さし芽(1日目) | tadasi331のブログ 岡ちゃんの菊の世界

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菊を栽培しはじめて29年目を迎えます。巨大輪の菊を咲かせるために毎年試行錯誤してきました。仲間と語り合い,より長く菊作りを続けるためにも,このブログを継続し記録として残し,小さな達成感を感じながら日々を過ごせたらと思っています。

今年の菊栽培の

実質的なスタートである

さし芽の日がやってきました。

 

菊作りを長く続けていると,

さし芽の日が暑くて,

さし穂が幾分か萎れてきたり,

反対に雨が降り続け,

寒かったりといろいろです。

 

今年は,

昨日から今日の午前中まで,

雨が降ったり

止んだりの天気でした。

 

午後から回復に向かい,

何とか,

予定通り

1日目の作業が終わりました。

 

菊のさし芽は,

誰がやってもほぼ発根が見られます。

 

しかし,

発根までに日数がかかり過ぎると,

さし穂が衰弱して

良い苗になりません。

 

1日も早く発根させるために,

皆さんそれぞれ工夫して

やっておられます。

 

ここ何年かは,

スリットポットを使っていますが,

縦の老化しにくい根主体の苗が

できている感じがします。

 

約2週間でスリットから,

白い根が見えれば成功です。

 

何れにしましても,

菊作りにおいて,

苗半作といいますが,

それだけにさし芽の失敗は

絶対に許されません。

 

この2週間は

目が離せない日が続きます。

 

いつも8時に開始しているので

暫らく休憩。

 

一晩水あげをしています。

長くても特に問題なし。

 

今回も一番好きな品種,

国華越山からスタートです。

 

さし穂は芽先より

10㎝程度のところが

充実して発根も格段に速く,

直根が出ます。

 

冷蔵苗(10日以内の事)

と遜色ないようです。

 

カッター板1目盛り5㎝です。

 

それと,

展開葉は6葉つけた方が

断然発根力が勝ります。

 

活着も良いし

生育も早いようです。

 

長さを調整したさし穂を

三種混合液に

1~2分ドブ漬けします。

 

さし穂を5分ほど空気にさらすと

切断面を保護する

癒合組織ができて

切り口の腐敗が少なくなります。

 

その後

さし穂の下部1.5~2㎝くらいに

ルートン泥をつけます。

 

乾いたバーミュキライトを

まぶして,

切り口にダンゴを作ります。

 

ダンゴざし苗

 

ダンゴ苗をさし穴に入れ,

株元を軽く抑えます。

 

越山20本終了。

この品種から福助苗を作るので

さし芽箱に

さらに10本さします。

 

1トレー35本が終わりました。

先は長いです。

 

これまでの最短は

15時10分に終わりましたが,

今回は10分早く始めたので

14時43分に終わりました。

 

 

予定の350本終了。

 

電熱マット20度に設定

通電の赤ランプを確認。

 

育苗ハウス内

気温 21℃

湿度 75%

 

覆いをして

本日の作業が終了。

 

休憩なしなので

凄く疲れました。

 

今日のさし芽2日目も頑張ります。