お金の貸し借り、債権債務奮闘記

5億の借金と返済、金融会社代表を経て事業家として経験した貸し借りの全て、債権回収と上手な借り方で関係を崩さない方法を伝授

お金の回収を確実にするポイント

2020-03-18 10:16:13 | 債権回収
何事も始めが肝心!

「お金を回収」というと金銭消費貸借契約(貸し借り)を思い浮かべるかもしれません。

貸し借りには違いないのですが、仕事をしたら貸し借りが発生しているということは気付いていますか?

仕事をして納品をすることで、納品した側は債権が発生し、納品された側は債務が発生します。
もちろん、検品を終えて仕事を完遂するか、約束した分まで終えているかは重要です。
途中まで仕事をしていたとしても債権は発生しますが、約束通りの納品がない場合はもめることが多いです。

最初にどこまで仕事(納品)したら幾らになるか、債権を明確に決めておくことが肝要です。
最初の段階でしっかり決め事をしなかった為に払ってもらえないという事案は山ほどあります。
問題の起こった人が公(おおやけ)にすると、次の仕事に不利になるかもという心理・事情や
クライアント側が強引にもみ消すなど世に知られることは少ないことが現状なだけです。

取り決めをきちんと行うには、双方がしっかり理解する必要があります。
どうなったら幾らを払うのか、もらえるのか、双方の認識がずれていると問題になります。

たまに悪質なクライアントが条件を途中ですり替えて安くしようとする時もあります。
悪質ではなくても、そもそも仕事を安く発注したいがために、いちゃもんをつけることもあります。

仕事をしたらお金が発生するのは当たり前ですが、クライアントができることを時間の都合で他人に任せようとする場合
クライアントのできる仕事基準で安くできると勘違いしていることが多々あったり、
自分ができないことを棚にあげて(自分が仕事をできないからそれなりに対価を払う)、さも簡単にできるだろうと勘違いしていたり
とケースは様々ですが、話を整理すると最初に理解をしていないさせていないことが原因の1つであることが多い訳です。

何をおいても回収において重要なことは、
    仕事や金銭貸付の契約前に行う双方の理解です。


なお継続して契約を行う場合は、再度理解をしているか確認をすることが望ましいです。

さて、回収を確実にするポイントを動画で説明しています。
究極!成功する裏付、回収の極意!!基礎編
よろしければこちらも参考にしてみてください。



情という罠 2

2017-11-30 16:46:15 | 経験談
前回に続き、今回は進行中の罠のお話。


前回のお話では元妻が凄すぎて経験値と知識が蓄えられました。

その御蔭もあって
女性が色香で迫ってきても、惑わされることがほとんどなくなった訳です。

はっきり、しっかりと与信ができます。

俗に言う美味しいことしないしw


ですが、お世話になったという関係にはまだ与信が甘い。

1つの例が
クライアントを紹介されて、紹介料を受け取らない人。

とても良い人ですね。

紹介と言っても、その人から頼まれて格安でいろいろな問題を解決したので
紹介料も微々たるもの。
それでもビジネスに育ったので感謝している訳です。

で、紹介者はお金を貸してくれた方が良いと。
月10%で貸してくれる人を紹介してくれと。

私には貸して言った時は断ったので、紹介してくれと。

人は恩を受けると何かで返したいものです。
私もそういう気持ちは持ってます。
それも恩に着せるやり方まではいかないから、心が動く。

腹をくくって、10万円だけ無利子で貸しました。

もう、戻ってこないことを覚悟で。
紹介料のつもりなんですよ。

ただ、差し上げると言っても、借りれた方が良いと断られる。
正直言うと与信が出せない人なんです。
オーバートークで営業トークと言えばそれまでだけど、節々で話が変わることもある。
他にも与信項目があるけど、経験上この人は駄目。その生き方が染みついているから本人の自覚も薄い。

貸してからそのお金戻ってきました。

めでたし、めでたし!












と終わらないのが世の中。

しばらくして、また貸してくれとくる。
それも法定金利を超えた額で良いからと。
法定金利を超えて貸し付けをすると、債権が無効になる可能性があります。

こういうことを言う人、そういうことをわかって借りてる計画的な詐欺かもしれません。

経験上、欲をかくとしっぺ返しが来るのはわかっています。

だから、

貸せない
とはっきりお断りする。
できないことをできないとはっきり言うのが相談してきた相手への礼儀。


そうこうしていると
今度はもっと緊迫した状態で相談がくる。

クライアントが同じだから、クライアントの愚痴でいろいろと状況がわかっている私。

彼は担保とは言えないが、もらい事故の交通事故で保険金が出るから貸して欲しいと来たわけです。

普通なら断ります。
断ることが正解!

でも、私は過去にタクシーの乗客で2度も事故に遭っていて保険金がどのように支払われたか覚えていました。
そんな経験からつい自賠責上限まで貸してしまいました(笑)


4か月の期限。


それで、お金は一部だけかえってきました。

なんだか訳の分からない理由を並べています。


要は、車全損はもらったが他に払った
障害者等級が下りるまで、保険金が払われないから待って欲しい。これちょっと濁しています。
多分、少しもらってる気がします。保険金の性質からそうでないと違和感がある。

で、弁護士入れてるから弁護士に会って説明を聞いて欲しい。
弁護士はクライアントの不利になることは言いません。
でも会いました。
等級が出るまでお金の支払いが決まらないと。
それも事故が複雑で

お金を貸す前の年にもらい事故 損保A社と話してる
お金を貸す寸前にもらい事故1週間以内に2回 両方とも相手は損保B社

損保B社は金払いが良いらしい。

こんな話です。


私の私見
前年の事故はお付き合いしている同乗者もいて本当に事故かな。
寸前の2回は保険金詐欺!? だってお金困って闇金金利で貸してくれという人だもの
保険会社1社とのやり取りみて、お金になると思ったことや反社会的勢力からお金を借りて回収されているのかな
と経験上疑いが濃くなる。



あーぁ!

やってしまった!!



保険金の受取の感覚がわかっているから、知識と経験から原資があると甘く判断したから
やってしまったこと。

とても自分に残念。

情が絡むと判断が鈍る訳です。


で、私は怒らず冷静に少しづつ時間をかけて回収しています。
時には保険金受領について私の知識で質問を投げて、ちくりしながら。


相手は私がとても面倒なので他よりも早く返してると言うのです。
実のところ私が相手の仕事を受けてるので、使えるから仲良くしているとも。

そう、相手に仕事させて回収しています。
私の仕事代金は当然別。

相手は私以外に受けてくれるとこがほとんどない。
私相手でも、売掛を半年遅延したりやることに余念がありませんwww

もうそれも与信のうち。

最終的に回収額が大きくなるように調整しながらやってます。

ほんと、
情けは人の為ならず
と言いますが回収が終わったら相手は大変でしょうね。

今でもたまに横柄な態度があるし、誰が相手にしてくれるのか。
ここまで関わったので、相手がうまくいくことを祈るばかりです。いや少し手助けはするか(笑)

他にも体験談がありますが、いずれ機会を見てお伝えします。

情という罠 1

2017-11-30 16:01:00 | 経験談
タイトルを見ただけでも

あ~ぁ!

と思う方もいることでしょうw

何度か経験があります。
現在進行形もいくつか。

終わっているものでいうと、男女関係。
元カノ、元妻です。

元妻は特にすごい人だったので、たいていの女性からのアプローチにはなびかなくなりました。

不感症!? (笑)

警戒心が強くなったと言ってくださいw

女性関係はお世話になったこともあるので、基本債権放棄か追わないことで自身の中で方を付けました。
元カノは回収していましたが、新しい彼氏との間に子供ができたので、お祝い金んとして
元妻は追うと私の心の数値が極端に減らされ、何故か理屈の通らない反撃がくるので棚上げ(放棄状態)
です。



女性と債権にまつわる話で例を挙げると、

知人に彼女がいて浮気し子供ができたので彼女と別れて・・・

いえ、別れずに共同ビジネスという名目を作ってさらに会い続けて(笑)

宝飾品数千万円をなくしました。
話を聞くと知人の持つコレクションでビジネスを使用となり、彼女の家に数千万円分の宝飾品をおいてたが
子供ができてすったもんだあり関係が悪くなり会わなくなったとのこと。

彼女は彼女で、宝飾品が入ってるとは知らずに元男の置いていった荷物を捨てたとのこと
宝飾品は箱に入れてたので彼女は知らなったそうな。

ほんとかよ!?

それから2年ほど経ち、相談を受けて私が彼女と話をし
なくしたものは目録で確認しましょうとなる訳です。

私は知人にアドバイス
「回収額はまけて減らしませんか?」


知人は
「全額回収したい」

私からすると、高額資産を不用意においてきた知人の責任は無視かよと言いたい。
そして、そういう自分の責任を棚上げしているとしっぺ返しがくるぞと思う次第。


因みに子どもができて結婚した嫁は、もうそれはあげろよと言っていたそうな。
男っぷりの良いできた嫁さんだww

債権者である知人の意向をそのまま伝えると
彼女は弁護士に相談したので弁護士に話してくれとのこと。
私は当然弁護士が入った段階で外れました。
当事者同士で話してください。

当事者でも法定代理人でもないし。
私は物事を整理して、道理を促すだけの存在ですよw
お金も当然もらってません!


まあ、自宅に内容証明が届いて、嫁は大激怒!
こってり絞られたらしい。
知人はそれを私のせいにする(笑)

長身イケメンで格好つけているが、やることがどうなのかね。
その上、自分はみんなのことを考えて動いているという。
私はそれを聞いた時に関心した振りをして、自分の利益しか考えてないじゃないかと思う次第だけどww



格好つける: 英語ではWear dressed、知人はまさに普段からそれだ。


そのうち、警察から私に連絡がきて、事情説明を求められたので知っていることを話して終わり。

自分で蒔いた種(子供までできて)は自分自身に降りかかる。
この知人、自分がやっていることの責任はわかっていないらしい。

とまぁ、今回は女性関係にまつわるお話でした。


計画的詐欺と詐欺もどき 2

2017-11-29 15:02:57 | 債権回収
計画的な詐欺は常習犯が多くいます。

詐欺にあっているのに、気付かない人、気付きたくない人も多くいます。

計画的な詐欺犯人は、用意周到であり人の心理を良く知っています。
そもそも、両者が合意であれば詐欺は成り立ちません。

騙していないのですから。
計画的な詐欺はこういった心理を突き、法律を熟知し詐欺にならないように
警察に訴えられても立件できないように要素を組み立てます。

例えていうなら、魚。
網にかかった魚はたまたま網が破れるなど余程のことがないと逃げられません。
網をしかける漁師は、魚がかかるまで用意周到に調査し、やり方を熟知して仕掛けます。
これと同じことが起こる訳です。

また詐欺だと気づいても、
上手に言いくるめられ(用意周到に環境整備をしてることもあるので)詐欺ではないと安心する人もいます。

過去に詐欺師のようなやり方をしている者から被害に遭った方の回収をお手伝いし成功したことが幾度となくあります。


どうして回収できたのでしょうか??

それは、詐欺師側が私のような想定外の人物介入を予期していないことや
私の方が知識・経験・運が上だったことが要因です。

いずれにしても、簡単ではありません。
網にかかった状態から逃げ出させて反撃までするのですから、回収する時はより多くの準備を周到にしないといけないのです。

詐欺に遭ったら諦める方、何もできない方が多いのはこの為です。


因みに、ただ返すお金がない人は取るところがなく回収できません。
詐欺とは違います。
人は生きていれば、お金周りが良くなることもあります。
返済不能な人とは、状況を分析して冷静に対処していけば回収できることもあります。


詐欺に遭わない方法とは?

これは経験、知識の量によって回避できることが多いです。
話を聞いていると、これは詐欺のパターンではないかなと思うことがあります。
パターンにはポイントがあり、ポイントを突くと回避率が高まります。

回避する方法として、無難なものをご紹介します。

1.まったく利益に関係ない第三者に話を聞いてもらう
  ※知識や経験の少ない人は良い話も詐欺と感じるリスクが高い、知らないことは否定しがちである、
   自分が責任を負いたくないから肯定して非難されるより否定して何もないのが無難な行動という人はが大半
2.知識、経験の多い人に話を聞いてもらう
  ※自身は欲があるから目が曇っているので、否定的な意見、友人を否定する意見が出ても動揺しないこと
   

相談する時のマナー
・自己責任であり相手のせいにしない
・時間を空けてあなたの為に相談に乗るのだから、お茶やご飯はご馳走しなさい
・ちょっとした折り菓子(安くても良い)を持って行くとより真剣に話を聞いてくれやすい
・経験や知識といったスキルの高い人ほど、高い授業料を払っているので、本来はお金が発生するのが当たり前と考えること
ご協力を願う立場です。常に念頭においておきましょう。

計画的詐欺と詐欺もどき 1

2017-11-20 19:25:08 | 債権回収
お金を返さない、返してもらえないと詐欺だと表現する方がいます。

実際には刑法の詐欺罪にはあたりません。

Wikiから抜粋

詐欺罪(さぎざい)とは、人を欺いて財物を交付させたり、財産上不法の利益を得たりする(例えば無銭飲食や無銭宿泊を行う、無賃乗車するなど、本来有償で受ける待遇やサービスを不法に受けること。 また債務を不法に免れたりすること。) 行為、または他人にこれを得させる行為を内容とする犯罪のこと。刑法第246条に規定されている。

引用 wikipedia


ところが、詐欺という方が多い。
下手すると名誉棄損です。
詐欺みたいなものというのも止めた方が良いです。

理由は
1.債務者との関係を悪化させる
2.名誉棄損として訴えられる
3.e.t.c


言いたい気持ちはわかりますよ。
私も何度そう思ったことか。


正直の申し上げると、言っても利益がない。
自分のマイナスになる。

1.関係悪化すると、当然回収が困難になります。
 会ってくれない、電話に出てくれない

当然ですよね。貸借は契約です。
不履行とはいえ、双方が契約したのに一方的になじられたら人として嫌になります。
ただでさえ、債務者は負い目を感じているのに、追い打ちをかけられているのです。

回収も交渉過程が多くあります。
交渉相手と関係を悪化させたら  ・・・ 良いことはないですよね。

2.名誉棄損
契約行為であり、当初は双方が納得したこと。
契約以外の人格否定は名誉棄損リスクを煽ります。
特に周囲に言いふらされた後は失うものなし。

名誉棄損による損害賠償を受けるなんてばからしいですよね。

3.他にもありますが、基本回収において債務者の立場をあまりにも悪化させると
・他で借りてきて返してもらう
・仕事で稼いで返してもらう
・こちらの仕事をして返してもらう
など、これらの回収に繋がる行為を阻害します。


回収がスムーズにできる人は、条件を正確に見極めて落ち着いて話す傾向にあることを覚えておきましょう。


さて、上記のケースは詐欺もどきです。
元々は返す気持ちもあり借りた契約行為で、詐欺を立証することさえ難しいです。

諸条件が揃えば別ですが。



では詐欺と何でしょうか?


これは次回お伝えします。