昨年のものです)

 

 

 

 

 

 

 

次回のブログでは、

ポイントその2について

書く予定です。

 

 

それでは、またオカメインコ