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幕末、連続11場所2桁の引分相撲

2024-04-26 14:08:40 | 日記
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 自家製ノートには江戸・明治期に
おける各本場所ごとに引分け数を記
入している。鳥渡ばかり話題を披露
してみたい。
 幕末期、嘉永二(1849)年冬から…
同七年冬までの連続11場所の幕内
取組における引分け相撲の数値は下
記のとおり。

嘉永二年冬 102番うち14分
 〃三年春  90   16分
 〃三年冬 114   14分
 〃四年春  60   13分
 〃四年冬  93   15分
 〃五年春  84   14分
 〃五年冬 112   11分
 〃六年春 103   11分
 〃六年冬 102   11分
 〃七年春  99   11分
 〃七年冬  92   10分

 私見・愚考をふたつ。
①当時の相撲内容は、あくまでも勝手な
想像だが、「押し相撲」は極めて稀で、大
抵が土俵中央附近で“がっぷり四つ”になる。
②「日本史」的に俯瞰すれば、「黒船来航」
に象徴される如く、日本内・外でどこから
ともなく不穏な空気━雰囲気は土俵上にも
反映し、互いに廻しを引きあう熱戦が少な
くなかったと思える。
 畢竟、平成・令和の「緊張感」を欠いた
“底”の浅い「現代相撲」と対蹠的だった筈。
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