ところが夫婦生活において最初の障害になったのはセックスだった。

 

榎本さんは結婚前にEDの悩みを彼女に打ち明けていた。「セックスができないんじゃ、僕は結婚生活を幸せにする自信がない」とまで本音を語っていた。EDは榎本さんにとって結婚に際しての最大の悩みであったから、それはあながち大袈裟ではなかった。翻って、彼女のほうも性経験はなきに等しかった。

 

しかしそれでも彼女は、榎本さんのEDの悩みを受け止め、自分なりに救おうとしたのだろう。つきあい始めて三ヵ月後のある晩、彼の部屋にいるとき、「ねえ、やってみたら」と彼女のほうから誘ったのだ。なかなか一歩を踏み出せなかった榎本さんは、「うん、やってみる」と意を決した。すると意外にも、彼女の裸体を抱き締めると興奮し、むくむくと勃起したのだ。

 

「これはいけるぞってうれしかったですねえ。たぶん愛情が入っていたからだと思いますよ」

 

そして生まれて初めて、念願の挿入までこぎつけた。彼女は「あっ、入った!」と歓喜の声をあげた。榎本さんもその瞬間は、至上の幸福感を味わった。が、それも束の間、新たな障害が浮上したのだ。何度も何度も激しいピストン運動を繰り返しても、射精するほどの高揚感を得られないのだった。とうとう体力の限界でギブアップした。

 

それ以来、毎晩のようにセックスをしたが、どうしても射精まで至らなかった。医者に相談すると、心因性の膣内射精不全と診断された。榎本さんは憎然として肩を落とした。

 

「できないんですよ。透明な液みたいなのは出てくるんだけど・・・」

 

射精という達成感が得られないので、榎本さんはセックスに別の「楽しみ」を見い出した。

 

「いかないから、逆にのべつぐまなくやっていたんですよ。彼女のほうは満足しきって参っていましたね、もうたくさんっていう感じ。最初の頃は誘ってくれたけど、ほとんど求めてこなくなったです。でも僕は、無性にやりたくて。性欲を満たせないから、彼女の反応を見て面白がっていたんです。ちょっと深くインサートすると獣のような雄叫びが出てきて、目が釣り上がって悶えてね、ああいう感じが新鮮でしたね」

 

気の毒に。彼女もずいぶん苦しんだことだろう。最終的には榎本さんは、膣内での射精を完全に諦めた。そして行為終了後、妻が寝静まってからマスターベーションに勤しむようになった。結婚後に封印した授乳フェチが蘇ってきたのだ。

 

かつて鑑賞した授乳シーンを思い出したり、マニア向けに販売されているビデオや写真を眺めたりした。効果は絶大で、かならず射精した。もはや抑制するのは不可能だった。もちろんこれだけは決して妻に打ち明けなかった。彼が隠し続けた唯一のことだった。

 

「いくら僕の情けないところを受け入れてくれた彼女にだって、これだけは言えませんでしたよ。女性には絶対に許せないことなんじゃないですか。それに彼女は胸が小さいことにすごくコンプレックスを持っていたんで、巨乳が好きなことがばれたらまずいでしよ。自分が吸うのではなく、吸われるのを見ているのがいいんですけど、いずれにしろ彼女のオッパイはぜんぜんそれに値しないわけですから」

 

榎本夫妻は、1年間で破局を迎えた。原因は、彼女が鬱病になって長期入院したのをきっかけに、互いに愛情が冷めているのを確認したのだという。

 

「結果論ですけど、結婚なんかしなければよかったんですよ。現実は厳しかったです。いま考えると、ままごと夫婦でしかなかったねぇ」

 

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