【奈良】入之波温泉『山鳩湯』

奈良県吉野郡川上村にある、入之波温泉『山鳩湯』へ行ってきました。
入之波温泉『山鳩湯』の浸かり心地や感想、周辺の観光地やグルメ情報などについてを紹介します。
Contents
入之波温泉『山鳩湯』MAP
入之波温泉『山鳩湯』のある、奈良県吉野郡川上村は、吉野杉の産地として知られ、吉野川の源流域に位置する自然豊かな村です。
四季折々の美しい風景が楽しめ、修験道の歴史や山岳信仰の文化も残っています。
また、水源地として清らかな水を守る取り組みが行われており、新鮮な鮎やアマゴが味わえます。
静かな環境の中で、自然と歴史に触れながら癒しの時間を過ごせる魅力的な場所です。
入之波温泉『山鳩湯』の読み方は、しおのはおんせん『やまばとゆ』です。
知らなければ、そのまま「いりのは」と読んでしまいますが、「しおのは」です。
入之波温泉『山鳩湯』外観

入之波温泉『山鳩湯』の建物は下の方にあるので、この階段を下っていきます。
駐車場は、この階段の前に数台分あり、少し離れた所に第二駐車場があります。

入之波温泉『山鳩湯』を上から見下ろしたところです。
手前の窓が見えているところは、休憩室です。
その真下が浴場になっています。
左側は、宿泊施設の棟だと思います。

入之波温泉『山鳩湯』の階段を外から見たところ。
少し急な階段かもしれません。

入之波温泉『山鳩湯』の降りて行く階段です。
それほど長い階段ではないけど、足腰の悪い方は辛いかもしれません。

階段を降りたところが、入之波温泉『山鳩湯』の入り口です。
たぬきが迎えてくれています。

入之波温泉『山鳩湯』の受付です。
張り紙に書かれている通り、お風呂上がりに釜飯を食べたい場合は、予約注文必須です。
炊くのに少し時間がかかるので、大体出る時間を伝えておくと、それに合わせて炊いてくれます。

イノシシの剥製がいました。
本物をあまり見たことないような気がします。
こんなかんじなのですね。
入之波温泉『山鳩湯』浴場

入之波温泉『山鳩湯』の男湯、女湯の入り口です。

入之波温泉『山鳩湯』には、ずいぶん前に訪れたことがあり、今回は2度目でした。
2021年にリニューアルされたそうで、ロッカーが新しくなっていました。
最初に降りた階段もキレイになっていました。

入之波温泉『山鳩湯』の脱衣所内です。
人気の温泉なので、以前来たときは祝日だったこともあり、かなり混雑していました。
今回は平日で天候が良くなかったため、運良く貸切でした。

入之波温泉『山鳩湯』の内湯です。
この浴槽、木製なんです。
湯の成分が石灰化して鍾乳洞のような光景です。
触ってみてもカチカチです。
これを見ただけで、ものすごく身体に効きそうな気がします。

入之波温泉『山鳩湯』の洗い場です。 混雑している時は、手早く洗わないと待ち人が多くいます。

入之波温泉『山鳩湯』の露天風呂です。
源泉の温度が低く、ぬるめのお湯です。
以前来た時は冬だったこともあり、途中で寒くなりました。
暖かい時期はのぼせずに長く浸かれるので嬉しいです。
露天風呂も木製の浴槽ですが、信じられないですね。

入之波温泉『山鳩湯』の露天風呂から見える景色です。
お湯が流れ出たところが、茶色くなっています。
施設の方によると、配管がすぐ詰まってしまうそうで、掃除が大変だそうです。
色々な温泉を巡っていますが、入之波温泉『山鳩湯』のお湯はとても印象的です。

入之波温泉『山鳩湯』のお湯です。
黄金色をしています。
生姜湯のような色です。
匂いは特に感じなかった記憶です。

入之波温泉『山鳩湯』の石灰化した浴槽です。
アップで見ると、すごいですね。
鍾乳洞の中にあるお風呂って感じです。
入之波温泉『山鳩湯』休憩処

入之波温泉『山鳩湯』の休憩室です。
自販機もあります。

入之波温泉『山鳩湯』の休憩室内です。
ここが外から見えていたところです。
入之波温泉『山鳩湯』食事処

入之波温泉『山鳩湯』の食事処です。

入之波温泉『山鳩湯』の食事処から見える景色です。

入之波温泉『山鳩湯』は、釜飯がおいしいとのことだったので、「あまご釜飯」を注文しました。
入浴前に注文していたので、すぐ出てきました。
夫は、「鴨釜飯」です。

鍋も魅力です。
鹿、猪、熊と、ジビエですね。
熊って、なかなかメニューで見たことがなかったので、気になっています。
私は、気持ち悪い食べ物は好みませんが、知らない食べ物は試してみたい方です。
夫は、絶対に嫌がりそうなので、熊鍋はなかなか試せそうにないかなぁ。
南朝鍋は、アマゴが入った味噌仕立ての鍋だそうです。

鴨料理、鹿刺しなど、すごく気になります。
次回、ぜひ食べてみたいです。
入之波温泉『山鳩湯』の公式サイトで、料理の画像が見れます。

数量限定メニューの、鴨タタキ、鴨の手羽元しぐれ煮も魅力的です。

入之波温泉『山鳩湯』の「アマゴ釜飯」です。
私は魚が大好きなので、まだ食べたことのなかったアマゴにしました。
アマゴは、赤い点々がついていて、初めて実物を見ました。
味はもちろん、白身のおいしい魚でした。
また食べたいです。
味付けがおいしいのことはもちろんのこと、なかなかお目にかかれないアマゴをおいしくいただけて嬉しかったです。
お風呂上がりに炊き立ての釜飯をいただけるって、とても贅沢です。

夫は、基本的に寿司以外の魚は苦手なため、「鴨釜飯」です。
おいしくいただいたようです。

入之波温泉『山鳩湯』のお食事処にあった古地図です。

「塩葉」と書かれています。
地名は元々は「塩葉」と呼ばれていたようです。
温泉の成分で、塩分が葉につくからなのか。
「塩葉(しおは)」が「入之波(しおのは)」になったようです。
入之波をなぜ、そう読むのかは分かりません。
「塩之波」でも良かったように思いますが、昔の人が考えたことなので理由は分かりません。

古地図に「入之波温泉の歴史」の説明書きが貼ってありました。
平安時代に、すでに入之波温泉は存在していたそうです。
歴史を感じます。

昔は、「塩の波村」と呼ばれていて、明治に「入之波」に変わったそうです。
もっと昔は、「塩葉」だったということですね。
「塩湯」とも書かれています。
塩分が多い温泉だからですね。
「諸病によきこと奇妙の湯なり」
とも書かれています。
確かに、石灰化してすごい迫力で、頻繁に通えば病児も治りそうな気がします。

休憩室からお食事処へ向かう途中にあった看板です。
「天誅組 湯洽温泉」
と書かれています。
昔はそういう名前だったのか。
歴史に詳しくない私は、天誅組を知らず、どういう組なんだろうと思いました。
天誅組(てんちゅうぐみ)は、1863年に結成された反幕府の組織で、倒幕を目指して活動していたそうです。
明治維新の前触れとして、反幕府運動に影響を与えたそうです。
そういえば、奈良県五條市に、「明治維新発祥の地」という大きな看板のようなものを見たことがありました。
その天誅組が通っていた温泉だったのかな。
とにかく、入之波温泉『山鳩湯』は、歴史ある温泉のようです。
入之波温泉『山鳩湯』周辺観光スポット
この日は、天候が良くなかったので、観光スポットに立ち寄らず帰宅しました。
それでも、山々や川など、自然の中をドライブできるので、十分に満足できました。
天候が良ければ、色々と立ち寄れる観光スポットがあるので、次回は寄りたいです。
おすすめ観光スポット
- 吉野山
- 不動窟鍾乳洞
- 面不動鍾乳洞
- 天河大辨財天社(天河神社)
さいごに
入之波温泉『山鳩湯』は、温泉はもちろんのこと、お食事も楽しめます。
宿泊もできますが、日帰りでもゆっくり過ごせる温泉です。
迫力のある石灰化した浴槽、特徴的な塩化物泉、温泉好きなら一度は体験することをおすすめします。
ぜひ行ってみてくださいね。
『入之波温泉山鳩湯』施設データ
- 施設名
- 入之波温泉山鳩湯
- 露天風呂
- 水風呂
- サウナ
- ボディーソープ
- 液体ボディーソープ
- シャンプー
- リンスインシャンプー
- 基礎化粧品
- 綿棒
- その他アメニティー
- ドライヤー
- バスタオル
- 販売
- ボディータオル
- 販売
- 脱衣ロッカー
- 100円返却式
- 貴重品ロッカー
- 100円返却式
- その他設備
- 宿泊施設
- 食事処
- 休憩所
- 駐車場
- (無料)
- 営業時間
- 10:00〜17:00(受付16:00まで)
- 定休日
- [4〜11月] 水曜日 [11〜3月] 火・水曜日(祝日、連休は営業)
- 所在地
- 奈良県吉野郡川上村入之波391
- 電話番号
- 0746-54-0262
- URL
- 入之波温泉 湯元 山鳩湯
- 入浴料
- [大人] 900円(大人)
[小人] 500円(小学生以下) - 割引クーポン
- 初回訪問年月
- 最終訪問年月
- 2023年7月
- 備考
- 食事処は、11:00〜15:00まで
『入之波温泉山鳩湯』温泉データ
- 泉質
- ナトリウム・カルシウム ‐ 塩化物・炭素水素塩泉
- 浸透圧分類
- 低張性
- 液性分類
- 中性
- 泉温分類
- 温泉
- 温泉効能
- 筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経症、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧症、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害・うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。
自律神经不安定症、不眠症、うつ状態。きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症。 - 源泉温度
- 39.6(調査時気温6.5℃)
- 温泉温度
- 湧出量
- (自噴)380(L/min)
- 色・味・ ニオイ
- 無色透明、甘味、炭酸味、微金気味がある
- 加水
- 加温
- 循環
- 消毒
- 飲泉
- pH値
- 6.6
- 電気伝導率
- ?(mS/m)
- ラドン
- -(Bq/kg)
- 密度
- 1.001(g/㎤)
- 蒸発残留物
- 3.0245(g/kg)
- ナトリウムイオン
- 570.0(mg)
- カリウムイオン
- 89.0(mg)
- マグネシウムイオン
- 38.0(mg)
- カルシウムイオン
- 190.0(mg)
- 鉄イオン
- 1.4(mg)
- マンガンイオン
- 0.05(mg)
- リチウムイオン
- 5.5(mg)
- ストロンチウムイオン
- -(mg)
- バリウムイオン
- 0.82(mg)
- アンモニウムイオン
- -(mg)
- アルミニウムイオン
- 0.01(mg)
- フッ素イオン
- 2.1(mg)
- 塩素イオン
- 920.0(mg)
- 臭素イオン
- -(mg)
- ヨウ素イオン
- -(mg)
- 硫化水素イオン
- -(mg)
- 炭酸水素イオン
- 2127.0(mg)
- 炭酸イオン
- -(mg)
- チオ硫酸イオン
- -(mg)
- リン酸イオン
- -(mg)
- 硝酸イオン
- 3.0(mg)
- 亜硝酸イオン
- -(mg)
- メタケイ酸
- 142.0(mg)
- メタホウ酸
- 7.0(mg)
- 遊離二酸化炭素
- 142.0(mg)
- 遊離硫化水素
- -(mg)
- 総ヒ素
- -(mg/kg)
- 亜鉛イオン
- -(mg/kg)
- 鉛イオン
- -(mg/kg)
- 総水銀
- -(mg/kg)
- カドミウムイオン
- -(mg/kg)
- 銅イオン
- 0.01(mg/kg)
- 調査及び試験年月日
- 平成21年2月27日〜平成21年3月11日
- 分析終了年月日
- 平成21年3月11日
- 参照元
- 温泉分析書
『入之波温泉山鳩湯』個人的評価
- 浸かり心地
- 清掃
- 接客
- 設備備品
- 雰囲気
- 総合評価
この記事について
浴場内は、施設の方に許可を得て撮影を行っています。
他のお客様がおられる場合や、撮影不可の施設の場合は撮影していません。
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無断での引用や転載を固くお断りいたします。
投稿日: 2025/03/16
投稿日: 2025/03/16
執筆者プロフィール
日常の困りごとを解決する方法、暮らしを快適にする方法などを調べることが大好きです。
問題が起こるたびに解決法を探すことに燃えています。
なかなか解決法が見つからなかったことが解決した時には、「きっと他にも知りたい人がいるはず!」と思い、記事に残すようにしています。
最近は、なかなか記事を投稿する余裕がないですが、マイペースに更新中です。
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