鎌倉の鍼灸マッサージ院です~肩こり・腰痛・頭痛からガンなどの痛みをともなう病気・四十肩・ぎっくり腰・うつ病~光線治療  

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鎌倉市由比ヶ浜のあいらくマッサージ院
中医学に光線治療、アロマ、民間療法を加えて治療しています

痛みとの正しい別れ方~痛みの害~

2017年07月30日 | 健康

前回のブログに書いたとおり、「痛み」とは身体が私たちに向けたメッセージです。

しかし、厄介なことに、この「痛み」というメッセージは、「暑い」というメッセージや「眠い」というメッセージと違い、余りにも強烈なメッセージなために、私たちの身体に様々な害も及ぼしてしまいます。

強烈な「痛み」を感じると、身体は緊張して筋肉をこわばらせ、

こわばった筋肉の中を通る血管を圧迫して血流を滞らせ、

痛みを感じている部分以外の血流も落ちてしまうために、

全身への酸素、栄養、エネルギーの供給量が落ちてしまいます。


また、「痛み」を感じることで神経、筋肉が緊張して交感神経が優位になり、自律神経のバランスを崩し、そのために様々な症状を引き起こしてしまいます。

さらに、強い痛みを長い間感じ続けたことによって、脳の痛みの信号を受けている部分が過敏になってしまい、必要以上に痛みを感じたり、身体のその部分は治っているのに、「痛み」だけが残るという事さえ起きる場合があります。


このように、本来は異常を知らせるメッセージであり、単なる現象に過ぎない「痛み」が続くことで、更なる悪循環を生んでしまうのです。