仁元堂の中村です。
仁元堂は、1999年から三重県津市で開業している「カウンセリング」「整体」「アロマテラピ~の教室」です。
こころのこと、健康のこと、からだのこと、本の話など、色々つぶやいておりますので、のぞいていただけると幸いです。
コメントや感想も、大歓迎です♡

よろしくお願いいたします(*^-^*)
 
仁元堂のつぶやきにようこそ。

前回、いじめの話を書いて、
一人でも立っていられる力が
必要だと書きました。

前回の記事はこちら

 

 

そして、その続きを書いていきます。

時効になるので書きますが、
以前高校生だった女の子が
いじめられた時のお話しをします。

お母さんが整体に来られていました。

そして、
そのお母さんは私の友人からの紹介でした。

彼女(高校生の娘さん)は夏休みに、
クラスメートからはがきを受け取ったそうです。

そのはがきには

「あなたのことが嫌いだ」

という旨の内容が書かれていたそうです。

お母さんがその話を聞いて、
「私のことなんか好きな人いないんだ!」
と叫ぶ娘に、

「お母さんはあなたのことが好きだ」
と答えます。

そして娘から
「私のどこが好きなの?」

と聞かれ、
答えに詰まったそうです。

そして、困り果てて私のもとを訪れました。

お母さんは
「私、娘に何を言ってあげればよかったのか、
わからない」
と言ってみえました。

答えはありません。

特に、母親から見た娘は
欠点しか見えないものです。

私は
「お母さんは、

 あなたが私の娘だというだけで、
 あなたが好きなんだ」

と答えればよい、と答えました。

「思いつかなかった」
とお母さんは言ってみえました。

身近すぎるくらいに
娘と接しているお母さんには、

娘の良い点を探そうと思ったって
難しいし、

そんなことをしても
反論に遭うだけだと思います。

娘さんのことを託された私は、

「あなたはそのはがきをくれた人が
 好きなのか?」
と聞きました。

その娘さんは
「いや、そんなことはない。好きではない」
と言いました。

私は
「好きな人から嫌われるのは困るけど、

 嫌いな人から無理に好かれていなくてよかったやん。

 じゃあ、あなたから

 『私もあなたのことが嫌いやったで
 ちょうどよかった!』と返事を出してみる?」


と聞いてみました。

「出せばええのに(笑)」
と勧める私に、

娘さんは「もういい」と笑っていました。

小学校に入るときに
「友達100人できるかな?」と歌われ、

友達ができなければ、
適応していないとみなされ、

「社会不適応」とみられることは、

実はかなり

〈おかしい〉


ことだと周囲は気づくべきです。

私の知っている精神科医の先生も

「学校の同じクラスの奴は、
 たまたま同じ時期に生まれた近所の奴」

でしかなく、

そんな人と友達になることは不可能、
だと言ってみえます。

大事なのは、
一人で何かをできる力。


それは依存を排除したわけではなく
一人でも大勢でも生きていける力。

私たちが
誰かを応援するときは、

その人が自分でちゃんと立っていられる人で、

そうやってしっかり立っていられる人は、

素敵だと思いますよね?

高橋源一郎さんという
明治大学の教授で

 

 

NHKラジオ「すっぴん」
ラジオ第1 2012年4月~2020年3月放送

 

 

のパーソナリティでもある方

(ほかにも競馬とか、
作家とかいろいろ肩書があるようです(笑))が、

その番組内で紹介していた本で

タイトルを忘れてしまったんですが、
内容を少し紹介します。

小学校の時友達ができなくても、

「おじさん」になってしまえば、
どうってこともない。


友達と3か月後に飲み会の約束をしていて、

すっぽかされても
それほどダメージを受けない。

いつまでも続く友情なんて、
「おじさん」になってしまえば、
ありえないことなんて、
誰でも知っている。


だから、
みんな早く「おじさん」になってしまえばいい(笑)
…そんな内容だっと思います。

実際に思うことですが、

学校での人間関係は
学校だけのものですが、

人間関係は死ぬまで続きます。

患者様で来られる
様々な年代の方とお話をしていると、

職場でも、
ママ友でも、
定年後のゴルフや
自治会や
カラオケの仲間でも、

そして老人ホームや
デイサービスなどの施設でも、

ご近所さんでも
親戚でも、

どこでも人間関係はあって、

その中には

「よくいる我の強い人」だったり

「底抜けにいい人」だったり

「ずるい人」がいます。

そして、
それは私たちのからだの中にもあって、

「日和見菌」という

様々な菌たちが
良いバランスで同居しています。

その中には
「ビフィズス菌」に代表される良い菌もいれば
「大腸菌」などの悪さをする菌もいるのですが、

バランスが取れているから傾くことなく、
健康を保っていられます。

体調を気にするあまり
「体の中の大腸菌を全部殺す」
ようなことをすれば、

今までよかった菌が暴走をはじめ、
体調は崩れてしまうのです。

なんだか長くなりましたが、
『いじめ』をなくそうと思っている人は、
多分根本的なことが分かっていなくて、

『いじめ』はあるもので、

いかにそれに対処できるか

大事な話だと思います。

親であったり、
教師であったり、

また、
私のような全くかかわりのない赤の他人が

少し当事者に介入することで、

事態は大きく変わるし、
生きていく力になると思います。

と、今回はこのあたりで終わりにしたいと思います。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
ご意見・ご感想など、いただけると嬉しいです。

 
 

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