【前回のあらすじ】
民法司法試験令和5年第5問を前回まで検討しました。次は,何をやるのでしょうか。
それでは,はじまりはじまり。
スク東先生:こんにちは,東さん。
スク東先生:おお,なんか元気ですね。まあ,勉強頑張っていきましょう。
スク東先生:そうですね。1問検討が終わりましたからね。
今回,取り上げる問題は,こちらです。
民法司法令和5年第10問
占有回収の訴えに関する次のアからオまでの各記述のうち、誤っているものを組み合わせたものは、後記1から5までのうちどれか。
ア.Aが所有し占有する動産甲をBが窃取した場合、Aは、Bに対して、所有権に基づく甲の返還請求と、占有回収の訴えによる甲の返還請求とを同時にすることができる。
イ.Aが所有し占有する動産甲をBが詐取した場合において、CがBのもとから甲を窃取したときは、Bは、Cに対して、占有回収の訴えによって甲の返還を求めることができない。
ウ.Aが所有する動産甲についてBが留置権を行使している場合において、CがBのもとから甲を窃取したときは、Bは、Cに対して、占有回収の訴えによって甲の返還を求めることができない。
エ.Aが所有し占有する動産甲を窃取したBが、その事実につき善意であるCに甲を売却し引き渡した場合、Aは、Cに対して、占有回収の訴えによって甲の返還を求めることができない。
オ.Aが自己所有の動産甲をBに賃貸し引き渡していた場合において、CがBのもとから甲を窃取したときは、Aは、Cに対して、占有回収の訴えによって甲の返還を求めることができる。
1.ア イ 2.ア オ 3.イ ウ 4.ウ エ 5.エ オ
スク東先生:はい,今回も以前の勉強会で取り上げた問題を検討していこうと思います。
スク東先生:2024年4月28日(日)16:00~17:30です。(詳細はこちら)
スク東先生:はい,令和5年度の本試験の問題を検討します。それでは,早速,やっていこうと思うんですが・・。
スク東先生:はい,だいぶ流れわかってきてますね。しっかり,次回の検討までに準備しておいてください。それでは,今日はこの辺りで終わりします。
この続きは,また来週お楽しみに。