信州では古くから
三年味噌に余念(四年)なしといわれ
三年目より出荷される味噌を
三年味噌と称し
その味・香りは最高品と重宝され
これが信州味噌本来の姿だそうです
三年味噌ができるまで
1.米を蒸す
信州では天然味噌の仕込みは春
厳選された国産米を
きれいに洗浄し、蒸し上げます
2.こうじ菌つけ
蒸し上がった国産米に
こうじ菌をつけて、こうじ室に入れます
米の蒸し上がりの良否
こうじ室への引込み温度等は
こうじを作る際の最も大切な作業です
3.ねかせ
米にこうじ菌をつけたお米は
一度寝かせ、こうじ菌の繁殖を助けます
これも大切な作業の一つです
4.こうじ完成
48時間、こうじ室に入れて
二度にわたる手入れのあと
こうじが出来上がります
5.大豆の煮上げ
国産大豆をよく洗い、大釜で煮上げます
等分分けて一夜放冷させます
6.乳酸菌・酵母
一度冷え切った大豆には
空気中の乳酸菌や酵母がたっぷり付着し
天然酵母特有の味を醸し出します
7.杉桶仕込
大豆、こうじ、食塩を混合して
大桶に仕込みます
8.天地返し
夏季に十分発酵した味噌は
10月初旬に別の大樽へ移し替えられます
翌年1月下旬の寒入りと同時に
それまで発酵室にあった味噌を
冷たい貯蔵室へ移し
もう一年熟成させます
9.味噌の完成
充分に熟成された味噌ほど
色が濃く、独得の熟成香がでてきます
三年味噌は添加物無使用
加熱処理もされていません
左が一年味噌・右が三年味噌
原料は一緒ですが濃い色になっています
ひと通り見学させていただいたあとは
同じ敷地内にある販売店へ
みそソフト
ふわっと味噌の香りがして
コクがありビターチョコのような味
北アルプスの恵みの水が
味噌をより一層おいしくしてくれます
敷地内には食事処もあり
蔵元のランチが頂けます
事前に予約しようとしましたが満席でした
(かなり先まで予約でいっぱいでした)
味噌餃子定食
信州豚ロース御膳
※写真はホームページからお借りしました
「三年味噌で豚汁作ったら最高だよ」
店員さんに教えて頂き
さっそく豚汁つくりました
コクがあり、とても美味しかったです
日本製コソコソ話
たくさんの海外からの
団体観光客に紛れて味噌蔵の見学
挙動不審な私に
店員さんが優しく且つ丁寧に対応してくれました
販売店でも店員さんが皆さん優しく
こういうお店で働きたいなぁと思いました
石井味噌さんのお味噌は
愛情たっぷりに作られていることを知り
製造されている現地へ赴き
製品を購入することで
食への愛や大切さを深く感じました
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