スロバキアのフイッツ首相が銃撃を受けたことは記憶に新しいが、この記事も、ある意味、世界にとっては無視できない事故である。イランのエブラヒム・ライシ大統領らを乗せたヘリコプターが事故を19日、起こした。しかも、場所はイランの首都テヘランから北西に約６００キロ離れたアゼルバイジャンとの国境にある町ジョルファから、さらに東に位置ウジ村で、人里離れた山岳地域だと伝えられている。墜落時間は現地時間で午後１１時３０分を過ぎで、真夜中だ。ライシ大統領が乗ったヘリと連絡が途絶えてから約１０時間が過ぎたと伝えられている。イランのタスニム通信は、「深刻な寒さによって夜が深まるほど、捜索に困難をきたすだろう」と指摘した。もちろん、イラン国軍も懸命な捜索活動をするだろうし、伝えられているのは不時着と言うことだから、一過性のニュースになるかもしれないが、もし、大統領が死ぬということにでもなれば、中東の騒乱が過熱するかもしれないのである。（くちなし亭、2024.05.20）
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