アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和6(2024)年 公募美術団体展その4(第90回記念旺玄展その4)

2024-05-24 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 予定通り、一昨日の水曜、会期2日目の22日に、母と上野の東京都美術館へ行き、第90回記念旺玄展を見てきました。

 こうしたとき、いつもは午前中の遅い時間に家を出るんですが、今回は早めに出ようということになり、午前9時過ぎに出発。

 やっぱり西武新宿線、混んでました。とりあえず、すぐ来る急行に乗って、どこかの駅で各駅停車に乗り換え、座っていこうと思っていたら、その急行にたまたま2人とも並んで座れました。

 ですが、さすがに高田馬場駅で乗り換えたJR山手線では座れず、上野駅まで20分ほどなので、母に我慢してもらって立って到着。午前10時前頃だったかな。

 上野駅公園口出てすぐ、ロータリーの右側に見える、「Parks 上野グリーンサロン」というレストランに入り、ホットドッグとコーヒーのセットで朝食(とにかく母に座ってもらって、足を休めてもらわないと)。


 十分休んでから東京都美術館へ。向かう途中の国立西洋美術館の次回展予告が、何と「内藤コレクション 写本展」というマニアックな内容。私が心惹かれて看板を見ていると、これまた何と、母が興味を示し、見に行きたいと言い出す。意外な展開。ちょっと考えておくということにして、まずは肝心の旺玄展へ。

 入口の受付で、持参した葉書(この案内状で2名無料で入場できる、事前に郵送されてくる)に母の名前を書き、自分は入選証を見せ、かつ入選証に切り取り線つきでついている図録の500円割引券で図録も購入し(割引で税込2000円)、無事に入館。

 入館してすぐの広い場所に(もちろん壁沿いには作品が展示されている)、たくさんの折り畳みの椅子が置かれ、会の人たちが座っていて、何やら司会の人が、講演会なのか、報告会なのか、ミーティングなのか、大きな声で話してました。

 その脇をすり抜けて奥へ。この日は夕方に上野の精養軒で懇親会が開かれるので、それに合わせた某かの催し物をやっている模様。

 さて展示作品ですが、入口から大作がずらりと並び、進むにつれ、作品の大きさが小さくなっていくのが、今年の展示の特徴かな。小品は小品で小さく仕切られた区画に展示。ただし最後の区画は再び大作が展示。確か企画展だか何かでした。


 肝心の私の作品ですが、F50号ですので、進路の真ん中辺りの区画に展示されてました。会場で見ると画面が暗めですね。私の出品作はどれも暗め。去年もそうだし、以前出していた他団体でもそう。

 もうこうなるとこれは私の油絵の特徴ですね。別に家で描いているときは、そうは思わないんですが、会場で見ると、これは東京都美術館の照明は関係ないですね、なぜなら他の出品者の作品は暗くないわけですから、とにかく暗いです。

 もうこれについては気にしないことにしました。これはこれでいいんじゃないかと。出来上がった私の技法がそうさせているわけで、改善する必要もないと今作で腹を決めましたの。

 自作はF50号と、100号が中心の公募展では小さい方ですが、画題が上半身の人物画ということもあって、それなりに画面の小ささを感じさせませんでした。

 何か地味な印象ですね。でもそれもよし。渋めというより目立たない。何でも目立てばいいってもんでもないですが、どうせだったら品が良いまでいけばよかったんでしょうが、そこまでの腕前はなし。

 個人的には満足してます。やりきりましたので。これを土台に新たに飛躍するわけで、今回は荒削りで結構。次ですね、次。今秋の旺玄会東京支部展出品作に、はっきりとした成果(画面効果)を出すと。


 しっかり自作を見て退館。母は今作、今までで一番いいんじゃないかと言ってくれました。そうかもしれませんね。そうだったら嬉しいです。

 東京都美術館を後にして、台東区役所の近く、でもないか、「古城」という有名な喫茶店へ行き、ナポリタンとコーヒーのセットで昼食。「古城」へはこれで2回目。椅子がソファーでゆったりして休めるのがいいです。

 それから上野駅へ戻り、帰途についたんですが、ぼんやりして乗っていたせいか、山手線で高田馬場駅を通り過ぎてしまい、新宿駅で降りることに。せっかくだからと、山手線新宿駅を出て、西武新宿駅までぶらぶら歩くことに。

 ところがその道すがら、私の後ろを歩いていた母が転倒。すぐに気づいた外国人観光客の男女に助け起こされるという。歩道脇の店舗前の段差に気づかなかった模様。確かに危ない、高い段差でした。

 焦りましたし、びっくりしました。母は高齢とはいえ、まだ元気。転んで大事には至らず。これからはなるべく並んで側にくっついていようと思います。

 それから無事に西武新宿駅に着き、電車で帰宅。帰宅してみて、母の左腕に擦り傷があるのに気づく。大したことなく、この程度で済んでよかった。


 以上です。さて、母が「内藤コレクション 写本展」へ行きたいと言った件ですが、帰宅後にパソコンで調べてみると、この内藤コレクション、寄贈されたもので以前、3回に分けて小企画展示されていたそう。今回まとめて一気に大半を公開するらしいです(詳しくは国立西洋美術館のホームページ見てね)。

 これ、私は興味あるんだけど、母もなぜか行きたいというなら、行くしかないですね。というわけで、来月12日の水曜に予定を入れました(ホントに母は行く気なのかしらん)。

 まあ内容次第ですが、図録も買うつもりでいます、私。久しく美術館の企画展に行ってませんし、ちょうどいい機会かも。
 
 そうそう、今秋に東京都美術館で田中一村展を開催するらしいので、これは行かねば。

 むう。にわかに忙しくなってきたぞ。他の美術館でどんな企画展をやっているのかも調べておこうっと。


 蛇足)それにしてもこの写本展、人、見に来るのかなあ。いくら美術好きでも限られると思うんだけど。よく企画したよね、国立西洋美術館。

 付)母と行くとして、今度は上野で別の老舗喫茶店で朝食を、帰りに新宿の老舗喫茶店か、西武新宿線の武蔵関駅近くの蕎麦屋で昼食を、と考えてます。

 注)予算をちゃんと組んでおかないと。こっち持ちだから、結構お金かかるぞ。まあこれも親孝行みたいなもんなんで別に構わないんですけどね。

油絵追試その12

2024-05-23 03:00:00 | 新・絵画制作記
 今月12日に2回目の自作ワニス(仕上げ用ニス)を塗布してから10日ほど経ちました。

 ほぼ乾いてますので、指触乾燥速度としては改めて申し分ないです。

 明るい色彩のF20号の風景画に塗布したわけですが、1回目より効果が増しているというようなことはなさそうです。

 これなら塗布は1回で十分なのかもしれません。しばらく経過観察してみます、っても、ただほったらかしにして、たまに見るだけなんですけどね。

 そうしつつ、1年後とか2年後、たまに見るのも忘れた頃に見てみてどうか。何も変化なしなのか、何らかの変化が起こるのか(ワニスの輝きが落ち着くとか、画面がほんの少し茶色味を帯びるとか)。

 気の長い話ですが、これもテスト、実験ですので、こんなものです。


 さて実際にワニスを自作して試してみてよかったです。これなら今回のワニスを改良すれば使い物になりますね。ただしどう改良するかは難しいところ。何もいい考えが浮かびません。

 画材関係の資料を調べて何か手を打つとしますか。しかしこれは長期目標ですね。とりあえず急ぎではありませんので。

 ちなみにこの自作ワニスを現状でこのまま使うことはできます。そこが悩ましいところ。一度、例えば今秋の旺玄会東京支部展出品作に、実際に使ってみる手もあります。ちょっと考えておきます。

 とりあえず今回で「油絵追試」の記事は終わりになります。


 注)覚えていたら1年後に投稿したいですが。

 付)残るは、現在制作中なのは「油絵習熟(兼自作溶き油)テスト」のみ。最後の1回の制作が遅れに遅れてますが、今月末、29日の予定です。

 「令和6年旺玄会東京支部展 出品候補作 制作記」も進行中。まだ構想段階ですが、ある決断をし、実作できる状況になりつつあります。こちらもかなり遅れてます。急がねば。

 蛇足)今年の春はスケッチに行けませんでした。秋に必ず行きます。急に年間行動計画を立てたので、実行するにはいろいろと無理が出てますが、夏には軌道に乗せられますので。

 この年間行動計画は、無理のない形で継続していくのが大事ですので、随時修正してます。実際にやってみて自然な形に落とし込んでます。

令和6(2024)年 公募美術団体展その3(第90回記念旺玄展その3)

2024-05-20 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 お伝えした通り、旺玄展に一般公募で入選しました。会期は明日の火曜から日曜、会場は上野の東京都美術館。

 詳しくは下の葉書参照(この記事の見出し画像を拡大再掲)。


 自作はF50号で歴史上の人物を描いた人物画ですが、寓意画でもあり、風刺画でもあります。

 その辺のところは会場に来られた方に読み解いてもらえるかどうか。

 
 前年に続き、2回目の入選なので、支部には入会しているとはいえ、旺玄会本部の雰囲気、様子はよくわかりませんが、送られてくる会誌(一般入選者にも郵送される)を読んでみると、新型コロナウイルスによる、過去の旺玄展中止の影響で会員が減り、年会費等の収入減で経営が大変だとか。

 しかしこれは旺玄会に限らず、どこの公募美術団体も抱えている深刻な問題でして、あと数年で淘汰が始まるんじゃないかとか言われてます。


 このまま来年も入選し、3回目となると入会審査が行われ、入会を許されることになると思われます。もう最近はずっと一般入選でいいや、作品が展示されればそれでいいや、っていう感じになってます。入会すると、年会費が発生しますもんで、すっかり公募展慣れし、すれっからしになっちゃってます(いけません、これは)。

 はたまた、どこの美術団体でもいいですが、支部入会で、支部の場合は即会員になるし、東京なら都内の貸し画廊で支部展があるから、そこで作品発表できるからいいや、その方が年会費も安いからいいや、って(これもいけません)。

 こういった不謹慎な、やる気ない、不真面目な発言はいけません、いけません。この記事を、旺玄会東京支部の人たちに見つかったら、どうしよう(そのときは素直にゴメンナサイしよう)。


 疲れてるのね、最近(そう、クラッシックギターに傾注している私)。いずれにせよ、このまま入選を続けていれば、入会の流れになります。そのときに旺玄会の経営状況、財政事情は気になるところです。

 今は一般入選の立場(どこにも所属してない自由の身)ですので、他団体の公募展へ出してもいいわけで、そういう手もありますが、もうそこまでせんでもいいかなと。

 さて、今作が私の油絵のプレリュードでして、本番が今秋の旺玄会東京支部展になります。今作で獲得、確立した油絵技術、技法を生かし、さらに発展させた作品を発表していきます。

 その記念すべきプレリュードとなった今作が、東京都美術館という広い会場でどう見えるのか、楽しみです。


 明日が初日で、明後日の水曜、会期2日目に、母と行ってきます。実際に行ったら、そのときの様子などをまた記事にしたいと思います。

お知らせ~第473週のカテゴリー

2024-05-19 09:04:24 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 来週の定期投稿(月、木、日)カテゴリーは、「展覧会、美術館、公募展」「絵画制作記」「お知らせ」の予定です。

 こぼれ話をいくつか。

 もう暑いので(といっても明け方から朝はまだ寒いんですけどね)、出勤時はポロシャツ着用。このポロシャツはクールビズ用に社内販売したもの。よってアルバイトで着てよし。

 といっても、1年くらい前、いや2年経つかな、支給された制服を着なくてよくなったのですが(社内基準はあるものの、常識の範囲内の私服でよい、という)。

 支給された制服は、プロ仕様で、とにかくすぐ乾くけれど、着てて暑いです(その代わり冬はちょうどいいんですけどね)。

 まだ5月、先が思いやられる。



 そうなんですよ、まだ5月なんですよ。わが食卓では、夕食にシマダヤの流水麺が早、複数回登場(昨日はそうめんでした)。
 
 おそらく今日の昼食には、同じくそばが出てきます(母と食べます)。

 こんなして、今から流水麺食べてたら、肝心の夏には飽きてしまい、食べたくなくなったら、どうしよう(今夏は夕食は流水麺を多用すると、母に宣言していたんですが)。

 まあ麺類って飽きないでしょ、っていう話もありますが(このシマダヤの流水麺にもいろんな種類があるものね)。かといって、食べ控えするわけにもいかず(だって暑いから、おいしいんだもの)。

 もうこうなったら、何も考えずに行けるところまで行って、飽きたらそのとき考えます。



 もう一つ問題が。ホッピー飲んじゃおうかな(今度は酒飲みの話ね)。暑いから、おいしく飲めそう。

 しっかし、これまた今から、今の時期から飲み始めちゃうの、っていう感じ。暑いし、ウイスキーは値上がったし(すんごい上がりましたよね、一気に200円くらい)。

 私なんか、やむなくウイスキーは、カティーサークを飲んでます(だって税別999円だから)。頼みの、サントリーホワイトとバランタインが一瓶、税別1400円近くするとあっては。ただただ驚く。

 すでにちょくちょく缶ビール飲んでんだから、早めにホッピーに移行した方がいいのかも(その方が安上がりだし)。



 暑い話はこの辺にしておき、ひょんなことから、書道を始めることになるやもしれず。

 「書道事始め、書道話」として記事を書いてきましたが、途中で止まってました(道具を揃えている段階でしたね)。

 それが何で再開なのかというと、例の、将棋道場通いで、千駄ヶ谷の将棋会館道場へ行き始めたわけですが、そこで手渡される対局カードに名前を自分で書かないといけない。

 普通は受付が書くんですけどね。何で自分で書かないといけないのか。そりゃ受付が書くのが面倒なので、客に書かせるという、商売のあり方として、とてもいいとは思えず。

 で、問題は書くのはいいとして、この将棋会館道場、少々変わっているのは、帰るときに、この対局カードを手渡される、つまり持ち帰るという。

 普通は持ち帰れない。数年分は取っておくという道場もあるわけで、これも溜まったのを捨てるのが面倒、ということなのかも。しかしながら、これには利点もあって、その日の対戦相手、勝ち負け、がわかるという。

 持ち帰ること自体は、個人的に構わないんですが、この対局カードの自分の名前は、自分で書いたから、自分の字なんですよね(当たり前ですが)。

 これが嫌。ものすごく嫌。自分の字が汚いから。まあ道場でそう意識して綺麗に書こうとしているわけじゃないですが、にしてもひどい字。

 せっかく持ち帰って、家でこの対局カードを見たときに、そこに自分で書いた、汚い字の自分の名前を見るのが嫌。嫌というより、もはや苦痛に近い。

 なので書道を再開して、自分の汚い字を直そうという。それも早めに。

 独学っていうか、まあそうなるんでしょうけど(昔、小学生の頃、習字を習ったことがありますけれど)、通信教育のボールペン習字を、自分で筆と墨と硯でやるような感じでしょうか。

 結構、本人、深刻です。せっかくの対局カード、もちろん大事に取っておいてます(ってもまだ3枚しかないですけどね)。そこに綺麗な字の自分の名前を見たい。

 さてどうするのか。書道の道具は、あとは筆に文鎮にフェルトの下敷きくらいで、一気に(大してお金がかからずに)揃えられます。

 ただし時間が取れるかどうか。現状でもかなり手一杯なので、悩ましい。すぐに結論は出なさそうですが、夏前には方針を決めたいです。



 ホント、人生わからないもんですね。

 クラッシックギター独学のモチベーション(動機づけ)は、ギター雑誌を買えるご身分になりたいという欲だし、書道の方は、まさかの将棋道場の対局カードが契機で再開したいということだし。

 憧れもいいけれど、案外、切実な、あるいは身近な、素朴なことから、物事は始まるのかも。

 いきなり、すごくなりたい、では疲れるものね(時間もかかるし)。

 私がクラッシックギターをすらすらと弾けるようになる、そんな姿はピンと来ないし、全く想像できない。将来的にそれに近づけたらいいなと。

令和6(2024)年 公募美術団体展その2(第90回記念旺玄展その2)

2024-05-17 17:30:22 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日、アルバイトから帰宅すると、旺玄会から封書が届いていて、無事入選しました。これで2回目。

 木曜って、遅いよなあ。そういえば、去年も遅かったかも。


 懇親会や作品講評会への出欠は、できれば同封のQRコードで、ということなので、スマホのカメラで読み込み、どちらも欠席と回答。

 無事に入選しましたので、予定通り、来週の水曜に母と見に行ってきます。


 受賞とか巡回展選出とか、そういったことは一切ありませんが、入選していれば、それでよし。御の字です。

 とりあえずご報告まで。

将棋道場通いその17

2024-05-16 03:00:00 | 将棋、チェス、囲碁、麻雀、花札、クラッシックギター、社交ダンス、乗馬、書道
 12日の日曜に千駄ヶ谷の将棋会館道場へ行ってきました。これで3回目。

 11時30分過ぎに家を出て、12時40分過ぎに到着。

 お客さんの数が、やや少なかった気がしましたが、しばらくして気づくと、いっぱいに。

 ここのお客さんは大半が子供たちで(小学生と思われる)、それに混じって、中学生や大人たちがいます。大人たちが(私もその一人ですが)、歓迎されているのかどうか、内心疑っている私。

 マナー守って普通に指しているだけなので、大丈夫でしょう、たぶん。

 今回の結果は、2勝4敗。17時40分頃に引き上げて、18時40分過ぎに帰宅できました。

 まだ行く時間がはっきり決められなくて。正午に家を出て13時に着き、17時過ぎに引き上げるのがいいかなと。

 少なくとも出発時間を決めておかないと、家でもたもたして、結局行くのが面倒になりがち(実は今回もそう)。


 それでは対局内容を。

 1局目(負け):対参段、後手番。相手は三間飛車で、自分は向かい飛車にしようと思ったら、序盤のこの出だしで大失敗し、なんとか勝負形に持ち込むも負ける。当たり前。丁寧に指そうと思うなら、盤面をちゃんと見なさい。

 2局目(勝ち):対弐段、後手番。相手は四間飛車、こちらは三間飛車に。2局続けての相振り飛車。今度は相手が序盤で大失敗し、私が優勢に。ところが私の読み抜けで(っていか、ちゃんと手を読んでないし)、形勢を一気におかしくし、悪くなるも、相手に助けられ、勝つ。

 3局目(負け):対初段、左香落ち。相手は三間飛車、こちらは向かい飛車に。左香落ちの上手での相振り飛車、ちょっと困ってます。あまり左香がないことを意識しない方がいいのかも。端攻めできないこともないですし。相手に中央から攻められて負け。私の序盤の駒組みが変。

 4局目(負け):対参段、先手番。角換わりに。私は棒銀を選択。ちょっと不思議な指し方をされて、銀を後退することに。その後の攻めの構想がおかしく、負け。

 5局目(負け):対参段、後手番。相懸かりに。自分なりに考えておいた作戦に出るも、序盤の指し方が方針と違い、作戦負けし、やや無理気味の攻めをせざるを得ず、負け。

 6局目(勝ち):対四段、先手番。先手番で考えておいた、私なりの作戦が成功。
 この指し方だと、振り飛車になるか居飛車になるかはそのとき次第。できれば居飛車にしたかったのだけれど、あそこまで警戒されてしまっては、飛車を振るしかなく、四間飛車に。
 序盤で作戦勝ちし、そのまま優勢を拡大、攻めて勝つ。最後は、盤上で眠っていた角が好所へ飛び出し、そこで相手が投了。


 以上なんですが、勝った2局は相振り飛車と四間飛車。相居飛車は2局とも負け。これではダメじゃん。

 しかしながら負けた相居飛車2局の序盤の指し方は、前回に比べると圧倒的に改善(前回は悲惨でした)。そして勝った2局ともに、実力パワーアップ作戦(次の一手問題集を解く)の効果が出ました。今までの自分だったら、しなかった攻め方、寄せ方ができました。

 というわけで収穫は大きかったんですが、やっぱり手が読めてない。読み抜け、ボケが治らない。正直、困ったもんです(とはいえ多少はましになった感じですが)。

 まあ地道に棋力アップの努力をし、危機意識を持ちつつも、気長にボケが治るのを待つしかなさそうです。

 次回は26日に行く予定。その間に、喫緊の課題である、左香落ちの上手番対策を立てないと。


 蛇足)飛車を振れば、勝つんだよな(ぼやき)。

 付)前回が1勝5敗で、今回が2勝4敗。多少は、ましになっている感じでしょうか。

 注)ああ、とにかく相居飛車の感覚が欲しい。序盤もそうだし、中盤もそう。どういう方針で指すのか、ちょっと見えてません。
 尤も、ちょっとやそっとで身につくわけもないので(だって今まで振り飛車ばっかりだもの)、貴重な相居飛車の機会を大切にしつつ、番数をこなして早めに何とかしたいです。

油絵追試その11

2024-05-13 03:00:00 | 新・絵画制作記
 昨日、既に描き終えたF20号(風景画)への2回目の自作ワニス塗布。前回、1回目の塗布が4月7日でしたので、5週間経ってます。


 さて前回の記事、「油絵追試その10」(2024-04-08 の記事参照) で、画面がやや暗くなったような気がしたとか書きましたが、それは勘違いでした。

 そして1回目の塗布がどれぐらいで乾くのか、経過観察していたら、ちょうど一週間で指触乾燥してましたので、乾燥速度は望んだ通り、成功でした。

 しかしながら、大してワニスの効果が見られず(つまりは私が思ったほどではなく)、ちょっとがっかりし、「まあこんなものだよね、そうそう、うまい話なんてないよね」とか思って、ほったらかしに。

 指触乾燥時間だけはちゃんと把握したので、あとはもうどうでもいいや、って感じでした。


 ですが、ワニスって大体2回かけるものなので、重い腰を上げて、昨日、2回目の塗布をしたんですが、ここで驚きが。

 あれから時間が経ってみると、おお、ちゃんと1回目のワニスの効果が出てるじゃないですか。しかもばっちりと。

 俄然、やる気になり、2回目の塗布。

 もうこれでワニスがけ自体は終了です。あとは指触乾燥してみて、どんな効果が画面に現われるか。


 とりあえず一週間後に見てみてどうか。2回目の塗布で、もしこの自作ワニスの威力が増しているようなら、これは今後、私の油絵の強力な武器になり得ます。

 そうなると、今度は画面の暗い絵で試したくもなります。

 意外な展開で、自分で自分にビックリ。ちょっと色めき立ってきました。


 注)今回でいったんこの「油絵追試」は終わりにするつもりでしたが、あともう一回だけ投稿します。

 付)この自作ワニスの使い方、今後の油絵制作にどう生かすか、考えていきます。ワニス、つまり仕上げ用ニスなんで、本来は完成した画面に塗るだけなんですが、それ以外の使い方を検討中です。

 前々から考えていて、そんなうまい手があればと。それが実現するかも(別にそんなスゴい技を編み出すわけじゃないんですけどね、ある効果を出せればいいなと)。

 蛇足)今年の旺玄会東京支部展、ひょっとしたら、自作の大規模なテストになるのかも(作品の大きさは小さいですが)。

お知らせ~第472週のカテゴリー

2024-05-12 08:37:30 | 随筆(日記、旅行)、お知らせ、こぼれ話
 来週の定期投稿(月、木、日)カテゴリーは、「絵画制作記」「将棋」「お知らせ」の予定です。

 こぼれ話をいくつか。

 第80回旺玄展の審査結果がまだ郵送されてきてませんが、おそらく来週の火曜でしょう。

 というのも搬入日が今週の水曜と木曜でしたので、審査は金曜、土曜、日曜のはず。どの公募美術団体展も審査は大抵、搬入日の翌日から3日間かけて行われます。

 だから来週の月曜に投函されるはず。よって火曜というわけ。まあ月曜の夕方に届くという可能性もありますが(同じ都内なので)。

 昔は気を揉んだりしましたが、今はそうでもないですね。公募展慣れしたというより、ある程度の実力をつけたという自覚があるので、安心感があるのでしょう。

 しかしながら、入選しないと作品が発表されないので、それはそれで痛いし、残念だし、困ってしまう。

 私は個展やグループ展をやらない主義ですが、そろそろ再考の時機かもしれません。ちょっとした考えがあるんですが、いつか実行に移すかもしれず、そのときは記事にします。



 さて、来週の私のアルバイトは火曜が休みで、水曜が出勤。急な話でしたが、受けました。直属の上司が急な会議に出ないといけないそうで。

 火曜と水曜が入れ替わっただけなんですけどね。水曜は、会議は午前中で終わるそうで、午後には直属の上司が戻ってくるそうなので、入れ替わりで私が帰るという。

 火曜休みといっても、特に利点なし。この機会を生かしようもなく、いつも通りです。何かいいこと、ないかなあ。



 本日は将棋道場へ行く日。千駄ヶ谷の将棋会館道場へ行ってきます。これで3回目。いや、まだ3回目か。隔週なのでやむなし。

 もうね、お習い事に通っている気分です。もちろん将棋を一生懸命やっているものの、実戦不足が解消され、ボケが治るのはいつのことやら。



 今日は母の日。前日にそのお祝いめいた夕食を自宅でしました。っても、いつもよりちょっとだけ豪華な夕食を作っただけなんですけどね。そしてスーパーで買った鉢植えのハーネーションを手渡しました。

 予定がずれてしまい、今日、将棋道場へ行くので、母の日は昨日になってしまいましたの。ですが、明後日の休みに、どこかで外食することにしてます。

 近場ですが、いえ別に予約なんかしてませんが、ちょっとだけ贅沢したいと思ってます。

令和6(2024)年 公募美術団体展その1(第90回記念旺玄展その1)

2024-05-09 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日が搬入日でした。たまたま水曜でして、私はアルバイトがお休み。なので直接搬入(自分で出品作を持っていくこと)しました。

 まだ入会を許されていない、一般公募での出品なので選外(落選)も当然あり得ます。入選するにせよ、しないにせよ、搬出(作品の引取)も自分で行います(搬出日は火曜でアルバイトの日ですが、有休が取れました)。

 さて久し振りの、おそらく5、6年振りの直接搬入。でも慣れたもの。私は車の運転免許がないので、電車(西武新宿線高田馬場経由JR山手線上野駅下車)で運びました。

 午前8時30分過ぎに家を出て、会場となる上野の東京都美術館の搬入口へ着いたのが、受付開始の午前10時過ぎ。帰宅は午前11時30分過ぎ。

 天気が心配でしたが、直前の天気予報では午後3時から雨予報。朝は晴れ間も見えての、安心しての直接搬入でした。



 今回、個人的に面白いことがあって、私の出品作(F50号の歴史上の人物画)の題名が、いいのが思いつかず、描いた人物の名前だけにしたんですが、西武線の車中で、ふと、いい案が浮かび、これだ! と決まったものの、持参の申込用紙や出品作貼付けの用紙などを直すのに、ボールペンを持ってなかったので、高田馬場駅構内の売店でボールペンを買い、会場で書き加えたという(もともとの題名の人物名に一言つけ加えただけです)。

 初めてですね、こんなこと。別に車中で題名のことをどうしようか、考えていたわけじゃないんですけど、題名が今一つなんだよなあ、とか、ぶつくさ頭の中で思っていたら、ふと思いついたという。

 まあ会場受付でボールペンを借りてもよかったんですが、なるべくそうした厚かましいことはしたくなかったもんで。



 去年のが入選しているので、さすがに今回のも大丈夫だと思いますけれども。実は、選外搬出は展示作品搬出と日取りが違うので、もし選外だと搬出日はアルバイトの日なので、どうしよう。

 といってもアルバイトは午前中で上がって午後休めればいいので、たぶん大丈夫だし、引取に行けないときは、旺玄会指定の委託業者に電話して保管を頼めばいいだけ。

 とはいえ、後日自分で引取に行ったときに保管料を支払う必要があるけれど。一週間当たり千円だから、早めに引取ればどうということのない金額です。



 さあ、どうなりますか。入選か、選外か、の結果は郵送で通知されます。またそのときに記事にしたいと思っています。



 付)搬入出を業者委託すると、税込1万3千円かかるので、たいぶお金が浮いたことになります。自分でやれば電車賃だけ、搬入と搬出、合わせて2千円切る額です。

 注)ということは1万1千円浮くのね。かなりの節約。

 蛇足)いつも思うんだけど、帰りにどこかへ寄ってくるとかすればいいのに。っても画面保護でつけた段ボールを持ったまま、あちこち歩き回るのもどうよ、ということで毎回直行直帰してしまうのだけれども。

 *予定では「グルメ、健康」の記事でしたが、変更しました。

油絵習熟(兼自作溶き油)テストその9

2024-05-06 03:00:00 | 新・絵画制作記
 先週の水曜、5月1日に制作。

 もうね、このF6号5枚は次回で全部終了ですね。Ⅰ枚目は手を入れて完成、4枚目はこれはこれで面白いので、手を出さずに完成。

 2枚目と4枚目を次回で仕上げます。5枚目は手を出しませんで(どこまで描くかはっきりしなかった)、次回に描いて終わりにします。


 十二分に満足のいく結果を得られています。「令和6年 旺玄展出品作 制作記」のF50号の成果と合わせ、これからの制作に生かします。

 その第一弾が今秋の旺玄会東京支部展出品作になります。


 残るF6号3枚、早く終わらせたいですが、雑にならぬよう、最後まで丁寧に描いて仕上げていきます。