金浦空港から仁川空港へ電車で移動!乗り継ぎに必要な時間を体験レポート!
東京からドバイへの海外旅行の際に、韓国ソウルの仁川空港で乗り継ぎ(トランジット)をする必要がありました。東京からはアクセスの良い羽田空港から金浦空港へ空路で移動し、金浦空港から仁川空港へは電車(鉄道)での移動を選択しました。当記事では、乗継に必要な時間を実際の体験からレポートしていきたいと思います。
目次
金浦空港と仁川空港の位置付け
金浦は国内線メイン、仁川は国際線メインの空港
金浦と仁川はどちらも韓国ソウルにある空港です。
このうち、金浦空港は国内線メイン、仁川空港は海外線がメインという位置付けになっています。東京でいうところの羽田空港と成田空港の関係性に似ていますね。
仁川空港は韓国ソウルの国際空港というだけではなく、アジアの国際線が多く集まるハブ空港としての役割も担っています。
そのため、東京から海外に旅行する際も仁川空港経由となることが多くあります。
今回、東京からドバイへの海外旅行の際にも、韓国ソウルの仁川空港で乗り継ぎをする必要がありました。
東京からはアクセスの良い羽田空港から金浦空港へ空路で移動したため、金浦空港から仁川空港まで陸路で移動することになりました。
金浦空港から仁川空港への移動方法
空港鉄道(AREX)とリムジンバスが主な手段
金浦空港と仁川空港の主な移動方法としては、空港鉄道(AREX)とリムジンバスが用意されています。
空港鉄道(AREX)の場合、所要時間は仁川空港の第1ターミナルまで約35分、第2ターミナルまでは約43分となっています。
鉄道はバスよりも時間が正確なのがメリットです。
料金は一人4,050ウォンほどとリーズナブルですがチケット購入には現金しか利用できないため注意が必要です。
一方で、リムジンバスの所要時間はルートや交通事情によって異なり40分から60分ほどとなってます。
料金は一人7,500ウォンほどと空港鉄道よりも高くはなりますが、支払いにクレジットカードを使うことができるのは嬉しいポイントです。
また、空港鉄道の駅はターミナルに直結はしているものの、改札およびホームまで距離があるため時間がかかります。
一方でリムジンバスの場合は到着口および出発口までの距離が近いため大きな荷物を持っている場合は便利です。
<空港鉄道とリムジンバスの比較>
空港鉄道 | リムジンバス | |
所要時間 | 第1ターミナルまで約35分、第2ターミナルまでは約43分 | 40分から60分ほど(ルートや交通事情によって異なる) |
料金 | 一人4,150ウォン(T1まで) | 一人7,500ウォン |
メリット | ・所要時間が短く時間に正確 ・価格もリーズナブル |
・クレジットカードが使える ・到着口および出発口まで距離が近い |
デメリット | ・クレジットカードが使えない ・改札およびプラットフォームまで距離がある |
・鉄道よりも料金が高い ・所要時間が交通事情に依存する |
所要時間が短くリーズナブルな空港鉄道(AREX)を選択
今回は、所要時間が短く時間に正確で、かつリーズナブルな空港鉄道(AREX)を選択することにしました。妻がバスに酔いやすいためそれを避けたかったという個人的な理由もあります。
空港鉄道(AREX)の場合、チケット購入には現金しか利用できません。そのため、少額で良い(切符代だけなら1人500円ほど)ので空港で両替をしておくのをおすすめします。
もしくは、キャッシング可能なクレジットカードやRevolut(レボリュート)を使ってATMから現金を引き出せるようにしておきましょう。
T-moneyカード(日本のSuicaのようなもの)は使えますので、韓国を今後も訪れる予定のある方はこのタイミングで入手しておくのも良いですね。
金浦空港から仁川空港へ電車での移動をレポート
さて、それではここからは、金浦空港から仁川空港への電車で移動してみた実際の様子をレポートしていきたいと思います。
結論から申し上げると、今回はスムーズに移動できましたがそれでも「80分」が必要になりました。
国際線利用の場合、空港に2時間半前に着くことが推奨されていますので、乗継にはトータルで4時間ほど確保しておくと良いかなと思います。
金浦空港に着陸後、入国審査を経て預け荷物を受け取り
羽田空港から約2時間半のフライトを経て金浦空港に到着しました。
金浦空港に到着後は案内板に従って「入国審査」へと進みます。案内板には「トランジット」という表示もあってそちらに進みたくなります。
しかしながら、ここでいう「トランジット」は金浦空港内で乗継をする場合のルートです。
仁川空港で乗継する場合は、一度空港の外に出る必要がありますので、韓国旅行する場合と同じく「入国審査」の方に進みます。
入国審査には「出入国カード」の記入および提示が必要になります。機内でもらえるはずですのであらかじめ記入しておきましょう。
この際、入国目的のところに「仁川で乗継(Transfer at Incheon)」と記入しておくとスムーズです。
入国審査を経た後は預けてあった荷物をピックアップします。
荷物は金浦空港から仁川空港へ自動的に送られるわけではありませんので必ずここで受け取るように注意しましょう。
ちなみに、到着から預け荷物を受け取るまでの所要時間は30分ほどでした。この時は入国審査はとても空いていて10分ほどで抜けることができました。
混雑を予想していたのでとても意外でした。
金浦空港の到着口から空港鉄道(AREX)の改札まで移動
荷物を受け取った後は空港鉄道(AREX)の駅へと移動します。
案内板に「空港鉄道(AREX)」と記載されていますので、基本的にはそちらに向けて進んでいけばOKです。
国際線の到着口からは、まずはエスカレーター(もしくはエレベーター)で地下へと降りていきます。
地下に降りた後は、案内板に従ってひたすら前進していきます。
基本的にはずっと真っ直ぐですが、途中「ロッテモール」の入口と空港鉄道(AREX)方面への分かれ道があるため注意が必要です。
案内に従って進んでいくと、途中で「地下鉄(メトロ)」の改札口に到着します。こちらは空港鉄道(AREX)の改札ではありませんので、無視してさらに奥へと進んでいきます。
地下鉄(メトロ)の改札を抜けると、急に空港鉄道(AREX)の案内が無くなり不安になります。ここでは飛行機マークに従って道なりに真っ直ぐ進んでいけばOKです。
しばらく進むと床に「AREX」および案内板「Incheon Int’l Airport」というサインが現れます。こちらが空港鉄道(AREX)の改札となります。
ここまで来れば一安心ですね。
金浦空港の到着口からは距離があり、徒歩15分ほどの時間が必要となっています。
空港鉄道(AREX)の改札で切符を購入
空港鉄道(AREX)の改札ではチケットを購入します。「Ticket」という案内板の先に自動券売機がありますのでそちらを利用します。
こちらが自動券券売機になります。改札の脇に5台ほど用意されています。
自動券券売機はタッチパネルになっていて直感的に利用できます。画面右下で「日本語」を選択すれば日本語で操作できるようになるため安心です。
日本語を選択した後、まずは「到着駅選択」をタッチします。
すろと目的地が表示されますので「仁川国際空港2ターミナル」もしくは「仁川国際空港1ターミナル」をタッチします。
どちらのターミナルを利用するのかは、保有している航空券を確認しましょう。
続いて人数を選択します。ここでは「仁川国際空港1ターミナル」を2名分購入しています。価格は保証金を含めて9,300ウォンとなっています。
現金を投入して購入しましょう。記事の前半でご紹介したようにクレジットカードは使えないため注意が必要です。
ちなみに、保証金は目的地の自動券売機を使って返却してもらうことができます。忘れないようにしましょう。
空港鉄道(AREX)の改札からホームまで移動
切符を購入後は改札を抜けてホームへと移動します。ホームは地下にありますのでエスカレーター(もしくはエレベーター)で下へと進みます。
改札の中はメタリックでモダンなデザインです。とても広々していて機能的です。
途中、ソウル駅行きのホームがありますが、仁川国際空港行きはさらに下にあります。とにかく一番下(B4)まで降りていきましょう。
B4まで降りると仁川国際空港行きのホームになっています。ホーム上の行き先が「To Inchoeon Int’l Airport」となっていることを確認しましょう。
仁川国際空港に向かう電車は時間帯にもよりますが、1時間に8本ほどあります。本数が多いで焦らなくても大丈夫です。
空港鉄道(AREX)で仁川空港まで移動
後は到着した電車に乗り込めばOKです。
車内は東京メトロに似たデザインでとても清潔で機能的です。一番端にあるピンクの座席は「優先席」になっていますので座らないように注意しましょう。
仁川空港に到着後、出発口まで移動
金浦空港から仁川国際空港(T1)までの所要時間は約35分です。意外と近く感じます。
仁川国際空港に到着後は案内板に従って出発口まで進んでいきましょう。ここまで来れば迷うことなないはずです。
金浦空港から仁川空港への乗り継ぎに必要な時間
乗継の所要時間は最低4時間、できれば5時間
今回、金浦空港から仁川空港への移動に実際に必要となった時間は以下になります。合計の所要時間は80分という形になります。
<実際の所要時間>
ステップ | 時間 |
①到着から入国審査、預け荷物の受取まで | 30分 |
②到着口から空港鉄道(AREX)の改札まで | 15分 |
③金浦空港駅から仁川空港駅まで | 35分 |
合計(①から③) | 80分 |
国際線の場合、空港到着時間は出発の2時間半前が望ましいと言われています。このことを加味すると、金浦空港から仁川空港への乗継では最低でも「4時間」ほどが必要という計算になります。
また、飛行機の到着時間が遅れたり、初めての乗継で何らかのアクシデントが起きるかもしれないことを考えると、1時間のバッファを加えて「5時間」ぐらいあると安心かもしれませんね。
<金浦空港から仁川空港への乗継に必要な時間>
- 最低ライン:4時間
- 安心ライン:5時間
まとめ
今回は、金浦空港から仁川空港への空港鉄道(AREX)を使った乗継をご紹介しました。
今回は入国審査も空いていましたし、途中のルートも迷うことなく進むことができました。それでもスーツケースを転がしながら「80分」の所要時間が必要になりました。
2時半前に仁川空港に到着することを目標にする場合、乗継時間は最低でも「4時間」ほどみておいたほうが良いという計算になります。
余裕を見るなら「5時間」ほど確保しておくと安心できそうですね。
これから金浦空港から仁川空港への乗継にチャレンジする方の参考になれば幸いです。
次の記事では、仁川空港のプライオリティパスラウンジをご紹介したいと思います。
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それでは、また!