結局言いたいことは何? | フクロウのひとりごと

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愛知県在住のトロンボーン吹き、作編曲家、吹奏楽指導者。
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話の長い人、話の目的がない人、というよりも、話しているうちに何を言いたかったのかわからなくなっちゃってるんじゃないの?って人、時々いますよね。さて、なぜ、どうしてそんなことになってしまうのでしょうか。

こんばんは。
トロンボーン吹きで作編曲家、吹奏楽指導者の福見吉朗です。

 


 

 

  話の長い人

 

たとえば電話。
「その話、その1/5の時間で終わるから。いつまでダラダラ話しているの?」という人…
端で聞いているだけでちょっとイラッとしますよね。
たとえば会議。
「ダラダラダラダラ御説をぶちまけて、結局言いたいことはなんだよ!?」という人…
時間を返せ!と言いたい。
たとえばネットのコメント。
「やっぱりダラダラダラダラ御説を書き散らし、一体なにが目的なの?」という人…
自分の板でやってよ!と思ってしまいます。
どうしてこういうことになるのでしょうか。
政治家でもいるでしょ。ムダに答弁の長い人…
ほんとうに出来る政治家は、演説にも質問にも答弁にも、一切のムダがないものです。
 

 

  頭が悪い?

 

自分の考えをまとめられない…
必要なことは何なのか判断できない…
何のために話しているのか実はわかっていない…
そんなふうに見えてしまいますよね。つまり…
頭が悪いんじゃないの?
ムダに話が長い人って、まわりの人にそういう印象を与えてしまいますよ。
でも多分どんな人でも、じっくり考えればわかると思うのです。
なにが必要なのか、何のために話す(書く)のか。
でもそれを、その場で瞬時に判断することが出来ない…
このあたり、即興演奏とも共通しているところなのかもしれませんね。

尤も、話しているうちに何を言いたいのかわからなくなる人もいれば、

人の言いたいことを理解できない人もいますが…
 

 

  空気読めない?

 

会話やディスカッションでも演奏でもそうだと思うのですが…
石ころやジャガイモに向けてやっているわけではないのです。
人間同士のコミュニケーションなんです。
相手の反応を意識に入れる、つまり、空気を読むことって大切です。
いいんです、言いたいこと言ったって。でもね…
自分だけの世界に入ってしまっていちゃあいけない。
それでは、なにも伝わりません。
 

 

  マウント取りたい?

 

時々いらっしゃると思うのですが…
じつは目的がすり変わってしまっている人。しかも、おそらく自分でその自覚がない人。
つまり…
質問やディスカッションではなく、じつは御説をぶちまけたいだけの人。

何分もダラダラと…
そうやってマウントを取りたい人。
そのことに本人が自覚がないというところがまた、やっかいなのですよ。
とある説によると、年配の男性に多いのだそうですけど…
まあなにしろ、そういうふうにはなりたくないですね。
 

 

  でも時にはムダも必要

 

もちろん、いつでもムダがないのが正義だと言いたいわけではないのです。
ムダが必要なとき、ムダが有益なときだってあると思うのです。
親しい人との雑談は楽しいものですよね。
ぼくの長電話記録は、8時間です!(笑)
しかも、2回も(別の人と)!
よくそんなに話すことがあったもんだと感心します。
話しているのと聞いているのと、どっちが長いかって?
同じくらいですかね。いや、聞いてる方が長いか…
尤も、そういうムダ話、雑談だってもちろん、コミュニケーションなのですけどね。
 

 

  出来る人は

 

思うのですが…
ほんとうに『出来る人』って、聞き上手ですよね。
いや、聞くのは誰だって聞きますが、その本質を捉えたり気持ちを汲み取ったり、
そういうことが、瞬時に出来るのです。
あたまの回転が速いのかもしれません。
これ、楽器の演奏にももしかしたら共通しているようにも思います。
優れた人は、まわりの音や存在を瞬時に汲み取って演奏出来る。
そういうふうに、わたしもなりたい…

さて、あなたのまわりにはいませんか。ムダに話の長い人…