「水饅頭って何?」
牧水の足跡を追う旅に立ち寄った沼田市上之町の街角で、
歌人 馬場あき子が そう呟いたのは10数年前。
沼田市の姉妹都市の下田市から視察に訪れていた長友氏が、
それを知って、水饅頭を口にしたのは、
昨年の沼田まつりの夜の事。
その水饅頭のおいしさに詠んだ一首が、
今、荒木屋さんの店内に飾られています。
細川浩一氏 筆
さくら花幾春かけて老いゆかん身に水流の音ひびくなり
馬場あき子
残したい現代の名歌として選ばれた歌です。
馬場あき子も目とめし「荒木屋」の水饅頭
ほどよく溶けて冷たきのど越し
長友くに
短歌による視察報告から沼田の街の思い出を詠んだ一首、
風の掲示板にいただきました。
水饅頭ののど越しを味わうのが楽しみになりました。