四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

市民の力わいわいサロン。地域医療№2かかりつけ医について白熱した会話・・・医療の未来を我々が知る

2024-05-09 11:57:03 | 日記

●昨日市民の力主催の「わいわいサロン(ワールドカフェ)」を開催しました。GWの後と午後から冷たい雨もようで心配しましたが、13名参加されました。1グループ4名程度ですので3組できました。私からワールドカフェの進め方と本日のテーマ「地域医療:かかりつけ医」の概略説明めいしました。パワーポイントのスライドの位置を添付します。

●上の図は、北本市の医療の状況です。平成27年第五次総合振興計画策定時に調査したものを図形化しました。平成22年実績ですが、人口10万に当たり一般病院病床数(913床)は県内3位。一般診療所数(82施設)1位。医師数(183人)1位でしたが、令和5年では、病床数は568床と21位。診療所数83施設3位。医師数6位と順位を下げています。北里大学メディカルセンターの医療体制の変化が影響していると推測できます。

●厚労省が示す医療構想では、地域医療支援病院の役割を示しています。地域医療支援病院(中核病院)と地域の診療所等の医療機関との連携・機能分化をすすめています。その中核的役割を都道府県・保健所が担うことになっていますが、コロナ家では、保健所の業務負担過重になり、保健所を再編成し減らしたことが大きく影響したと指摘されました。また2050年の医療需要の変化(高齢社会の終焉?)への対応も踏まえ、中核医療機関の再編成も計画されています。

●今後、私たちは、「かしこい患者(医療利用者)」になることが重要と考えます。さあ、皆さん「かかりつけ医」はいますか。どのような診療科目ですか。医師との関係は良好ですか。中核医療機関の利用との関係でどうですかと言ったことについて、フランクに忌憚ない意見交換をしました。持論を強烈に述べる方もいますが、基本人の話も聞くということがワールドカフェの特徴ですから…とそれでもだんだんと慣れてきたようです。

●時間が来ましたので、クロージングを参加された髙橋さんにお願いしました。高橋さんは、介護など福祉に対する造詣が深い方です。ご自身が進めている介護の現場のことや知人のいるカナダでの辞令を端的に話され好評でした。働き方改革を契機に中核医療機関の体制維持が心配されています。われわれは、大学病院を市内に持っています。それをどのように市民の健康と命を守る砦にするのか。かかりつけ医の問題と共に考えることが必要です。継続的に進めます。

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