リヨンで南京虫発生【画像あり閲覧注意】Punaise de lit
こんにちは、ごうです。
イタリア旅行振り返りの記事を書いている途中ですが、ここで大問題が発生してしまったので、こちらを書かせていただいています。
タイトルにある通り、南京虫が発生しました。。。
日本にいたときには決して考えられなかった虫(最近は旅行者も増え、その名を聞くこともたまにあるよう)ですが、自分とは関わることがないであろうと思っていました。
そもそも南京虫とは「トコジラミ」というのが正式名称のようで、吸血性の寄生昆虫です。
噛まれるときに唾液を注入され、これが体内でアレルギー反応を起こし、痒みを引きおこします。痒みは1,2週間は続き、その跡もなかなか消えないそうです。
(以上Wikipedia トコジラミ - Wikipedia より)
しかも色々調べたところ、人にもよりますが、ひどい場合、蕁麻疹なども引き起こすらしい。
2週間ほど前から(イタリア旅行前)、シーツに黒っぽいシミ?いや模様?があるな〜って思っていたのですが、足がかゆくなり、かなり痒みがあったので、その黒いシミと関連づけて考えて原因究明に当たりました。
誰か助けに来てくれるわけでもないので、まずは、それが何の虫なのかを特定するところから。
「ベッド・かゆい・虫」
と検索するだけで、同じような症状に遭われた体験談をいくつか拝見。
どうやら南京中の可能性が浮上しました。
マットレスを剥がし、ベッドに備えついている簀を持ち上げると、なんと端っこの方に赤く虫の塊が。
かなり衝撃的でした。
寝ている間に虫も擦れてしまうらしく、自分の血を吸ったヤツも潰れてしまうようで、自分の血液が出ていると思うと、もうかなりまいりました。
【閲覧注意】
問題のトコジラミはヤツです。
肉眼で見えるほどの成虫になっていました。
なぜもっと早く気づかなかったのか、悔やみます。
そしてここが問題の簀とベッド枠の隙間。
糞と血が固まってしまっています。
こちらは糞と血にやられた簀。
簀はもう使えないでしょうか。。。
このようになっていたので、間違いなく南京中であると確定できました。
汚い画像で申し訳ないです。
とりあえず、見える範囲ですべて殺して、管理人さんのところへ行くことにしました。
ところが、
今日(11月11日)はポッキーの日!
なんてふざけている場合ではなく、
Armistice 1918という1918年休戦記念日というフランスの休日なのです。
(そのため、必修のフランス語の授業もなかったのですが)
管理人さんはもちろん滞在しておらず、月曜日まで来ません。
連絡先は業者になってしまうので、呼ぶだけでお金がかかってしまいます。(家に入れなかった事件で既に理解しております)
しぶしぶ家に戻り、できる範囲で対策を練ることに。
フランスでの対策の仕方が日本と同じかは分からず(基本は同じだと思いますが)
サイトで調べました。
Comment se débarrasser des punaises - Ooreka
こんな単語を調べることになるとは留学前には想像もつかなかったです。
Punaise de lit フランス語ではこのように言うようです。
とまあ少しフランス語の勉強になったところで、行うのは
・家の中をすべて掃除
・シーツ、マットレスは捨てる
・服、枕、布団は高温洗濯、高温乾燥
(・室内をガス噴射・スプレー噴射)
で除去しようと決意。
幸いしたのは、
・床にカーペットなどひいていない。
・床がコンクリートのような素材
・ベッドの木枠はプラスチック製で加工されていて穴などはない
・壁にも穴なし
・ベッドから他のものは空間があって、移動は考えにくい
ということです。
もちろん素人が一回ですべて除去できるほど、甘っちょろい虫でないことは承知しております。
長期戦を覚悟しておりますが、月曜日になったら一度管理人さんと話して、部屋を変えられないか(おそらくこれは難しい)、ベッド及びマットレスの替えをもらえないか、家の保険はどうなのか、色々聞いてみる必要があります。
体験談を読むと、日本の一般家庭でヤツがでたということは珍しいようで、海外のホテルで被害にあったというものが多数ありました。
しかし、 ここは自分の家。
部屋を変えられれば一番良いのですが、おそらくいっぱいなので、代わりはないかと思っています。
1つだけ、とても参考になる奥村防蟲科学株式時会社さんの
VSヤツとの戦闘約6ヶ月分のやりとりというのを見つけ(一般家庭)、読みました。一応、以下にリンクを貼っておきます。
自分の身体への被害はというと・・・
今のところ、足だけにとどまっています。
水ぶくれにもなっておらず、腫れてもいません。
靴下を履いていれば忘れられるレベルのかゆさになっているので、本当に南京中に刺されたのか怪しくなりますが、この程度でよかったです。
幸い火曜日には大学の健康診断に行く予定なので、薬はもらえないにせよ一度診ていただこうと思います。
それにしてもかなり落ち込みました。
原因は何か考えてみると、
・この寮自体暖房が廊下・入口ともにガンガンに入っており、ヤツらにとって適した温度(5階というのも関係あるのでしょうか)
・部屋で料理をしますが、換気扇は壊れている。窓の位置も遠いため、空気がこもる
・自分の部屋は湿度が高め(これはなぜかよくわかりません。)
帰ってくるともわ〜ってしています。
・週一回の掃除では不足?
冬で暖房つけなくても過ごしやすいというのはとても魅力的ですが、自分にとって心地の良い温度というのはヤツらにとっても快適温度ということなのでもっと注意が必要でした。
イタリア旅行かとも思いましたが、シミのようなのはそれ以前にもあり、かゆみも思い返すとあったような気がします。靴を履いている時間がどうしても長いので、蒸れたのかなぐらいにしか思っていませんでした。
ということは、どこかでついて来ていつのまにか発生?
あるいは、最初から?
などと色々考えてしまいますが、その経路をたどっても今は仕方ない気がするので、今後のことだけを考えていきます。
なにか日常からできる対策などありましたら、些細なことでも良いのでご教授ください!
週末は、もちろん友達の家に持ち運ばないよう、シャワーを浴び、服は洗濯し、行きました。
こう次々と問題が発生すると気が滅入りそうですが、なんとか乗り切ろうと思います。
読んでくださりありがとうございました。
12/11/2016
ごう