このグローバル時代、英語が不可欠だということはみんな知ってますよね。

 

英語が堪能な人はどんどん増えています。以前に比べると驚くほどです。

 

でも一方、英語が全くできない人も増えているようなのです。

 

両極端に分かれてしまっているような印象を受けます。

 

英検準1級に挑戦する高校生もいれば、中学英語もままならない高校3年生もいます。

 

できない子の大半は、中学で英語を捨ててしまった子たちです。

 

それは英語の先生に対する不信感とか、学校でいじめにあったとか、環境の激変について行けなかったとか、

色々原因はあるようですが、とにかく英語がわからなくて嫌いになって捨ててしまって

 

そのまま高校生になってしまったという子たちです。

 

これは大人でも同じです。中学で英語が嫌いになり、そのまま英語を捨てて社会人になってしまった大人はいっぱいいます。

 

ただこう言う子たちも実は大学には行きたいのです。

 

大学は学ぶ教科が選べるし、高校よりも自由度が高いので、高校がなじめなかった生徒たちも

 

大学ならやっていける可能性はあります。

 

それになんといっても日本はまだ学歴社会。社会に出てから大学と言うのは大きな意味を持ちます。

 

これは私自身が実感していることです。

 

大学を出てるか出てないか、名門大学なのかどうかは、大きな違いがあります。

 

これは偏見などではなくて、事実です。

 

もちろん大学を出てなくても素晴らしい仕事をされている方々はいっぱいいます。

 

でも、もし金銭的に余裕があるなら、大学に行ったほうがその後の人生が楽になります。

 

私の大学時代は部活で明け暮れましたが、本当に楽しい日々でした。

 

社会に出る前の執行猶予のような期間、思う存分楽しんでほしいです。

 

さて、高校生なのに英語力がゼロの人はどうしたらいいのでしょうか?

 

答えは: 中学英語からもう一度やり直すことです。

 

中学1年から3年までの英語が一番重要なのです。

 

そこを不登校などでまったく勉強しないと、後でいくら勉強してうまく行きません。

 

私の記念すべき初めての家庭教師の生徒。

 

ある女子短大の付属高校の生徒でした。

 

彼女は小さいころから保母さんになりたいという望みを抱いていました。

 

だから保育科のある短大の付属高校に入ったのです。

 

ところが高2になると、あまりに英語の成績が悪いので、学校のほうから保育科には行けないだろうと宣告されてしまってのでした。

 

夢だった保育科への進学ができないということで、パニックになった彼女と母親は家庭教師会社に申し込み、

 

そこから私につながったということです。

 

その少女に会ってみると、とても素直で優しい子でしたが、なんと英語力がほとんどゼロに近いのです。

 

1から20まで英語で数えられない。現在形と過去形の区別もわからない。3人称単数もわからない。

 

愕然とする状態でした。

 

これは中学英語からやり直すしかないと思った私は、お母さんに頼んで中学1~3年の教科書を取り寄せてもらいました。

 

そこから始めました。高校英語は彼女には難しすぎて全然進まないのですが、中学英語ならなんとかやれそうでした。

 

そして学校のテストに合わせてテスト前は高校英語もやりました。

 

そして迎えた初めての学校の定期テスト。42点でした。

 

私はひそかにがっかりしたのですが、彼女は大喜び。

 

今まで20点台しかとったことがなかったからです。

 

そこから二人でがんばりました。2月から始めた中学英語の勉強は夏休みまで続きました。

 

お母さんが心配して、家庭教師会社に電話して、「あの~うちの子は高3なんですが、まだ中学英語をやってるんですが、大丈夫ですか?」

 

家庭教師会社から電話がかかってきました。

 

基礎が大事なのでこれは大事なことなのだと必死で説明。

 

そして夏休み中にやっと中学英語を終えました。

 

途端に成績が上がり始め、英語は3から4になり、テストも70点台、80点台が取れるようになり

 

秋の終わりごろには早々と念願の保育科への推薦入学が決まってしまいました。

 

あれよあれよと言う展開でした。

 

この経験から私は英語が苦手な方は中学英語からやり直すしかないと確信しています。

 

be動詞と一般動詞の区別がつかない生徒が分詞構文や仮定法をやっても無駄です。

 

元に戻るしかないのです。

 

やり直すことは勇気がいりますが、それをやってこそ成果が出るのです。

 

今英語で苦しんでいる方は、中学英語からやり直してください。

 

英語個人レッスンしています。

 

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