ひとりに慣れないで | Festina lente!〜悠々として急げ〜   

Festina lente!〜悠々として急げ〜   

日々の希望は、フィギュアスケーター羽生結弦さんの存在。さまざまなこと。さまざまな幸せについて。

 

 

 

 

 

毎日のように、LINEにURLが飛び込んでくる。

「今度は何!?」

開くたびに、美しい、格好いい、可愛い姿が現れる。

「いつ、どこで、何をすればいい?」

なんて、焦りながらも嬉しい情報交換が始まる。

 

こんな日常が来るとは、1年前には想像しなかった。

 

選手としてGSに参戦している頃は、

シーズンオフの情報は全く掴めず、

「砂漠だね」

というのが挨拶がわりだった。

 

試合もアイスショーも

アサインが決まってから盛り上がる

まるで年中行事のような感覚だった。

 

それが、プロスケーターとなってからは

活躍するステージも、その表現方法も

想像し得なかったものばかり。

とてつもないスケール感で、驚かされ続ける今、

ついていくのがやっとだ。

 

それは、とても嬉しいことなのだけれど。

 

 

五輪二連覇の王者として、

新たな道を開拓し続ける彼が

孤独に見えることがある。

 

彼の見ている景色は、彼だけのもの。
その頂に立てるのは、ひとりだから。

 

もちろん、

こんなにも多くのファンが

応援していることを彼は知っていて

ことあるごとに感謝の言葉を伝えてくれる。

 

 

だから、願いたい。

「ひとりじゃない」と感じてほしいと。

 

 

 

 

私がずっと大事にしている曲がある。

台湾のトップアーティスト「五月天」の

「我不願讓你一個人」。

 

本来は、恋愛を題材にした作品だけれど、

その歌詞が心に響いた。

 

 

ひとりで残酷さを受けとめないで、

ひとりに慣れないで、

運命があなたを幸福な未来へ導いてくれますようにーー。

私の最後のわがままは
あなたが幸せな人生を送ること、
ただそれだけーー。
 

 

 

そう語りかける言葉が、

理不尽な出来事に傷つき、

暗闇に引き摺り込まれかけた私の心を救ってくれた。

 

 

いま、彼にも届けたい。

 

 

 

ひとりに慣れないで。

あなたは、ひとりじゃない。

 

 

 

 

 

 

 



「我不願讓你一個人 〜I Won't Let You Be Lonely〜」
 五月天(Mayday)

 

このPVを見るたび、美しい曲と映像に涙してしまいます。