イヌコモン | 成功の裏道 -得笠野哲太ー

成功の裏道 -得笠野哲太ー

自分が某企業の事業開発部にいたときのお金持ち(資産家・地主・経営者)から聞いた話アンド自分が好きな成功哲学話を紹介

あなたの会社に得体の知れない(顧問)はいないだろうか?少し大きい規模の会社なら潜伏している可能性が高い。彼を隠語で(イヌ)(イヌコモン)と呼んでいた。彼らの正体は警察OBだ。まあ、どっかの署長クラスが定年退職後、民間企業に請われて再就職するのだ。

 

一般的に、防犯、反社の対策の啓蒙が彼らの表向きな仕事だが、企業の警察対策の為に飼っているのが本当の所だ。

 

いろいろ会社の規模が多少大きくなってくると、事業所や従業員が事件に巻き込まれる可能性が高い。意外と公にならないのが社内の内部不正だ。世間では、勘違いしている人がいるが、事件が発生しても殺人とか大事件や現行犯ではない限り、被害届は受理するがそんなに迅速には対応してくれない。

 

そこで(イヌコモン)が出動する。警察署に菓子折り持って(早く捜査しろ)と圧力をかけに行くのである。直接、現役時代に関係がなかった警察署でも「今の署長は~時代に世話をした」とか言って圧力をかけるのである。そこら辺の○○団よりはよほど結束が警察業界強いらしい。結果、捜査が優先された事例をいくつか私は知っている。

 

あとは、社内の内部不正の尋問にも(イヌコモン)は暗躍する。まず、普通の人はゲロしてしまうらしい。

 

人の人生である。前職の経験や知識、人脈で再就職、起業することには異論はない。でも、正直、尊敬は出来ない。だから彼を(イヌコモン)と呼ぶ。