地獄の5丁目3番地:苦手な法律クラス | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

 

Spring 2022

 

私はこの学期、

初めて3クラス取った。

 

 

 

先にも述べた

エンバーミングクラスと

遺体修復クラスに加えて、

法律クラス。

 

 

うちの学部では、

2種類の法律クラスを

取らなければならない。

 

 

まずは法律Ⅰとして

ビジネス法律。

 

 

そのクラスをパスできたら、

次に法律Ⅱとして

我々の職業に関する法律を習う。

 

 

しかしこの法律ってのが、

英語をネイティブとしない私には

決して簡単ではなかった。

 

 

一緒に取っていた

エンバーミングクラスも

修復クラスも、

レクチャーとラボがあるクラス。

 

 

これだけでも大変なのに、

更に、理解に難しい

法律クラスを取るってのは、

正にチャレンジだった。

 

 

その事は先輩にも言われた。

 

 

『次は何取るんだ?』と聞かれ、

 

その3クラスを言ったら、

『おいおい!

ラボがあるクラスを2つも取って、

さらに法律となると

それは相当勉強しないと

ちょっと厳しいぞ』と。

 

 

なのになぜ取ったか?

 

 

この時、

卒業までに残された学期は、

この春の学期とその後の秋の学期の

2学期のみだった。

 

 

そして残ったクラスは5クラス。

星エンバーミング

星遺体修復

星法律Ⅰ

星法律Ⅱ

星キャップストーン

 

 

もし今学期3クラス、

来学期2クラスとしたら、

今学期にもし1クラス落第しても、

また来学期に再受講できる。

 

 

しかし、今学期2クラスで

来学期に3クラスで、

今学期1クラス落第したとしたら

来学期は4クラスになってしまい、

これはもう全てパスするのは

不可能に近いし、

卒業が1学期延びてしまう。

 

 

それに、来学期は最後の難関、

キャップストーンが待っているので、

少しでも集中する為には、

やはり取るクラスは少ない方がいい。

 

 

というわけで、

この学期は3クラス取ったけど、

優先させる勉強は

エンバーミングと修復クラスと決め、

法律クラスに関しては、

来学期に再受講する為、今学期は

”ほぉ、こういった感じね”

と内容を軽く理解する程度でと

考えていた。

 

 

と、かなり大変な学期に

なる感じであったけど、

憧れのエンバーミングを学べる

という現実が

モチベーションをあげていたので、

ストレスよりも

楽しみの方が勝っていた。

 

 

そしていざ学期の初日、

面白い事が判明した。

 

 

クラスメイトで

3クラス取っていないのは、

以前記事にした

トラブルメーカーの

バカンジー1人だけだったのだ。

 

 

我々はCOVID-19時期の

生徒だった関係で、

本来3クラスずつ取るところを、

入学当初から2クラスだったり、

2クラスか3クラスかは、

生徒の意志にまかせるという

自由選択の機会を与えられていた。

 

 

がしかし、

COVID-19も落ち着いてきて、

クラスもZoomからキャンパスに

徐々に変わり、

この学期からは全てが通常に戻った。

 

 

バカンジー以外の全員は、

そういった変化に順応しながら、

卒業までのプランをしっかり立てての

今学期3クラスだった。

 

 

しかし、ぱっぱらぱーな

バカンジーちゃんだけは、

なぁ~んにも考えてなかったので、

1人置いてけぼり状態となったのだ。

 

 

しかもこの法律クラスでは、

我々より1つ後輩のクラスと

合同になったんだけど、

ヤツは我々たちと座る事はなく、

1人外れたところ、

後輩たちの中に混ざって座っていた。

 

 

理由は私が居るからなんだけど、

それでもヤツに話しかけていく

クラスメイトが居ないってところも、

今までどれだけクラスメイトたちと

交流をもってこなかったかってのが

浮き彫りとなった瞬間だった。

 

 

ヤツの孤立ぶりは

この法律クラスの

ディスカッションボードという

課題でも現れた。

 

 

別のクラスでもあった課題で、

先生が出すトピックに関して

そのディスカッションボードに

自分の意見をアップし、

1人~3人のクラスメイトの意見にも

コメントをするというもの。

 

 

クラスの人数は全部で

40人くらいだったと思うけど、

10回あったそのディスカッション、

バカンジーの投稿にコメントがあったのは

たったの2度くらい。

 

 

それも

後輩たちのクラスメイトであって、

我々のコホートに関しては、

誰1人としてヤツの投稿には

コメントしなかったのだ。

 

 

更に凄いのが、ヤツはヤツで、

私以外の自分のコホートメンバー

ほぼ全員にコメントを

残していたんだけど、

それでも誰も、

ヤツの意見にコメントをしなかった。

 

 

私はヤツが

例の経理クラスのプロジェクトで

とんでもない事をし、

その結果、我々が危うくクラスを

落第しそうになったこと、

ナンシーが退学になったことは、

誰にも言っていない。

 

 

なので、ここで私もはじめて、

バカンジーどれだけ好かれていないか、

という事実を

実感することになった。

 

 

もう1つおまけで、

もっと面白い事があった。

 

 

その経理のクラスを取っていた時、

バカンジーが、

職場に入って来た新人に関して

文句を言っていたことがあった。

 

 

その新人の名前はメーガン。

 

 

ヤツ曰く、メーガンは、

バカンジーのが先に入っていて

仕事ができることや、

コンピューターにアクセスする事を

許可されていた事などに嫉妬して、

マウントを取ってくるイヤなヤツ

だと散々私とナンシーに言っていた。

 

 

そしてそのメーガンは、

この法律クラスで

我々コホートと同じクラスになった。

 

 

するとどうだろ、

今度は私と揉めて孤立したから、

そのメーガンにびったりと

くっつくようになったのだ。

 

 

悪口を言っていたくせして、

自分が1人になったら、

ほいほいとくっついていく、

結局1人では

何もできない弱虫ちゃん。

 

 

こういった人間って

世の中には割といるけど、

結局は自分がない

哀れな人間だと私は見ている。

 

 

クラスに話を戻すと、

結局この学期で私は

星エンバーミング

星修復

星法律Ⅰ

で、残りのクラスは

星法律Ⅱ

星キャップストーン

だった。

 

 

一方ヤツは

星エンバーミング

星法律Ⅰ

で、残りが

星修復

星法律Ⅱ

星キャップストーン

 

 

ここで1クラス差がついたけど、

これがまた、

思ってもいない流れに

なっていくのでありました。

 

 

でもそれは、

またちょっと先のお話しキラキラ