社長コラム

今年はどれだけ守備範囲を広げられるか

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
元旦のお屠蘇気分を満喫している、そんな中、激震災害に見舞われました。
ライフラインが回復し、平穏な日々が一日でも早く訪れること、心よりお祈り申し上げます。

先日も奥山峰石先生宅にお伺いした際、2011年東日本大震災当日、ある団体の記念品を弊社が受注し、
先生に製作していただいたので、セレモニーにお招きいただき、受付をしたと同時に地震を体験しました。
2人で建物から非難し、気が付くとスーツが真っ白、ほこりだらけでした。
恐怖で震えが止まらない手で家族に連絡しようにも、つながらない。そんな話になりました。
先生も仕事は継続されているようで、ちょっと耳が遠くなりましたけど、まだまだお元気で、昔話で花が咲きました。
「私が内藤さんのお仕事を始めた時、あなたはまだ赤ちゃんだった。いくつになった?」「もう60です」
「それはおめでとうございます」「ありがとうございます」「60年経つのだから年もとりますね」

その中で、先生の信念も聞かせていただきました。ただ、先生は作品、弊社でも作品に近い類の物も製作しておりますが、
基本は商品を作成しております。
全ての品を同じように製作はできません。
そこには、エンドユーザーのご要望があるからです。

兎に角、納期優先、何とか間に合わせてもらいたい。
他では、できるだけ安価で製作してもらいたい。
会社やイベントの顔になる記念品だから、素晴らしい物をお願いしたい。
お客様と接する者は、できるだけ、どこに力を入れたらよいか、ボタンを掛け違わないようリサーチし、
現場はそれをふまえ、都度都度対応を変えていく。

弊社で唯一、対応するか否か考える案件は、安価で急ぎでクオリティーがうるさい案件です。
たまに存在します。弊社では主に3つの要素のうち2つまでは、前向きに対応させていただいております。

その為には、色々見て、聞いて、感じなければなりません。安価対応はできても、
クオリティー対応は無理では、守備範囲は狭まります。

専門知識の高い、一筋縄ではいかない職人さん、まだまだ存在します。そのノウハウを貪欲に吸収する。
そんなこと、この年になっても、日常よくあることで、新しい案件に出会えなければ、経験できません。
楽しいですよ。面白いですよ。知識が蓄積され、自分の守備範囲が広がり、自信を持って商談できることって。
常にこんな日々を送りながら、あっという間に一年が過ぎ去っていきます。

何か企画等ございましたら、遠慮なく相談してください。
今年もどんな出会いがあるか、ワクワクしますね。


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