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少女終末旅行について、その絶望と仲良くなる

2024-04-24 08:49:00 | アニメ

 つくみず氏の人気漫画原作。
 原作は2018年に全6巻で完結しています。

 ストーリーは、戦争で崩壊した世界をチトとユーリ2人の少女が旅をするというお話。
 ずっと見たかったアニメで、やっぱり面白かったです。

 まず特徴的なのは絶望感ですね。これが作品全体を貫いてます。
 戦争で崩壊と聞くと、再生とか、生き残った人間達が自給自足の生活して〜みたいなんを想像するかもですが、そういうのはないです。

 崩壊は崩壊。後は終わりと滅亡だけ。
 作中、カメラに3231とか書いてあったけど、いつの未来か分からないにしろ、人類が発展しすぎからの戦争で全滅、再生の余地がない、そんな世界です。

 残った保存食を旅をしながら漁り、食ったらそれまで。
 畑を耕すとか、そもそも畑を耕すための土も種もない。生き物もいない。

 再生は一切ない。終わるだけ。
 その時間がゆったりと流れていく。でも、胸糞とかじゃないんすよね。ただ胸が締め付けられる。

 特に今はイランイスラエルの緊張が高まってる中、怖くも感じた。
 残念ながら、現実の世界は創作ほど長持ちはせんかったみたいやな。

 まだ土があるだけ、今の世界はマシかもだが。
 早めに破滅が来るのは、むしろ人間にとって幸運かもしれない。
 
 何が起こるか先は分からないけど、その時が来たら。
 この2人のように、俺も絶望と仲良くできるだろうか。

 では、また。

 



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