「草をむしる」八木重吉/詩 (半紙)
草をむしれば
あたりが かるくなってくる
わたしが
草をむしっているだけになってくる
草むしりといえば
主に夏なのでしょうが
庭などがあれば季節を問わず
必要な作業でもあります。
何でもそうですが
ただひたすら
単純な作業を続けていると
何も考えずにそのまま
そこに没頭している自分がいます。
三昧という言葉もありますが
動的な瞑想ともいえるかも
しれません。
意気込んで何かをしようと思うと
いろいろ余計なことが気になることも
少なくありませんから
日常の中で一心不乱に何かをするのは
その動作と一体になって
妙に清々しかったります。
年末なら掃除もそうかもしれませんが
結果、綺麗になれば
辺りが軽く、明るくなってくるのですね。
八木重吉 貧しき信徒(青空文庫)でもご覧になれます。
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