新日だけはガチ!? ~清宮海斗の予選敗退に見る新日本の強気外交 | DaIARY of A MADMAN

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毎日、ROCKを聴きながらプロレスと格闘技のことばかり考えています。

驚いた・・・

 

まさか、清宮海斗が予選リーグ敗退とは。

 

前回の記事に書いたように、戦前及びスタート当初のG1は「Aブロック」の話題で盛り上がっていたが、予選を終わってみれば“令和闘魂三銃士” と命名された辻陽太、海野翔太、成田蓮、そして今リーグ戦“最大の目玉” だったはずの清宮の4人が揃って決勝トーナメントに進出できず、無念の涙を飲んだ。

 

これでは「俺たちを括るな」「いつまで古臭いことをやっているんだ」などと反発したことに説得力を持たせることはできない。いや、まさか、それが原因でということはないだろうが、それにしても意外だった。

 

第1回のG1で蝶野正洋が優勝したことで、闘魂三銃士の中で最も“地味” だった蝶野に「夏男」のイメージが付いたわけだが、あえて横一線にせずにジェラシーを煽るのが新日本のやり方だと思っていたが、どうやらそれは違ったようだ。

 

8/7時点で決勝トーナメントへの進出が決まったのはAブロックがSANADA(1位)とヒクレオ(2位)、Bブロックがオカダ・カズチカ(1位)とウィル・オスプレイ(2位)の4名。ヒクレオ以外は順当と言えるが、残りのCブロックとDブロックは混戦模様。CがEVIL、デヴィッド・フィンレー、エディ・キングストン、タマ・トンガ、鷹木信吾の5名、Dはジェフ・コブ、内藤哲也、ザック・セイバーJr.の3名にチャンスがある((棚橋弘至と後藤洋央紀にも無いわけではないが可能性は低そうだ)。

 

いずれにせよ、海野や辻が訴えていた「世代交代」は今大会では成し遂げられそうもないが(ヒクレオが優勝したら実現か?)、踏まれて踏まれて、それでも立ち上がるのが新日本プロレス流。何度でも出直してもらいたい。

 

そして清宮。所属先のノアで最高峰のベルトを手にした男としては屈辱以外の何物でもないだろうが、何と言ってもまだ27歳。新日本の三銃士と同世代ながら、経験値では頭1つ以上抜けていることを証明したのだから、これをバネに更なる飛躍をして欲しい。

 

近い将来、今回のAブロックでの闘いが伝説となり、実際の準決勝になる日が来るかもしれない。

 

それにしても小島聡や永田裕志の他団体での活躍ぶり然り、今の新日本は外交政策がとんでもないことになっている。私を含め、大半のプロレスファンは、清宮が最低でも準決勝・ベスト4には勝ち残るとみていたのではないだろうか。

 

まさに今の新日本はガチ。そう簡単には上には行かさないよ、ということなのだろう。

 

ただ、一つお願いしたいのは、それぞれの団体のファンをあまり刺激し過ぎないように願いたいものだということ。ネットでの誹謗中傷合戦は見ていられない。

 

熱いのは会場だけにしてもらいたいものだ。