マイコプラズマ肺炎? 新型コロナ? いま中国で起きていること(11月28日 最後の一文だけ加筆)
3年前、新型コロナが流出した中国から、新型コロナウイルス(新型肺炎) - 3月9日追記あり -今月の10日に発せられた感染症の情報が気になっていました。「大紀元の報道によると、北京のこども病院では最近、受診する子供が非常に多く、ほとんどが小・中学生で、数百人が一斉に点滴を受けることがよくあり、一部の学校ではクラスごとに10人以上の生徒が発熱していたという」「ある天津のネットユーザーは、「天津の子供たちは皆、咳をしている。こども病院は非常に混雑している」と暴露した」「ある上海のネットユーザーは、「子供が3週間も咳をしており、こども病院に連れて行ったが、到着した瞬間、逃げ出したいと思った。泣いている子供、嘔吐している子供、咳をしている子供、発熱している子供ばかりで、呼吸器科、点滴を受ける場所は人でいっぱいだ」と暴露した」「中国 各地のこども病院が人集り」2023年10月10日看中国【日本】ビジョンタイムズ・ジャパンその後の10月13日の看中国(ビジョンタイムズ・ジャパン)によると、「当局は今回の全国的な肺炎はマイコプラズマが原因とされていますが、民間ではマイコプラズマではなく、新型コロナウイルスであると疑問視しています。中国共産党当局は今年初め、中国共産党の指導の下で中国人が新型コロナウイルスを克服したと大々的に宣伝しました。自己矛盾を避けるために、仕方なく言い方を変えたという見方があります」との情報もあります。それに「一部のネットユーザーは、マイコプラズマ肺炎とは実は新型コロナウイルスの後遺症であり、新型コロナウイルスが免疫系に攻撃を仕掛け、免疫力が低下した結果であると分析しました」との情報もあるようです。今の中国の子どもたちのあいだで、マイコプラズマ肺炎か新型コロナか、感染拡大の非常事態が発生しているようです。もちろんWHOも海外の通信社も、この事態を放ってはおけないので、しばらく発信を待っていましたが、昨日、世界最古の報道機関である「フランス通信社」(Agence France-Presse、AFP)から、中国の感染拡大についての情報が届きました。中国 マイコプラズマ肺炎患者が増加2023年10月18日「中国南部広東省の大手病院小児科の医師は「今年はマイコプラズマを感染した子が明らかに増加している。治療にきた子はみな、咳がひどい。さらに今年は治療が難しく、重症の子もいる」と話しました」やはり深刻な事態を伝えています。今後のWHOの見解が注目されます。「オリンピック病と言われる「マイコプラズマ肺炎」10代20代に多く頑固なせきが続く場合は要注意風邪との違いや治療・予防法を専門医が解説」マイコプラズマ肺炎も新型コロナも、「飛沫感染」と「接触感染」なので、予防はマスク着用や手洗いなどです。すでにインフルエンザも流行して、せき止めを始めとする多くの医薬品も不足しているようなので、しっかりと予防対策をして、ウイルスが活発になる冬を乗り切りたいですね。「新型コロナやインフル流行「せき止め」「痰切り薬」など不足武見厚労大臣が緊急対応策発表経済対策の中で増産するメーカーに支援検討」ー10月25日追記ーこの記事を掲載したときから、「フランス通信社」(Agence France-Presse、AFP)の記事のなかの「さらに今年は治療が難しく、重症の子もいる」が気になっていました。その後の中国からの情報で、全容が明らかになってきました。マイコプラズマ肺炎流行の中国、「アジスロマイシン」品薄 / 中国産業データ&レポート 亜州ビジネス マイコプラズマ肺炎(MPP)の感染拡大が報告されるなか、抗菌薬「アジスロマイシン」の品薄が全国的に…ashu-chinastatistics.com「マイコプラズマ肺炎(MPP)の感染拡大が報告されるなか、抗菌薬「アジスロマイシン」の品薄が全国的に不安視されている 」中国で「マイコプラズマ肺炎」感染拡大…治療薬の買い占め現象も中国で「マイコプラズマ肺炎」感染拡大…治療薬の買い占め現象もwww.chosunonline.com「小児のマイコプラズマ肺炎の感染率が大きく上昇し、肺炎の治療薬「アジスロマイシン」への注目も高まっている。マイコプラズマ肺炎は主に子どもがかかりやすいことで知られるが、家族が一度に感染して治療を受けるケースも少なくないため、治療薬の買い占めまで起きている」中国:マイコプラズマ肺炎で小児科パンク、薬剤耐性も深刻化 / 中国産業データ&レポート 亜州ビジネス 中国各地で児童を中心する肺炎マイコプラズマの爆発的な感染拡大が起きており、各病院の小児科がパンク状…ashu-chinastatistics.com「医師によれば、医薬品が効かない薬剤耐性を持つマイコプラズマのまん延も深刻化している ……」このコアラ小児科チャンネルの動画がわかりやすいですが、「実は2010年ぐらいまでは、マイコプラズマに対してマクロライド系の抗生剤が効かなくなり、大きな問題に」なったそうです。「原因としてはアジスロマイシン商品名〝ジスロマック〟という抗生剤が使われ過ぎてしまった」ことが考えられるそうです。その後の日本では「抗生剤の適正利用が心掛けられた」のですが、マイコプラズマ肺炎の感染爆発で、治療薬の買い占めまで起きている今の中国では治療薬が乱用されていてもおかしくありません。それが「医薬品が効かない薬剤耐性を持つマイコプラズマのまん延」につながったのでしょうか?医薬品が効かないので、新型コロナと疑われたこともありそうです。この薬剤耐性を持つ?マイコプラズマ肺炎も、日本でも流行する可能性があります。これから今年の冬は、マスク着用や手洗いや基本的な予防をしっかりすることをおすすめします。ー11月2日追記ーマイコプラズマ肺炎は韓国でも感染拡大しているそうです。日本でも拡大の危険が高まっています。インフルエンザも日本で流行しているので、予防をしてこの冬を乗り切ってください。中国襲った「見知らぬ感染症」…韓国も患者急増、大流行を警告www.afpbb.com「インフルエンザやアデノウイルスのような呼吸器ウイルスで傷付いた呼吸器粘膜にマイコプラズマが入り込み、肺炎を誘発する危険が高くなる。今年、子どもや若者を中心に広がる確率はかなり高い」ー11月7日追記ー実際、最初の看中国(ビジョンタイムズ・ジャパン)の動画は、大袈裟すぎるのではないか?という疑問がありましたが、詳細な中国の状況が報じられました。中国で小児科の患者が急増し飽和状態に、多くが呼吸器疾患―香港メディア香港メディアの香港01は5日、中国本土で小児科が飽和状態になっていると報じた。www.recordchina.co.jp「河南中医薬大学第一付属病院小児科の医師は「小児科が飽和状態に近い。1週間の患者数は2万人近くで、1日平均3000人近くに上っている」と説明。呼吸器疾患が全体の60%前後を占め、すでにインフルエンザとマイコプラズマ肺炎の同時感染も起きているという」インフルエンザが大流行している日本でも感染拡大しないように願うばかりです。ー11月9日追記ー最初の情報から約1ヶ月が経ちましたが、やっと日本のテレビでマイコプラズマ肺炎が報じられました。関西テレビです。中国での感染拡大は9月なので、すでに日本に入ってきている可能性があるのでかなり遅くて、中国の小児科のひどい状況も何も知らせてないのですが……。ー11月12日追記ー中国で流行のマイコプラズマ肺炎…韓国でも拡大の兆し中央日報 - 韓国の最新ニュースを日本語でサービスしますjapanese.joins.com2023年11月11日「北京の首都小児科研究所では最近、一日の平均患者数が約2000人にのぼり、南部の広西チワン族自治区柳州市の母子保険院は小児病棟が最大負荷状態と伝えられた」「免疫力が弱い小児の場合、インフルエンザ、新型コロナとの重複感染が懸念される 」これまでのまとめ(メモ)中国で9月から「マイコプラズマ肺炎」が感染拡大。中国各地の小児科が患者で飽和状態に。10月に「薬剤耐性を持つマイコプラズマのまん延も深刻化」しているらしい。新型コロナやインフルエンザ他との「トリプルデミック」以上の可能性?新型コロナやインフルエンザ他の「同時感染」もあるようなので、それが子どもの入院に拍車をかけている?新型コロナやインフルエンザやアデノウイルス他のどれかに感染後、肺にダメージを負ったあとに、マイコプラズマ肺炎に感染して、症状が悪化する子どももいるらしい。マイコプラズマ肺炎が、韓国でも感染拡大している。日本でも感染拡大の危険がある。ー11月13日追記ー #中共国 北京,支原体肺炎…… pic.twitter.com/cNKHgpUvWl— Hima7 (@LYU97427736) November 8, 2023「支原体肺炎」とは「マイコプラズマ肺炎」のことです。北京の病院の様子らしいです。ー11月14日追記ー中国襲った「その肺炎」で韓国の9歳男児死亡…流行の兆しに募る危機感www.afpbb.com「中国襲った「その肺炎」で韓国の9歳男児死亡…流行の兆しに募る危機感」2023年11月14日「中国で流行しているマイコプラズマ肺炎が韓国でも流行の兆しを見せている。先月、マイコプラズマ肺炎で9歳の男児が死亡しており、医療界では医薬品需給を含めた対策を早急に立てるべきだという声が上がっている」「集中治療室で気管支肺炎などの治療を受けていたが、新型コロナウイルスとアデノウイルスにも重複感染しており、10日ほどで亡くなった」中国の上海に住んでいらっしゃる日本人のX(旧ツイッター)からも、感染拡大の状況が伝えられています。 ついに私も陥落。昨日から発熱と咳が止まらず、現在病院に来ております。長男と娘はいまだに咳が止まらず、午後2人を連れて児童医院に行ってきます。今回のこの細菌はかなり厄介ですね。どうも抗生物質に対する耐性があるのかなかなか効きません。上海在住の皆様くれぐれもご注意ください。— Katayama_Kenichi(Kenny)|中国 X 異文化 (@kenny_sh) November 12, 2023 中国でマイコプラズマ大流行。 先週くらいから咳をしている中国人が激増してる印象。微熱、高熱関わらず咳が酷く、夜も眠れない。空気感染で感染力も強い。 子供で鼻水が多い場合は中耳炎になったりも。なかなか咳が治らない場合や疑わしい場合はすぐに受診して下さい。#マイコプラズマ pic.twitter.com/x96HlUA9nK— 上海在住日本人医師 (@shutarogunji) November 2, 2023やはり薬剤耐性を持つマイコプラズマ肺炎が、上海にも到達して拡大しているようです。医師の「空気感染」というのは「エアロゾル感染」に近いけど、あまりにも感染力が強いからでしょうか?「新型コロナ」も「インフルエンザ」も他の呼吸器感染症でも、「マスク着用」と「換気」が、どちらも予防に重要になります。ー11月23日追記ー世界保健機関(WHO)が、やっと反応したようです。「中国で子どもの呼吸器疾患が増加、WHOが情報提供求める」2023年11月23日中国で子どもの呼吸器疾患が増加、WHOが情報提供求める世界保健機関(WHO)は22日、中国の子どもたちの間で増えている呼吸器疾患や肺炎の集団感染について、中国当局にさらなる情報を求めたことを明らかにした。www.cnn.co.jp「中国で子どもの肺炎集団感染増加WHO、詳細報告を要請」2023年11月23日中国で子どもの肺炎集団感染増加 WHO、詳細報告を要請 | 共同通信【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は22日、中国北部で子どもが肺炎に集団感染する事例が増えてい...nordot.app感染症は迅速な対応が求められているのに、情報の発信からもう1ヶ月以上も経過しています。中国武漢市で新型コロナウイルスが感染拡大したときも対応が遅すぎましたが、それ以上にあまりにもひどい仕事ぶりですね。新型コロナウイルス(新型肺炎)2020年01月28日『新型コロナウイルス(新型肺炎) - 3月9日追記あり -』これから日本でも感染拡大の可能性もある、新型コロナウイルス(新型肺炎)。中国は武漢を封鎖したり、海外への団体旅行を当面中止したり、日本は今日「指定感染症」に…ameblo.jpー11月24日追記ー中国で急増…子どもの“肺炎” WHO注視2023年11月23日この記事が掲載されてから1ヶ月以上が経って、やっとテレビで中国の病院のひどい状況も流れました。子どもたちの生活や健康や命さえも奪いかねない、一刻を争う深刻な事態なのに、1ヶ月以上も〝見て見ぬふり〟をするなんて、日本の報道機関も本当に残念です。ちなみに中国政府も都合よく使った「コロナ禍で免疫が落ちた」ですが、そもそも新型コロナもインフルエンザも、感染するかワクチン接種をしない限りは、免疫(抗体)を得ることができません。おまけにインフルエンザも違う型や変異型も流行すると、同じシーズンに2度も3度も感染します。とくにマイコプラズマ肺炎はワクチンがありませんので、子どもが苦しむ姿を見たくなければ、できるだけ予防をしましょう。「コロナ禍のマスク生活で免疫力が低下」はウソ小児科の発熱外来が今、大混雑している根本原因とは2023年7月27日中国:マイコプラズマ肺炎なお増加、他疾患も拡大傾向 / 中国産業データ&レポート 亜州ビジネス 中国各地の病院で外来患者が急増している。子どもの患者が多く、9月ごろから感染拡大が始まったマイコプ…ashu-chinastatistics.com中国:マイコプラズマ肺炎なお増加、他疾患も拡大傾向2023年11月24日「国家感染性疾病臨床医学研究センターの盧洪洲・主任によると、10月の国慶節連休後、受診者の呼吸器から検出された病原体はマイコプラズマが34.33%で最多。以下、A型インフルエンザが12.17%、B型インフルエンザが5.79%と続いた。このほか、アデノウイルスとRSウイルス(RSV)がそれぞれ2.76%、2.03%を占めたが、マイコプラズマと混合感染する可能性があり、その場合は重症化する恐れがあるという~」なかなか貴重な情報ですが、新型コロナウイルスが書かれてませんね?↓へ続く~『ウイルス(新型コロナ他)と細菌(マイコプラズマ肺炎他)の同時流行?』『マイコプラズマ肺炎? 新型コロナ? いま中国で起きていること(11月28日 最後の一文だけ加筆)』3年前、新型コロナが流出した中国から、新型コロナウイルス(…ameblo.jp