大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

五色の幟

2024年04月24日 | 四天王寺
先日、四天王寺へお参りの際、極楽門の前で五色の幟がはためいていました。

五色
青・黄・赤・白・黒が基本となる。
仏教において如来(悟りを開いた者)の精神や智慧を5つの色だが、青の代用に緑、黒の代用に樺色や紫を使うことがある。

青 - 如来の毛髪の色で、心乱れず穏やかな状態で力強く生き抜く、定根・禅定を表す。
黄 - 如来の身体の色で、豊かな姿で確固とした揺るぎない性質、金剛を表す。
赤 - 如来の血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を救済することが止まることのない、精進を表す。
白 - 如来の仏歯の色で、清らかな心で諸々の悪業や煩悩の苦しみを清める、清浄を表す。
黒- 如来の袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、誘惑などによく耐えて怒らぬ、忍辱を表す。

写真上左・長谷寺
この五色には上記のほかにも意味があり、中国の五行説が発祥とされている。
五行説では「全てのものは木・火・土・金・水の5つの要素で作られている=森羅万象」と考えられており、その5つを色に置き換えたと言われている。また、真言密教ではそれぞれ東・南・中央・西・北の5つの方位や五智如来が示されている。
木=青・・東・阿閦如来
土=黄・・南・宝生如来
火=赤・・西・阿弥陀如来
金=白・・中央・大日如来
水=黒・・北・不空成就如来
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