2023年神奈川県公立高校入試【数学】の感想と解説 | 横浜市東戸塚にある個別指導塾教室長のブログ

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神奈川県の公立高校入試の受験情報や小・中学生の学習指導について綴っていきます。

★2023年神奈川県公立高校入試の問題・解答

 

今年も数学講師資格を更新するために受験問題に挑戦する日がきました。

 

自己採点をした生徒たちは、模擬試験や入試予想問題より点数が取れていたので、受験生たちには解き易かった試験のようです。

 

今年は私が特に気になった問題のみ解説したいと思います。
 

■問3解説

 
(ア)(ⅱ)は円周角をつかった角度の問題。去年の問3(ウ)より易化。
 
むしろ、(ウ)が速さのグラフを使った面白い問題。解答はすれ違った時間を求めなければいけないわけではないので、グラフに状況を書き込んでいくと3分ちょっとで正解が見つけられます。
 
(エ)は似たような問題が追検査に出題されていたので、うちの塾生は比の融合をゴリゴリ使って解いたとか爆  笑 慣れてる生徒なら解くのに10分も掛からなかったと思います。
 
■問4解説
 
(ウ)は過去問で何度も見たことがある問題でした。例年と違ったのはGのx座標に「t」とおいて式を構築するところでしょうか。
 
しかし、これも私立高校の過去問を解けば普通に見かける問題なので、公立上位校を受験した生徒たちは解けたと思います。問4は3問を解答するのに10分ぐらいで解きたいですね。
 
 
■問5・6解説
 
例年、私が苦手にしている問5の確率の問題。解法は36通りを全力で書けばOK!のスタイル。
 
(ア)は比較的すぐに見つかるのですが、(イ)を解いている最中にタイムアップ…。
 
試験時間をオーバーすること5分で、下記の表が完成しました。
 
問6に関しては、去年に比べると比較にならないくらい解きやすくなりました!
 
(イ)は過去問でも何回か見たことがあるような問題。落ち着いて作図すれば解けたはず。
 
(ウ)は中心角144°のおうぎ形を正確に作図できた受験生は解き方に気付けたのではないでしょうか。
 
 
■総括
 
今年は私立高校のOP受験をする子が何人かいたため、鎌倉学園・山手学院・法政二高・慶応などの
過去問演習を9月~1月にたくさんやっていたせいか、とても解きやすく感じました。
 
自塾の生徒たちには解ける問題の見極めを過去問演習や予想問題演習で繰り返し行っていたため、数学の点数は上振れた子が多い印象です。
 
今年の数学は平均点が2017年の63.5点まではいかないものの、2021年の58.2点くらいにはなるかなと予想します。
 
※追記(2/22) 
17日にSTEP平均が発表されましたが去年と5科で3点くらいしか変わっていません。
STEP平均の数学を元に算出したところ、今年の数学の平均点は53点に修正します。
5科計も去年とほぼ同じくらいで、293点ぐらいかなと予想します。
 
 
 

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