希望が有る日 | これでも元私立高校教員

これでも元私立高校教員

30年以上の教員指導を通じて、未来を担う子供たち、また大人の思考などをテーマに書き綴っています。
日本史と小論文の塾を主宰し、小学生から大学生、院生、保護者の指導をしています。

テーマ:

今日は3月23日

5年前の今日会社を設立した


3月23日にした理由がある

それは14年前に父が他界した日だ


東日本大震災の年に、関東大震災の前年に生まれた父は他界した


父は物理学者であり、名古屋の南山大学の教員でもあった

ただ、人生の最後は帰国子女を受け入れる南山国際高等学校の校長であり、つまりは教育に人生を捧げた


その教育は自由であり、イニシアチブ大切にして、各自が自分で学ぶことを尊重した


私も31年間、私立学校で教員をした

それから学校ではできない新しい教育をするために会社を作り、塾を開いた



小論文や日本史を専門とするというちょっと変わった塾だ

クリティカルシンキングを中学生や高校生に学んでもらうための塾だ


いわゆる塾とは全く違うけど、そんな塾ができてから何とか5年を過ごすことができた


もちろん、いつ潰れたっておかしくないし、現実に今だって、4月を迎えることも5月を迎えることもできずに倒産する可能性だって十分にある


それでも、この場所は私にとって、人生そのものであり、形は違えども父の教育を受け継いできた場所だ

だから、会社の名前を「ペイフォワード」という


今日は会社の設立日でもあり、父の命日でもある

だから父が大好きだった名古屋の蕎麦屋「安江」のそばでお祝いをしてきた



会社の継続は簡単ではない

経営なんて得意じゃないし、いつもピンチだ


でもきっと未来に「希望が有る」

それを信じて明日

5年目の1日目をまた頑張ろうと思う


この5年間の皆さんのご支援やご理解に心から感謝いたします

ありがとうございます