命って何だろう。
先月、お盆あたりの事でしょうか。
私が毎日泣いていると言っていたのは、
愛する息子が病に臥せっていたのが原因でした。
脳の障害で、老犬になると発生するらしく。
「だるまさんが転んだ」って動画を投稿しましたよね。
病気を発症したのは、あの翌日の事でした。
前庭疾患といって人間でいうところのメニエール病みたいなものらしく。
夜、突然、地面に転がったかと思ったら、4時間ほどけいれんを続けていたのだとか。
目が回転して、起き上がられず、ぐったりする彼。
先生曰く、この病気事態が直接の死因になることはないものの、
薬の相性や体力の低下を考えると、突然死や寝たきりもありうると。
そして、幸いにも回復できたとしても後遺症が残るとのことでした。
毎日、ぐったりとしていて、食事せず、弱っていく彼を見て。
撫でることは刺激になるので控えるように、と言われ、私はなすすべもなく。
ちょっと前まで走り回ってた子が、
起きることもできないなんて、あり得なさすぎて。
そんな中、夏の暑さもあってか、
知人のワンちゃんが他界したという連絡を数件いただき、
さらに私はダークモードへ。
前に飼っていた子とのお別れ想いだし、さらにダークへ。
家族の中では、
「治ってほしい」という気持ちと、
「もうダメなんかなぁ」という気持ちが向き合っていました。
そんな中、救いとなったのが、娘の存在です。
彼は、娘のことを妹のように可愛がり、ときにライバル視しています。
彼にとっては、娘の姿を見るのが、何よりの薬。
もしものことがあるかもしれない、そんなことを想像して、
私と娘は毎日実家へ通い続けました。
お昼はお世話をして、涙をこらえつつ、
夜家に帰ってきては涙が止まらない日が続きました。
初めの1週間は毎日病院で注射。
2週間目からは、1日おきに注射。
病院のお盆休みを挟んだこともあり、投薬に切り替わりました。
その後1週間で、2日おきの投薬に。
実は、この辺りが、一番再発しやすい時期ということで懸念していましたが、幸いにも症状は出ず、無事に通過。
食欲もだんだんと出てきて、しっかり食べるようになりました。
投薬も3日おきに切り替わりました。
そして……今日は、台風の中、元気に走っていましたw
(私の涙を返して~!!!笑)
実は1週間前、同胎のお姉さんが亡くなったとの連絡が届きました。
4人兄弟の中、ついに彼だけとなってしまいました。
彼は、癌などの手術をたくさん経験してきましたが。
そのたびに、これまで以上に回復してくれて。
元気な姿がみられるのは、本当にありがたい限りです。
「命」というものは、形を持たず、目に見えるものではなくて。
だからこそ、大切にしていきたいな、と、改めて思います。
彼を救ってくださった、獣医さん、看護師さん、
両親、娘、私を励まして下さった親愛なる友人。
そして、この投稿を目にしてくださった方へ深く感謝いたします。
どうか、みなさんの毎日が、より良いものでありますように。