今日は猫記事ではあるけど、
うちの姫たちでなく、
別の猫ちゃんのお話し。
アパートの敷地内に、
野良猫ちゃんが何匹かいる。
私の部屋はお庭があるのですが、
その塀の上が
とても細身な黒猫ちゃんの
歩道となっていた。
私は黒ちゃんに
エサをあげるようになった。
きっかけはうちの姫たち。
私の買ってきたカリカリが
気に入らないとかで、
２匹揃って食べなかったのだ。
カリカリは常に２種類
用意しているんだけど、
頑なに一方しか食べず
時は過ぎて行った。
『まいったなぁ。。。
捨てるのも勿体ないし』
と思っていたその時、
黒ちゃんがいつものように
塀を歩いていたのを見て
”これは！”と思ったと。
エサをあげているうちに、
私の中でなんとなく、
黒ちゃんへの関心は強まっていった。
彼らはアパートの敷地内を
いつもウロウロしているので、
私がパーキングへ向かう時とか
郵便物チェックに行く時などに
よく出くわした。
そんなある日、
ボーイフレンドが遊びに来たので、
ゲートまで迎えに行った。
２人で敷地内を
お喋りしながら歩いていると、
黒ちゃんが近くを歩いていた。
彼が言った。
『あれがエサあげてる黒ちゃん？』
私は答えた。
『ん～、たぶんね。
実は最近同じような黒猫が
もう１匹いることが発覚して
驚いたところ』
すると彼は、
『猫ちゃんって、
子供にもからかわれるし、
猫からも出し抜かれるんだね～
』
と言って笑った。
と、話していたそばに、
もう１匹黒猫が登場！
私は続けた。
『ね。そっくりでしょ。
だからどっちがうちの黒ちゃんだか
分からないの』
彼もその黒猫たちの
そっくりさに
ぶったまげていた
さて話はもう１つある。
その黒ちゃんに
エサをあげだしたら、
いつの間にかトラ柄の猫まで
来るようになった。
お顔はあまり
可愛いとは言えないんだけど、
人懐っこい性格で
とても可愛い子。
何度かエサをあげているうちに
気づいたことがあった。
お腹、大きくないか？
メスなのはわかっていたので、
その子のお腹が大きいとなると、
これはひょっとして
ベイビーがいるのでは？
と思った。
夏は暑く冬は寒い外暮らし。
日々の寝床や食事すら
約束されていない上に、
その辺ウロウロしているだけで
容易にレ〇プの対象となる。
自宅で姫たちの暮らしを
側で見ているだけあって、
私は心苦しくなった。
それから私は、
少なくとも朝晩と
１日２度はエサをあげた。
『元気な赤ちゃん産むんだよ
』
そんな日々が続き、
それが当たり前になってきたある日、
私は気づいた。
そう言えば、
エサあげだしたのって
いつ頃だっけか？
去年の春ごろとか。
あれから夏が来て、
秋が来て冬が来て年が終わった。
そしてまた
春を迎えようとしている
今日この頃だけど、
トラちゃんのベイビーは
一体いつ生まれるのだろうか。
そしてまた
ボーイフレンドが遊びに来た。
２人で食事に出掛けようと
家を出てパーキングへと
歩き始めたら、
横にトラちゃんがいた。
私が言った。
『あの子、黒ちゃんの友達なの。
一時期一緒にエサ食べにきてた』
へ～という彼に
私は説明を加えた。
『なんかねぇ、あの子
お腹が大きくて』
そこまで言ったら、
人の話を最後まで聞かない達人の彼が、
『妊娠してんじゃない？』
といつものように遮る。
私も続ける。
『だから私もそう思って
せっせとエサあげてたんだけど、
いつまで経っても
一向に
産まれない。。。
』
彼はなぜかその
”一向に”
がツボったようで、
横で爆笑しながら言った。
『猫ちゃん、また猫に
騙されてんの～
』
私は言い返した。
『騙されたって言うか～。
なんかあの子、
先端に向かって細いんだよね。
でもってお腹が出てるから
てっきり身ごもってると思ったけど、
いつまで経っても
痩せないじゃない』
それを言ったら、
ちょっと戻って
トラちゃんを改めて見に行った彼。
戻ってきてまた爆笑しながら言った。
『ホントだ！！！
先端に向かって細い
あれは妊娠してるように
見えるわ～』
というわけで、
結局私は、
２匹の野良猫ちゃんから
まんまと騙されていたと、
彼からとっても笑われた
お話しでした
さて、
今日こちらは日曜日。
今週は土曜出勤だったので、
今日と明日がお休み。
今週末は、
猫たちとまったり過ごそうと
思ってます。
今朝のお姫さまたち。
ベッドの上の日向を見つけて
ぬくぬくタイム。
それではみなさま、
今週もマイペースで
楽しくいきましょう