不登校のお子様が、なかなか外の世界に出ていけないのは、
自信を失っているからです。
その自信をどうやって取り戻させるかが、不登校の状況から
脱出するカギとなります。
自信を取り戻させるには、さまざまなことが考えられますが、
学校で学んでいる子供たちが、最も自信を取り戻しやすいことは
やはり勉強でしょう。
勉強すること自体に、「自分にも勉強する力はあるんだ」
と自信を取り戻したり、
勉強して、分からないことが分かるようになって、
自信を取り戻したりするケースは多いです。
問題は、どうやって勉強に取り組む意思を、不登校の状態にある
子供たちに持たせられるか、ということです。
それには、勉強する意味や目的をしっかり伝えることでしょう。
高い学歴や偏差値を身につけることではなく、
「考える力」
を高めることが、勉強する目的であることを、
子供たちに伝えてあげてください。
考える力は、人生を切り開くための、とても大切な力です。
例えば人生の岐路に立って、Aにしようか、Bにしようか
迷ったとき、考える力が正しい選択のカギになります。
考える力が高い人は、正しい選択をできますが、
そうでない人は、自分が不幸になる選択をしてしまうのです。
あるいは、壁にぶつかってしまったような時、
何がうまくいかなくて壁にぶつかっているのか、
考える力を使って原因を明らかにし、
壁を乗り越えることができます。
勉強する意味や目的を伝え、
勉強にやる気を持たせて、勉強するように導き、
その結果、
分からなかった勉強が徐々にわかるようになれば、
不登校の子供たちの自信は回復していきます。