神戸でイタリアン
この神戸のイタリアン、実は2月に初めて行ってこのブログでもご紹介したのだが、今回は7700円のコースメニューを注文。元町商店街の西端にあるこの店は、予約が入った時しか店を開けず、外観も何の飾り気もない。よく見ないとレストランだと気付かずに通り過ぎてしまうことだろう。メニューは5500円と7700円の2つで、私にとってありがたいのは魚が主流で、基本的に肉がないことだ。
基本的に兵庫県産の魚介類と野菜を使っている。
アルコールを飲めないに等しい私は白ぶどうジュースを注文。これもイタリア産らしい。本当にジュースというより、アルコール分のないワインという感じ。
淡路産さわらのハーブと花添え。それぞれのハーブに独特の味と香りがあるのだが、決して気になるほどの強さではない。
イタリア産小麦を使って焼かれたこのフォカッチャがまたもちもち食感で格別に美味しい。買えるものなら、これだけでも買いに来たいほどである。
淡路産黒鯛と新玉ねぎのパスタと、淡路産かれいと春キャベツのパスタ。どちらもほっぺが落ちるほどに美味しい。このパスタもイタリア産小麦を使って、料理の直前に手打ちで作るため、その工程をカウンターから見ることができる。そしてパスタの2品のあとは淡路産さわら。
いよいよメインのアクアパッツァ。淡路産がしらと相生産のあさりがメインで、このあとリゾットが出て来る。
デザートがまた格別に美味しい。淡路産ヨーグルトのジェラートもその場での手作りだ。淡路産よもぎの白玉と淡路産金柑のコンポートがまた何とも絶妙。そしてイタリア産アーモンドのパンナコッタ。デザートだけでもそこいらの人気カフェより余程美味しい。特にこのジェラートが初めて食べる味で気に入った。
前回はエスプレッソをダブルで頂いたので、今回は普通のコーヒーにしたが、本格的で酸味もなく美味しかった。
満足の行く満腹感だ。何と言っても魚や野菜など素材が自然で身体に優しいため、さわやかな満腹感がある。この素材でこのボリューム、このお味で7700円は安いと言えよう。もっともっと高くて不味い店が無数にある。店内はカウンターのみで、最大で10席しかない。通称Marcoさんが一人で全部準備されるので、6人ぐらいが限度だと前に言われていた。また機会を作って利用したいと思う。
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