みなさんはフィンドホーンフラワーエッセンスをご存じですか?
フラワーエッセンスと言うのは花のエネルギーを水に転写させたもので、化学成分を分析しても水と保存量として使われているブランデーしかないのに、ある人々には効果があるのです。
その花なりの効能があり、元祖は100年以上前のバッチ博士が考案したもので、その後いろいろなフラワーエッセンスがtくくられてきました。
日本にも日本の花のフラワーエッセンスがあります。
マリオン・リーさんはフィンドホーンの花を使ってフィンドホーンフラワーエッセンスを作った創始者です。
当時フィンドホーンに住んでいた私は時々、日本人のゲストに頼まれてマリオンさんの個人セッションの通訳をしたこともありました。
ある時、とてもつらくてどうしようもないことがあり、マリオンさんの個人セッションに申し込みました。
マリオンさんのセッションは一言で言うと、バッサリでした。
くよくよ迷っていることをばっさり切り捨てる!
一刀両断、簡単明快、迷いなし。
私が自分の状況を説明すると、彼女は開口一番、
「彼はもうあなたに会いたいと思っていない。会おうとするだけ無駄である。
手放して先に進まねばならない。」
そして説明してくれました。
「コミュニティで暮らすということは、山の頂上からスキーで滑り降りるようなものだ。
毎分、毎秒、いろいろなものが通り過ぎる。
でも振り返っている暇はない。
その覚悟がなければコミュニティで暮らすことはできない。」
なんか納得しました。
マリオンさん自身の体験からそういっていることが感じられたからです。
セッションが終わり、私は9か月分のフラワーエッセンスをもらって帰りました。
その後どうなったかって?
残念ながら苦しみを和らげることはできませんでした。
でも彼女の言葉はしっかりと私の心に刻まれています。
人生と言うのはそういうものなのかもしれません。
振り返らず、手放して、前に進む。
それしかないのです。
マリオンさんはその後、フィンドホーンでワークショップをやっている最中に
倒れて、そのまま目を覚まさず、亡くなりました。
まだ若かったのに残念です。
でも彼女が教えてくれたことは忘れません。