こんにちは。奥村渉です。
本日もわたしのブログに
お越しくださいまして、
まことにありがとうございます。
今回は文末にお知らせが2つあります。
ぜひ、最後までお読みください。
装丁は、シンプルなライトグリーンに、
『できる!』を黄色のフキダシで、
目立たせていますね。
ビジネス文書という堅いノウハウ本ですが、
色のせいか、気軽に手に取れそうです。
2006年に刊行されたこの本の編者は、
倉澤紀久子さん。
著者ではなく、編者なんですね。
略歴です。
1956年、東京都生まれ。2002年に、
成蹊大学文学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスの編集者、ライターに。
絵本、翻訳書、美術・歴史書、実用書など幅広いジャンルの企画編集に携わる。
旅館の女将に就職します
この本を著者として出版されていますね。
この本を原作としたドラマが、
NHK総合テレビの「よるドラ」枠で、
2003年3月31日より、
6週間に渡り放送されていたそうです。
女将塾という、
旅館の女将さんを養成する教育機関で、
女将になるべく修行する一期生の奮闘と、
この女将塾をつくった人たちを
描いたドキュメンタリーです。
五木寛之さんの、
『新・幸福論』の編集や、
2016年6月発行の、
『佐藤愛子の役に立たない人生相談』の編集に
名前を連ねていらっしゃるので、
今もポプラ社で活躍されている様子です。
現役の、編集・出版の『プロ』
による書物です。
この本の大きな特徴としては、
『左開き』の『横書き』で
構成されている点でしょう。
まるで参考書ですね。
さらに、全190ページの中に、
文例がなんと136(!)もあります。
明らかに、読み物ではなく、
徹底して、『実用書』として、
考えられたつくりです。
目次は、
はじめにさらに、巻末にコラムとして
1 ビジネス文書の基本
(ビジネス文書の種類と目的ビジネス文書の構成 ほか)
2 社外文書
(社外文書の基本 通知の文書 ほか)
3 社交文書
(社交文書の基本 季節の挨拶状 ほか)
4 社内文書
(社内文書の基本 願・届出・申請の文書 ほか)
文書の取り扱いルールが掲載されています。
重要文書の管理
わたしがもっともこの本で、
役に立ったと感じたのは、
P24、P25にある、
「慶賀の挨拶」「感謝の挨拶」の、
フローチャートです。
個人、組織どちらに対しても、
挨拶をすることがたまにありますが、
人、組織にどのことばを使ったら良いのか、
分からなくなることがしばしばありました。
例えばこの本には、
ネットで調べるより、
ソースが信頼できますし、
裏付けに時間をかける手間が省け、
とても助かっています。
慶賀の挨拶では、
- には/におかれましては
- いよいよ/ますます/いっそう
- ご清祥/ご清栄
- のことと/の由/の段/の趣
- お喜び申し上げます/お慶び申し上げます/大慶に存じます/慶賀の至りに存じます/拝察申し上げます/何よりと存じます
挨拶が作れるようになっています。
もちろん、目下目上の序列、年次などを、
考えて使う必要はありますが、
急に挨拶をしなくてはいけない機会には、
とても助かりますね。
感謝の挨拶も同様に、
- いつも/日ごろは/平素は/このたびは/毎々/過日は
- 格別の/色々と/何かと/ひとかたならぬ/公私にわたり/並々ならぬ
- ご厚情/ご高配/ご指導/ご厚誼/ご厚志/ご教示/お引き立て/ご芳情/ご協力/ご愛顧/ご支援/ご用命
- をいただき/を賜り/にあずかり/をくださり
- 深謝いたします/厚く御礼申し上げます/誠にありがとうございます/心より感謝申し上げます/深く感謝しております/謹んでお礼申し上げます
立派な挨拶文がつくれます。
本のタイトルは『ビジネス文書』ですが、
結婚式やパーティなどの席でも、
挨拶する際にはじゅうぶん使えますね。
また、その後に続く、
さて/ところで/承りますれば などの起語といった、よく使う言い回しも、
つきましては/~いたしたく などの主文、用件
まずは/とり急ぎ/以上
まとまっているので便利です。
さらに、「清栄」「清祥」といった
紛らわしい漢語の違いについての解説と用例
「通知」や「案内」の違い、
『事物』や『人』の口語⇔文語の言い換え、
封筒やハガキのマナーなど、
『ビジネス文書の基本』には、
社会人として、
いまさら聞けないけどとても大切な内容
がぎっしり詰まってます。
これだけでも、手元においておく価値が、
じゅうぶんあります。
「できる!」と言わせるビジネス文書 (これでOK!)
この本のキモである文例は、
すべて具体例があげられ、
汎用的に使えるのはもちろんですが、
なんと一つ一つの項目にまで、
解説が載っています。
例えば、P41の社外文書の基本には、
そのまま使えそうなレイアウトの文書が、
わかりやすく図で掲載されていて、
さらに、各項目に番号が振ってあります。
その番号ごとに、
何をどういう意味で書くのか、
解説してくれるのです。
1 日付。文書を発信する年月日
5 頭語(拝啓など)。冒頭に必ず入れ、1字下げない。
6 前文。頭語のあと1字分あけて(新緑の候などの)
時候の挨拶を書き、慶賀・感謝の挨拶を書く。
こんな感じです。
かゆいところに手の届く親切さですね。
私は、小規模ながら事業を始めているのですが、
この本に出会えて、文章に迷うことがなくなり、
本当に良かったと思っています。
自分が今まで、漠然とおこなっていた、
文書についての常識が、
正しいものは裏づけがとれ、
間違えているものはその理由がわかり、
今後は、自信を持って書けそうです。
ビジネス文書の基本書として、
総務部や、営業などの、
日常的に文書に携わる人はもちろんですが、
リーダーや部門長になった人、
普段あまり文書を書きなれていない人は、
イザと言うときのためにも、
持っていると心強いと思いますよ。
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