日本の不法移民問題と入管法問題の話。

2024年05月09日 | 政治社会問題
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(3)買い物、熱帯地獄フイリピン移住30年、チキンミートを買いました。

2024年05月09日 | フィリピンでお買い物、結構良いデパートメントストア―
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(2)買い物、熱帯フイリピン移住30年、棚と食料品を買いました。

2024年05月08日 | フィリピン永住生活、、天国か地獄かな
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近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療

2024年05月08日 | 病気 余命を考える 死を迎える準備
近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは
https://www.ibm.com/blogs/think/jp-ja/mugendai-6080-interview-nci-cancer-treatments/
2016年11月15日

カテゴリー Mugendai(無限大)

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人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。
「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2~3年後の実用化を目指している。
がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。
これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品は安価なので、医療費の削減にも大いに貢献しそうだ。
オバマ大統領が2012年の一般教書演説でこの治療法の発見を取り上げ、「米国の偉大な研究成果」として世界に誇ったことを覚えている方も多いだろう。
その後順調に研究開発は進み、NCIで20年越しの研究が大詰めを迎えている小林氏に、この治療法の効果や革新性、将来展望などを伺った。

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【続報】「がん光免疫療法」の開発者・小林久隆医師に聞く――転移がんも再発もなくなる究極の治療の実用化を目指して
目次

近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される
これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった
全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる
現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性
転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く
費用は安く、日帰りの外来治療でOK
ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ
生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある
臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点

小林久隆
小林久隆
(こばやし・ひさたか)

米国立がん研究所(NCI)主任研究員
1961年西宮市生まれ。1987年京都大学医学部卒。1995年同大学院修了し医学博士修得。1995年よりNIH臨床センターフェロー。2001年よりNCI/NIHシニアフェロー。2004年よりNCI分子イメージングプログラムで主任研究員として、基礎研究開発部門を主導。専門は、がんの新しい画像診断方法とがん細胞の超特異的治療(近赤外光線免疫療法)の開発。近赤外光線免疫療法の開発は、2012年にオバマ大統領の一般教書演説で紹介され、2014年にNIH長官賞を受賞した。近赤外光線免疫療法は、アスピリアン・セラピューティクスにライセンスされ、2015年より頭頸部がん患者を対象にした最初の臨床治験が開始された。これらの開発で4回のNIH Tech Transfer Awardを受賞しており、NCIでは今世紀に入って初めての日本人テニュア主任研究員となった。日本では第38回日本核医学賞等を受賞する研究者であったと同時に、11年の臨床経験がある放射線診断、核医学、消化器内視鏡の専門医でもある。これらの日米での功績によって2012年に、日本政府の国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の表彰を受けている。現在、アメリカ化学会の雑誌など欧米の7誌で編集委員、多くの国際学会でプログラム委員をしている。

近赤外線の当たったがん細胞は1,2分でバタバタと破壊される

――近赤外線を使うがん治療は、従来の医学の常識からすると全く予想外の方法だと思います。その仕組みや特徴について、分かりやすく説明していただけますか。

小林 この治療法は、がん細胞だけに特異的に結合する抗体を利用します。その抗体に、近赤外線によって化学反応を起こす物質(IR700)を付け、静脈注射で体内に入れます。抗体はがん細胞に届いて結合するので、そこに近赤外線の光を照射すると、化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。

近赤外線は、波長が可視光と赤外線の中間に位置する光です。治療には近赤外線のうち、波長がもっとも短く(700ナノメートル:nm、1nmは10億分の1メートル)エネルギーが高い光を使います。IR700はフタロシアニンという色素で、波長700nmの近赤外線のエネルギーを吸収する性質を持っています。その化学反応で変化したIR700ががん細胞の膜にある抗体の結合したたんぱく質を変性させ、細胞膜の機能を失わせることによって1~2分という極めて短時間でがん細胞を破壊します。その様子を顕微鏡で見ると、近赤外線の当たったがん細胞だけが風船がはじけるようにポンポンと破裂していく感じです。

図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ
図1:近赤外線を使った新しいがん治療法のイメージ

これほどがん細胞の選択性が高い治療方法は過去になかった

――これまでのがん治療法は副作用が患者さんの悩みでしたが、この点はいかがでしょうか。

小林 この治療法には、ほぼ副作用はなく、安全性が確認されています。これはとても重要なポイントです。
そもそもがん以外の正常細胞には抗体が結合しないので、近赤外線が当たっても害はありません。また抗体が結合したがん細胞でも、この特殊な近赤外光が当たらなければ破壊されません。つまり抗体が結合して、かつ光が当たったがん細胞だけを破壊するという高い選択性を持つ治療法なのです。これほど選択性が高いがんの治療法は過去にありませんでした。

近赤外線はテレビのリモコンや果物の糖度測定などに使われるおなじみの光です。可視光と違って人体をある程度深くまで透過しますが、全く無害です。
抗体は、米国食品医薬品局(FDA)ががん治療に使うものを20数種類認可しており、毒性が少ないことが証明済みなので、現在は、まずこの中から選んで使っています。IR700は、本来は水に溶けない物質で体内に入りませんが、中にシリカ(ケイ素)を入れて、水に溶ける性質に変えています。1日で尿中に溶けて排出されるので、これも人体には無害です。

全身のがんの8~9割はこの治療方でカバーできる

――この治療法はどのような種類のがんに対して有効なのでしょうか。

小林 皮膚がんのような身体の表面に近いものだけでなく、食道がん、膀胱がん、大腸がん、肝臓がん、すい臓がん、腎臓がんなど、全身のがんの8~9割はこの治療法でカバーできると思います。
近赤外線の照射はがんの部位に応じて、体の外から当てることもあれば、内視鏡を使うこともあります。がんの大きさが3cmを超えるような場合は、がんの塊に細い針付きのチューブを刺し、針を抜いて代わりに光ファイバーを入れ、塊の内側から近赤外線を照射します。

話が少しそれますが、この治療法は再生医療にも役立ちます。例えばiPS細胞で臓器や網膜用のシートを作るとき、中に悪い細胞がごく一部混じり込んで発がん性を示す心配があるのですが、そこにこの抗体をかけて光を当てれば、悪い細胞を一瞬ですべて破壊して取り除くことができます。他の正常な細胞にはダメージがなく、安全なiPS細胞シートや人工臓器を作ることが可能になるのです。

現在300人を対象に効果を試験中。2、3年後に実用化できる可能性

――臨床試験はどの段階まで進んでいますか。また実用化の承認が得られるのはいつ頃の見通しでしょうか。

小林 臨床試験の認可はFDAから2015年4月に出ました。治療法の毒性を調べるフェーズ1は、頭頸部の扁平上皮がんの患者さん10人を対象にして行い、全く問題なく終わりました。この10人はがんの手術をした後に放射線治療や化学療法をやっても再発し、どうしようもなくて、私たちの臨床試験に参加した方たちです。
現在は30~40人の患者さんを対象に治療効果を調べるフェーズ2に入ったところです。この治療法には副作用がなく、抗がん剤のような蓄積量の上限がないので、何回でも繰り返し治療することができます。実際にフェーズ2では、既に一度で治りきらなかった患者さんに繰り返しの治療を行っています。

この先、一般的には従来方法との比較検討をするフェーズ3に進むのですが、もしフェーズ2で顕著な効果が出れば、フェーズ2を300人程度まで拡張してフェーズ3を省略し、治療法としての認可を受けられる可能性があります。私としてはこの過程を経て2~3年後に実用化する計画です。

転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

転移がんは活性化した免疫細胞が攻撃に行く

――この治療法は近赤外線を当てたがんだけでなく、別の場所に転移したがんにも有効ということですが、どういうメカニズムが働くのでしょうか。

小林 転移がんについては、2つの方法を使います。1つは今お話した、がん細胞に光を当てる方法です。この方法でがん細胞を壊すと、いろいろながんの抗原(壊れたタンパク質)が一斉に露出します。すると、正常の細胞は全く治療の影響を受けませんので、すぐ近くにいる健康な免疫細胞がこの抗原を食べて情報をリンパ球に伝えます。リンパ球は分裂して、その抗原を持つ他の場所にあるがん(転移がん)を攻撃しに行きます。これが転移がんに対する免疫を活性化する主要な仕組みです。

もう1つは、昨年パテントを申請し、今年8月に論文として発表したばかりですが、がん細胞を直接壊すのではなく、がん細胞の近くにいる免疫細胞ががん細胞を攻撃することを邪魔している免疫抑制細胞の中で主要な細胞である制御性T細胞を叩く方法です。この方法では、IR700を付けた抗体を制御性T細胞に結合させ、近赤外線を当てて壊します。するとがん細胞の近くにいる免疫細胞は邪魔者がいなくなるので直ちに「OFF」から「ON」に切り替わり、数十分のうちに活性化してがん細胞を壊します。さらに血流に乗って全身を巡り、わずか数時間のうちに転移がんを攻撃し始めます。がん腫瘍内にいる免疫細胞はほとんどすべて、がん細胞のみを攻撃するように教育されており、免疫の効きすぎが原因になる自己免疫疾患のような従来の免疫治療で起こる副作用は起きないので安心です。

図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み
図2: 近赤外線のがん免疫療法の仕組み

この2つの方法のうち、制御性T細胞を破壊するほうが、転移がんへの効果が大きいことが分かっています。この治療法はすでにマウスでの前臨床試験が終わり、NIHがパテントを取ってベンチャー企業にライセンス供与しています。私たちも常に技術面で支援していますが、今後はその企業が臨床治験の開始へと全力を挙げてくれると思いますし、それが米政府のライセンス供与の条件にもなっています。
最終的には、患者さんの病状や進行状態に応じて、この2つの仕組みの治療法を適善に組み合わせて、それぞれのがん患者さんを治療することになるでしょう。

費用は安く、日帰りの外来治療でOK

――今どの国でも医療費の増大が問題になっています。新しい治療法が近赤外線、IR700、市販の抗体と、いずれも身近にあるものを使って安価に治療できるのは大変な魅力ですね。

小林 その通りです。とても安く治療できます。近赤外線はレーザー光発生装置で発生させますが、機器自体の値段は約300万円ぐらいですから、普通の医療機器に比べれば2桁ぐらい安い。しかも日帰りの外来治療で済み、入院してもせいぜい1泊で済みます。臨床治験で治療を受けた患者さんに聞くと、「この程度の体の負担で済む治療であれば、是非またやってください」というような感じです。患者さんが恐れることなく受けられる治療に仕上げることも、この治療を開発する中で目指してきた大きなポイントの1つです。
この治療法が普及すれば医療費の削減につながり、医療費の増加に悩む社会にとって大きなメリットになるでしょう。

――将来的には、外科手術で取り残したがんも、この治療法を用いて再発を防ぐことを検討されているとのことですが、見通しはいかがですか。

小林 まだ実験中ですが、脳腫瘍についてはドイツのフライブルク大学、ケルン大学と共同研究しています。脳の手術では体の機能を失ったり、人格が変わってしまったりしないように正常な脳神経を残さねばならず、がん細胞と正常細胞が混ざった部分を完全に取り除くことはできません。この治療はこうしたケースで、取り切れなかったがん細胞の除去に最も良く応用できると考えています。

また、すい臓がんについてはオランダのフロニンゲン大学が熱心に取り組んでいます。すい臓がんも手術で取り切れないケースが多いために再発率が30~40%と高いのです。
脳腫瘍もすい臓がんも、手術した個所はがん細胞が露出しているため近赤外線の照射で取り残したがん細胞の処理をしやすく、外科の先生たちが積極的に臨床応用へと研究を進めてくれています。

ホワイトハウスは大統領演説まで情報漏れを防いだ

――お話を伺っていると、がん治療を根本から変える画期的な治療方法に、思わず元気がわいてきます。

小林 手前みそになりますが、これまで開発されてきた多くの治療法の中で一番いい方法ではないでしょうか。正常細胞を傷つけずにがん細胞だけを破壊するのは理にかなっています。また、体にやさしいように局所のがんを治療することによって、全身の転移がんも治す治療法は、これまで存在していませんでした。
患部がとてもきれいに治ることもこの治療の特徴です。私は臨床医時代に放射線治療もしていましたが、がんの治療後に「瘢痕(はんこん)」という収縮した硬い傷跡が残るのが悩みでした。がんが治ってもこの瘢痕のために食道などが詰まってしまったりして、患者さんに大きな負担になっていました。その点、この新しい治療法ではかん細胞だけを壊すため、組織の再生に必要な組織幹細胞が健常なまま残ることで、組織再生がスムーズに進みます。

――オバマ大統領が2012年2月の一般教書演説でこの治療法を称賛したのは、NCIが絶対の自信をもって推薦したからでしょうね。

小林 NCIは政府直轄の研究機関ですから、さまざまな情報を絶えずホワイトハウスに届けています。我々もネイチャーやサイエンスのような専門誌に論文を出した場合は、必ず短文の報告を上部に提出する義務があります。
NCIの研究者ががんの全く新しい治療法でパテントを取るケースは少ないので、ホワイトハウスも注目したのだと思います。2011年にネイチャー・メディシン誌に発表した後、上部に報告しましたが、何の音沙汰もありませんでした。変だなと思っていたら、大統領演説のインパクトを出すために、外部に漏れないようわざと黙っていたのだと、後で知りました。

生物、物理、化学の融合領域には大きな可能性がある

――先生はNCIで約20年間の研究生活を送られていますが、治療法のアイデアを得たのは何がきっかけだったのでしょうか。

小林 私は医学生だった1984年ごろから免疫抗体の研究をしてきたので、もう32年になります。20代のころは、「抗体がこれだけがん細胞にだけぴったり結合するなら、抗体に薬品や放射性同位元素を付けて運べば、がんの治療が簡単にできるはずだ」と単純に考えていました。
しかし、現実はそんなに簡単ではありませんでした。薬品には副作用があるし、放射性同位元素によって人は被曝するので、正常細胞も悪影響を受けます。つまり安全性にまだ多くの課題があり、いまだにがんの患者さんを治すまでに至っていません。

そこで、がん細胞だけに効いて、他の正常細胞には毒性がない治療法はできないだろうかと考え始めたのが2001~2年頃です。まず試みたのは、がん細胞にがん細胞のみでスイッチが「ON」になる蛍光試薬をかけて、がん細胞のみを光らせることでした。東京大学の浦野泰照先生と共同研究し、2007~8年ごろに成功しました。
がん細胞が光るのはエネルギーががん細胞からのみ光として放出していることを意味します。そのエネルギーをうまく転用すれば、がん細胞だけを殺すことができるのではないか。そこで薬品を少し変えて光を当て、そのさまざまな光化学反応によってがん細胞を選択的に殺すという方法を検討した中で、この近赤外光線免疫療法に行きつきました。他の細胞を傷つけることなくがんを治療するためには、体の奥まで透過する近赤外光が必要でしたので、近赤外光を吸収するいろいろな化学物質をさまざまな方法で抗体に結合させた化合物をスクリーニングし、その中で最も効率よく目的の細胞を殺すことができる薬剤を選択すると、最後に現在の方法で抗体とIR700とを結合させるという組み合わせに確定できたわけです。

――こうした画期的な研究成果を上げることができた主な要因は何だったとお考えですか。

小林 NIHでは研究の自由度が高いことだと思います。純粋に好きな研究に没頭することができました。がん細胞が死ぬ現象は生物学ですが、そこへ至る過程はすべて物理学と化学です。こういう融合領域では通常は競争的な研究資金は取ることが難しいし、研究資金を許可された以外の使い方をすると罰則があります。米国でもNIHだからこそ可能な研究だったと思います。
融合領域にはいろいろな新しい可能性のある研究テーマが残されていると思います。私の研究はすでに分かっていることのみを統合しただけとも言えますが、出来上がりはこれまでにないがん治療法になりました。

臨床医だったからこそ理解できた現場の問題点

――先生は臨床医を11年間務めた後で研究者に転身されたという珍しい経歴をお持ちです。若い世代の臨床医や研究者たちに向けて一言メッセージをお願いします。

小林 臨床では放射線診断と治療をしていましたが、同時に「患者に役立つ研究」を志していたので、現場を知ることにはとても大きな意味がありました。もし最初から研究の道に入っていたら、現場で何が問題になっているのか分からなかったでしょう。その点、私は感覚的に問題意識をはっきり持つことができました。

研究者が臨床をやることはちっとも回り道やマイナスなことではなく、問題意識を持っていれば必ず研究に役立ちます。立派な基礎研究をしている研究者でも、臨床の問題を認識している人はとても少ないのです。若い人には頑張ってほしいし、私も、「がんはもう怖い病気ではない」と言える社会がくるよう努力を続けます。

TEXT:木代泰之

※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。
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滅亡寸前のNHK党の街頭演説が絶望的に珍獣博覧会だった件。 チダイズム

2024年05月08日 | 海外移住で地獄に堕ちたはなし

【選挙ウォッチャー】 滅亡寸前のNHK党の街頭演説が絶望的に珍獣博覧会だった件。
チダイズム
チダイズム
2023年4月23日 09:00

 10億円以上の借金が返済不能に陥り、見るからにアホっぽい大津綾香党首にすべての借金を背負わせてトンズラをこく計画を思いついてしまった尊師・立花孝志。ところが、いざ借金を背負わせた瞬間、大津綾香党首がまさかの覚醒。党首の座とともに、年間約3億3000万円の政党交付金が入る銀行口座を奪われ、「第三者委員会」を設置すると宣言され、それまで側近だったはずの幹事長・黒川敦彦から攻撃を受けるようになりました。
 だから、旧NHK党は今、何があっても尊師・立花孝志のことを崇拝してやまない生粋のN国信者たちによる「立花派」と、これまでずっと立花孝志を崇拝してきたけれど、「あれ? 尊師、おかしくない?」となってしまった黒川敦彦らの集団「大津派」に分裂し、党内で激しい内ゲバが起こっているのです。
 統一地方選の最終日となる4月22日、尊師・立花孝志は、武蔵小山駅前で品川区の久保田学、目黒区の川端慎二の応援演説をする予定だったのですが、ここで「尊師vs黒川」の最底辺対決が勃発。旧NHK党の終わりが近いこともあってか、N国界隈に生きる人たちも大集結。尊師・立花孝志の街頭演説会は、グッチャグチャの下痢便みたいな展開になりました。

目次

■ 旧NHK党・珍獣博覧会が開幕
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オープニングは、サーファーTAKASHI氏による腕立て伏せから始まった

 まず冒頭、尊師・立花孝志の車が渋滞に巻き込まれているとのことで、街頭演説会のスタートが遅れ、場をつなぐためなのか、立花孝志とは「仲良しアンチ」であるサーファーTAKASHI氏が腕立て伏せをするところから、この珍獣博覧会は始まりました。
 これからたくさん不思議なことが起こりますが、「なぜ、腕立て伏せなのか?」みたいなことを、いちいち気にしてしまうと先に進みませんので、ちょっと待ち時間ができると、みんなの前でいきなり腕立て伏せ、厳密に言うと、指立て伏せをしてしまう男がいるということだけ覚えていただければと思います。
 そして、駅前でいきなり腕立て伏せをおっ始めてしまったので、通行人から「邪魔だ!」と言って蹴られ、「蹴ってんじゃねぇよ!」となり、いきなりモメます。
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蹴って来た奴をド詰めするサーファーTAKASHI氏

 これに関しては、蹴った奴も蹴った奴なんですが、駅前で腕立て伏せをしている奴もどうかしているので、「始まる前からカオス」としか言いようがありません。
 しかし、前座のサーファーTAKASHI氏の騒動が終わると、程なくして、尊師・立花孝志が到着しました。珍獣博覧会の開幕は、黒川敦彦の「尊師が来られたぞー!」の合図で始まります。
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ジャンプをしながら「尊師コール」をする黒川敦彦、44歳

 「尊師! 尊師! 尊師! 尊師! 尊師! 尊師!・・・」。
 聴衆の半分くらいは、この尊師コールに反応していた印象ですが、残りの半分くらいは、尊師のことを崇拝してやまない生粋のN国信者なので、黒川敦彦のことを苦々しく見ていました。情弱の量が多すぎて、この国が大丈夫なのか不安になります。
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スマホで撮影攻撃をする尊師・立花孝志と、まったく動じない黒川らの集団

 尊師・立花孝志は、登場した時には既にスマホを構えており、「尊師コール」をしている人たちの顔を間近で撮影し始めました。しかし、普通の人だったら「撮影されて嫌だな」となるかもしれませんが、黒川らの集団は顔出しで活動しているパチキレた人たちなので、まったく通用しません。むしろ尊師・立花孝志がスマホで撮影している時は、尊師のメンタルに効いている証拠なので、黒川らの集団は、さらに調子に乗ります。
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尊師のスマホ撮影攻撃が通用せず、初手で有効なカードをすべて失ってしまった立花孝志

 実は、尊師・立花孝志には「スマホ撮影攻撃」以外に武器がありません。
 一応、「法律知識マウント」や、N国ウォッチャー界隈から「発作」と呼ばれている「コケコッコダンス」などの武器もあるにはありますが、黒川らの集団に有効っぽいものが「スマホ撮影攻撃」ぐらいしかなく、その「スマホ撮影攻撃」さえも、ほとんど無効という状態でした。
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スマホ攻撃が通用しなかったため、ここから黒川敦彦の独壇場になってしまう

 こうなってしまうと、黒川敦彦の独壇場になってしまいます。
 黒川敦彦は、これまで「参政党」にやってきたのと同じように、今度は尊師・立花孝志に向かって妨害行為をかまし、ヤジを飛ばしました。「部下の自由を尊重する」と言って、これまで「参政党」への迷惑行為を容認してきた報いを、今度は自分が受ける番になってしまったのです。
 しかも、「参政党」と決定的に違うのは、神谷宗幣さんや吉野敏明さんのようにヤジを受け流すことができず、尊師・立花孝志は、いちいちヤジに反応してしまい、演説が止まります。特に、顧問司法書士に支払っている200万円の報酬をめぐり、「マリノに200万!」と言われると、いちいち発狂してしまうので、弱点がバレまくり。
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黒川敦彦謹製の円グラフも、尊師・立花孝志には、よく効いてしまう

 ここ最近、参政党に対しては、小麦否定派の吉野敏明さんに向かって釣り竿の先にメロンパンを吊るして妨害行為をしている黒川敦彦。吉野敏明さんは完全にスルーしているので、釣り竿メロンパン攻撃が効いている様子はないのですが、尊師・立花孝志に示す円グラフは、めっちゃ効きます。
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釣り竿の先に円グラフをつけて尊師・立花孝志に近づける黒川敦彦

 他の場所で同じことをやっても「知の底辺」すぎて、まったく通用していないのに、立花孝志と黒川敦彦は「知の周波数が一緒」なので、めっちゃ効いてしまうのです。
 あと、この円グラフには、恋人で顧問司法書士の加陽麻里布のお手当のことも書かれているので、余計にプギャります。いまやN国ウォッチャー界隈では「N国のアニータ」と呼ばれるぐらい、立花孝志の個人資産含め、加陽麻里布関連に一体、いくら消えているのかが分からないこともあり、立花孝志は今、この話題を出されることを一番嫌っています。
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黒川敦彦によって、最強の天才であるはずの尊師・立花孝志が追い詰められている

 こうした黒川敦彦の一連の動きは、「立花孝志こそ最強の天才」だと思ってきたアホのN国信者たちが目を覚ますキッカケとなっており、アホのN国信者たちは今、「あの世界最強の立花さんが、こんなに苦境に立たされるのか!」と震えながら失禁。ズボンを濡らすと同時に、脳味噌に再び電流が走り、「ひょっとして立花さんって、最強の天才なのではなく、ただのホラッチョおじさんなのでは! アハッ! アハアハッ!」となり、どんどん洗脳が解けています。
 そして、目が覚めたN国信者から順番に「ちだいさぁぁ~ん!」となっており、僕からは「こっち来るんじゃねぇよ、気持ち悪りぃ!」と言われています。
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文字通り、尊師・立花孝志を釣ることに成功している黒川敦彦

 文字通り、黒川敦彦は尊師・立花孝志を円グラフで釣ることに成功しており、立花孝志はたまらず警察を呼び、「選挙の自由妨害罪だ!」と法律マウントをかましました。ところが、「それじゃあ、オマエらが参政党にやってきたことは何なんだよ!」という話に帰結してしまい、またしてもN国信者たちに「ひょっとして立花さんって、超ダサいオジサンなのではないか! アハッ!」とさせるキッカケを与えてしまいました。
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立花孝志に向かってヤジを飛ばす黒川敦彦

 黒川敦彦のヤジに、いちいち言葉が詰まってしまう尊師・立花孝志。
 すると、かねてから黒川敦彦のお金の流れを追及している「荻津組」の荻津伸輔氏が尊師・立花孝志と同じような法律の話をかまし、選挙の自由妨害罪であることを力説。
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立花孝志を喰う黒川敦彦、黒川敦彦を喰う荻津伸輔という謎の食物連鎖が誕生

 立花孝志を妨害する黒川敦彦に対し、今度は荻津伸輔氏が「借りた1億円はどうなっているんだ」と詰めるようになりました。こうなると、会場はめちゃくちゃカオスな状態になり、とうとう荻津伸輔氏は立花孝志と街宣車に乗り、黒川敦彦が1億円を返さないでいいと豪語していた時の音声テープを流し始めました。
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こうなっちゃうと、完全に尊師・立花孝志の一味でしかない荻津伸輔氏

 実は、ここの「N国界隈」の人間模様は大変複雑で、「N国アンチ」を自称している人たちの多くが、「半信者・半アンチ」のような状態に仕上がっています。詳しいことは、こちらの本をご覧ください。
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言葉に詰まる尊師のメンタルを立て直すために大きな声で応援する専属カメラマンの荻野欣士郎

 生粋のN国信者で立花孝志のYouTubeを撮影する専属カメラマンの荻野欣士郎が、弱った尊師のメンタルを立て直すために大声で応援。「尊師、がんばえー!」になっていたのですが、ここでパチンコの演出のような奇跡が起こります。
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尊師・立花孝志の選挙カーの横に、元祖の「尊師」のコスプレをした男の姿

 令和の時代で「尊師」と言えば立花孝志を指しますが、なんと、尊師・立花孝志が立つ選挙カーの横に、「元祖」とも言える尊師・麻原彰晃のコスプレをしている男が立ち始めたのです。
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妨害行為が酷すぎて演説ができないと言い出し、演説を中止した立花孝志

 すると、黒川敦彦らの妨害行為が酷すぎるとして、演説の中止を宣言。立花孝志が街宣車を降りることになったのですが、こうなると立花派と大津派のN国信者同士で争いが起こり、「なんてことをしてくれたんだ!」「やるのか、コラァ!」となり・・・。
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オジサン同士で飛沫を飛ばし合って口論をする黒川敦彦と荻津伸輔氏

 尊師そっちのけで場外乱闘が勃発。黒川敦彦と荻津伸輔氏がやり合っているかと思いきや、今度は「清潔感ゼロ系YouTuber」の寿司太郎と荻津伸輔氏が口論となり、なんと、寿司太郎が触れたか触れなかったかぐらいの小競り合いで、荻津伸輔氏が吹っ飛びました。
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倒れ込む荻津伸輔氏に「そんな大袈裟な!」という心の声が漏れそうになった

 気の力だけで相手をねじ伏せた「清潔感ゼロ系YouTuber」の寿司太郎。
 すると、「何してくれとんねん!」と、今度は立花孝志の専属カメラマンである荻野欣士郎と寿司太郎が口論になり、キスしちゃうんじゃないかというぐらいにお互いに頭をくっつけて罵り合うことに。
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いつ手を出してもおかしくないぐらいのバチバチの口論になる寿司太郎と荻野欣士郎

 いくらムカついているとはいえ、ここまでの至近距離はお互いに気持ち悪いだろうと思うのですが、いい歳こいたオジサンが、おでことおでこをくっつけ、今にもどちらかが手を出してしまうのではないかという緊迫した状態に。すると、ここでまさかの展開が!
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麻原彰晃の方の「尊師」が喧嘩をする二人の間に割って入り、仲裁した

 なんと、麻原彰晃の方の「尊師」がヌッと現れ、喧嘩をしている二人の間に割って入りました。カオスすぎて「どういうことやねん!」というツッコミしか思い浮かばんのですが、集まっているN国信者は全員バカなので、これを見て「神が降りてきた!」とか「モーゼだ!」と言っていました。
 世界に目を向ければ、ヤバい政治家や政党なんてたくさんいるのかもしれませんが、これほどアホで反知性的な政党は他にないのではないかと思っています。僕はマジで、とんでもない政党を専門にしてしまったと激しく後悔しています。


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 まもなく「政治家女子48党」は、大きな社会問題として取り上げられるようになると思います。今、こうして起こっているゴタゴタも、実は、N国信者たちが心のどこかで、「NHK党はもう終わりなのでは?」と感じているから起こっているとみられ、それでもなお立花孝志を信じ続ける人と、立花孝志はもう終わったと考える人で大きく分かれています。
 どんどん味方がいなくなり、尊師・立花孝志は最近、「溺れる尊師、ちだいをすがる」になっていて、僕と会うたびに言うことは「ちだい君の取材費を出してあげたいなぁ!」です。今となっては10億円以上の借金が返済できず、首が回らなくなっているので、僕に払える取材費なんてものが存在するはずもありませんし、そもそも尊師・立花孝志は今、数千万円単位の詐欺に引っかかっている可能性があると思っています。それもこれも自業自得ではあるのですが、尊師・立花孝志の末路は、めっちゃ悲惨です。

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